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公開番号2025138263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037252
出願日2024-03-11
発明の名称開口部装置
出願人三協立山株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E05B 65/10 20060101AFI20250917BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】本発明は、使い勝手の良い非常時の開口部装置解錠手段の提供を課題とする。
【解決手段】本発明は、障子と枠を備え、障子と枠のいずれか一方はロックピンを有し、他方はロックピン受けを有し、ロックピン受けは、ロックピンをスライド自在に係止する係止領域と非係止状態の開放領域を形成するものであり、ロックピンは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか一方で動き、ロックピンをロックピン受けに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、ロックピン受けは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか他方で動き、ロックピン受けをロックピンに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、障子は、ロックピン受けの開放領域にロックピンが到達したときに解錠されることを特徴とする開口部装置とすることで前述の課題を解決した。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
障子と枠を備え、
障子と枠のいずれか一方はロックピンを有し、他方はロックピン受けを有し、
ロックピン受けは、ロックピンをスライド自在に係止する係止領域と非係止状態の開放領域を形成するものであり、
ロックピンは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか一方で動き、ロックピンをロックピン受けに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、
ロックピン受けは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか他方で動き、ロックピン受けをロックピンに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、
障子は、ロックピン受けの開放領域にロックピンが到達したときに解錠される
ことを特徴とする開口部装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から開放できる開口部装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、縦すべり出し窓などの開口部装置が建物に設置されていた。開口部装置の中には、火災等の非常時の際に、消防士等が屋外から障子を開放できるようにしたものがある。開口部装置は、外部ハンドルを備えており、消防士等が外部ハンドルを操作することにより、内側からロックのかかった障子でも開放できるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、外部ハンドルで開放できる開口部装置は、使い勝手が悪かった。
本発明は、使い勝手の良い開口部装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、障子と枠を備え、障子と枠のいずれか一方はロックピンを有し、他方はロックピン受けを有し、ロックピン受けは、ロックピンをスライド自在に係止する係止領域と非係止状態の開放領域を形成するものであり、ロックピンは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか一方で動き、ロックピンをロックピン受けに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、ロックピン受けは、室外側操作部または室内側操作部のいずれか他方で動き、ロックピン受けをロックピンに対して係止領域と開放領域の間で動かすものであり、障子は、ロックピン受けの開放領域にロックピンが到達したときに解錠されることを特徴とする開口部装置とすることで前述の課題を解決した。
【発明の効果】
【0005】
本発明の開口部装置は、従来と比較して使い勝手が良くなった。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は実施例に係る開口部装置の外観図であり、施錠時の室外側操作側操作部の位置と解錠時の室外側操作部の位置を示している。
図2は実施例に係る開口部装置の内観図である。図2(A)は施錠時及び解錠時の室内側操作部の位置を示す内観図であり、図2(B)は、施錠時及び解錠時の室内側操作部の拡大図である。
図3は実施例に係る開口部装置の室内側操作部による施錠と解錠の説明図である。図3(A-a)は施錠時の縦枠スライダ上に固定されたロックピン受けとロックピンの位置の説明図である。図3(A-b)は解錠時のそれの位置を説明する説明図である。図3(A-c)は、室内側操作部付近の断面図である。説明のためロックピン受け、ロックピンを図示していない。図3(B)はロックピン受けの側面図と平面図である。
図4(A)は、室内側操作部構造の要部の断面図である。図4(B)は回転板の動きの説明図である。
図5は、連結板と縦枠スライダの説明図である。
図6は実施例に係る開口部装置の室外側操作部による解錠の説明図である。 図6(A-a)は施錠時の縦框補助に設けられたロックピンの位置の説明図である。図6(A-b)は室外側操作部による強制解錠時のロックピン受けの位置を示す説明図である。図6(A-c)は、室外側操作部による強制解錠時のロックピンの位置を示す説明図である。図6(B)は、図6(A-a)のB-B間の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[実施例]
(外観)
実施例の開口部装置は、縦すべり出し窓1を例としたものである。本発明は、縦すべり出し窓に限られるものではなく、適用可能であれば開口部装置の種類を問わない。
図1は、実施例に係る縦すべり出し窓1(開口部装置)の外観図であり、施錠時の室外側操作部4の位置と解錠時の室外側操作部4の位置を示している。縦すべり出し窓1は、障子3と枠体2とを繋ぐフリクションステイ(図示せず)が上下に設けられており、障子3をすべり出して開放する開口部装置である。図1の左右は、内観視の左右である。外観図である図1の左右は、内観視を基準にしたもので図示された方向になっている。障子3は、吊元側が左側にある。
右側の縦框31は、下部に室外側操作部4が取り付けられている。室外側操作部4は、略「く」の字状に曲がっており、右側の縦框31内下端付近に設けられた室外側操作部回動軸42を中心に回動できるようになっている。
消防士などが室外側操作部4を解錠方向に回動されると、室内側からロック(施錠)されていても、障子3が強制的に解錠できるように構成されている。消防士は、縦すべり出し窓1(開口部装置)を開き、消火活動を支障なく行うことが可能となる。
【0008】
(内観)
図2は、実施例に係る縦すべり出し窓1(開口部装置)の内観図である。図2(A)は施錠時及び解錠時の内観図であり、図2(B)は、施錠時及び解錠時の室外側操作部4の拡大図である。
室内側操作部5は、縦すべり出し窓1を開かぬよう施錠するものであり、図2(A)、図2(B)で図示するように、右側の縦枠21に取り付けられている。室内側操作部5が回動されることで、施錠と解錠がなされる。
室内側操作部5は、後に説明する縦枠スライダ51を移動させる移動機構が収められているため、室内側操作部5を収めるケーシングは、縦枠見込面211より内周側に飛び出して設けられる。
室内側操作部5は、操作できるのであれば特に限定されず、ハンドル、把手、レバー等でよく、ドアノブのような形状でもよい。なお、実施例の室内側操作部5は、レバーを採用している。
解錠された障子3は、右側の縦框31に取り付けられた引手35で開くことができる。
【0009】
[室内側操作部による解錠・施錠構造]
(ロックピンとロックピン受け)
図3は、実施例に係る縦すべり出し窓1(開口部装置)の室内側操作部5による施錠と解錠の説明図である。図3(A-a)は施錠時の縦枠スライダ51上に固定されたロックピン受け6とロックピン45の位置の説明図である。図3(A-b)は解錠時のそれの位置を説明する説明図である。
【0010】
図3(A-a)に図示されているように、縦枠21は縦枠ガイド溝54と縦枠スライダ51を有している。縦枠スライダ51は、図3(A-a)の施錠時には上がっているが、図3(A-b)解錠時には下がっている。ロックピン受け6は、縦枠スライダ51上に固定されており、縦枠スライダ51が縦枠21に対して上下に動くことに伴いロックピン受け6が動く。
図3(B)に図示されているようにロックピン45は、縦框31(縦框補助41)に取り付けられているため不動である。図3(A-c)は、室内側操作部付近の断面図であり、説明のためロックピン受け6、ロックピン45が図示されていない。
実施例は、ロックピン受け6が不動のロックピン45に対して動くことで解錠、施錠がなされる。
(【0011】以降は省略されています)

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