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公開番号2025161084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063983
出願日2024-04-11
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20251017BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】電子キーが車両の室内にあるにもかかわらず、電子キーが車両の室内に位置していないと誤判定されてしまうことを抑制する。
【解決手段】第1アンテナが電子キーからの信号を受信し(S11:YES)、第2アンテナが電子キーからの信号を受信したとき(S12:YES)、実行装置は、ステップS13にて、電子キーが車両の室内に位置していると判定する。実行装置は、第1アンテナ及び第2アンテナのいずれかが電子キーからの信号を受信していると、ステップS31にて、電子キーが車両の室内に位置していないと判定する。実行装置は、第1アンテナ及び第2アンテナのいずれかが電子キーからの信号を受信していても、第3アンテナが電子キーからの信号を受信すると、電子キーが車両の室内に位置していると判定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
電子キーからの信号を受信する第１アンテナと、前記電子キーからの信号を受信する第２アンテナと、前記電子キーからの信号を受信する第３アンテナと、前記電子キーが室内に位置しているか否かを判定する判定部を有する制御装置と、前記第１アンテナが位置している左側ドアと、前記第２アンテナが位置している右側ドアと、を備える車両であって、
前記第３アンテナは、車体の左右方向において前記第１アンテナと前記第２アンテナとの間に位置しているとともに、前記車体の前後方向において前記第１アンテナ及び前記第２アンテナよりも前側に位置しており、
前記判定部は、
前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれもが前記電子キーからの信号を受信すると、前記電子キーが前記室内に位置していると判定し、
前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれかが前記電子キーからの信号を受信すると、前記電子キーが前記室内に位置していないと判定し、
前記第３アンテナが前記電子キーからの信号を受信すると、前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれかが前記電子キーからの信号を受信していても、前記電子キーが前記室内に位置していると判定する判定制御を行う
車両。
続きを表示（約 580 文字）【請求項２】
前記車両のドアが開状態から閉状態になったときに、
前記判定部は、前記判定制御を行う
請求項１に記載の車両。
【請求項３】
操作されることで前記車両の駆動装置の始動要求を前記制御装置へ出力する駆動要求スイッチを、さらに備えており、
前記制御装置は、前記駆動装置を制御する制御部を、さらに有しており、
前記制御部は、
前記判定部により前記電子キーが前記室内に位置していないと判定され、かつ前記駆動要求スイッチが操作されることで前記始動要求があったとき、前記駆動装置の始動を許可せず、
前記判定部により前記電子キーが前記室内に位置していると判定され、かつ前記駆動要求スイッチが操作されることで前記始動要求があったとき、前記駆動装置の始動を許可する
請求項１に記載の車両。
【請求項４】
前記右側ドアは、前記車体の上下方向に並ぶ２つの窓ガラスを有しており、
前記第１アンテナは、前記上下方向において前記右側ドアの２つの窓ガラスの間に位置しており、
前記左側ドアは、前記上下方向に並ぶ２つの窓ガラスを有しており、
前記第２アンテナは、前記上下方向において前記左側ドアの２つの窓ガラスの間に位置している
請求項１に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、電子キーからの信号を受信する第１アンテナと、電子キーからの信号を受信する第２アンテナと、電子キーが室内に位置しているか否かを判定する判定部を有する制御装置と、を備える車両が記載されている。
【０００３】
第１アンテナは、右側ドアに位置している。第２アンテナは、左側ドアに位置している。判定部は、第１アンテナ及び第２アンテナのいずれもが電子キーからの信号を受信すると、電子キーが室内に位置していると判定する。判定部は、第１アンテナ及び第２アンテナのいずれかが電子キーからの信号を受信すると、電子キーが室内に位置していないと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００４－０８４４０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載されているような車両において、車両の大きさや形状などによっては、２つのアンテナを用いただけでは、判定部は、電子キーが室内にあるにもかかわらず電子キーが室内に位置していないと判定してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明は、電子キーからの信号を受信する第１アンテナと、前記電子キーからの信号を受信する第２アンテナと、前記電子キーからの信号を受信する第３アンテナと、前記電子キーが室内に位置しているか否かを判定する判定部を有する制御装置と、前記第１アンテナが位置している左側ドアと、前記第２アンテナが位置している右側ドアと、を備える車両であって、前記第３アンテナは、車体の左右方向において前記第１アンテナと前記第２アンテナとの間に位置しているとともに、前記車体の前後方向において前記第１アンテナ及び前記第２アンテナよりも前側に位置しており、前記判定部は、前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれもが前記電子キーからの信号を受信すると、前記電子キーが前記室内に位置していると判定し、前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれかが前記電子キーからの信号を受信すると、前記電子キーが前記室内に位置していないと判定し、前記第３アンテナが前記電子キーからの信号を受信すると、前記第１アンテナ及び前記第２アンテナのいずれかが前記電子キーからの信号を受信していても、前記電子キーが前記室内に位置していると判定する判定制御を行う車両である。
【発明の効果】
【０００７】
上記車両は、電子キーが車両の室内にあるにもかかわらず、判定部によって電子キーが車両の室内に位置していないと誤判定されてしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、車両の車体におけるアンテナの位置を示す上面図である。
図２は、車両の車体を示す側面図である。
図３は、車両を示す概略図である。
図４は、判定制御の一連の処理を示すフローチャートである。
図５は、始動制御の一連の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（一実施形態）
以下では、車両の一実施形態について、図面を参照して説明する。
＜車両の概略＞
図１に示すように、車両１０は、車体１１を備えている。車体１１の室内の空間は、左右方向Ｗにおける寸法に対して前後方向Ｌにおける寸法が２倍程度となっている。車体１１は、左側ドア１２と、右側ドア１３と、を有している。左側ドア１２は、車体１１の左右方向Ｗにおいて、車体１１の左側の側壁の開口を開閉する。左側ドア１２は、当該開口を閉じる閉状態において、車体１１の前後方向Ｌにおいて、概ね中央に位置している。
【００１０】
図２に示すように、左側ドア１２は、第１左側ドア１２Ａと、第２左側ドア１２Ｂと、を有している。第１左側ドア１２Ａと、第２左側ドア１２Ｂとは、車体１１の前後方向Ｌに並んでいる。第１左側ドア１２Ａは、第２左側ドア１２Ｂよりも前側に位置している。第１左側ドア１２Ａは、車体１１の前後方向Ｌにスライド可能となっている。第１左側ドア１２Ａは、車体１１の左側の側壁の開口のうち、前側半分を開閉する。第２左側ドア１２Ｂは、車体１１の前後方向Ｌにスライド可能となっている。第２左側ドア１２Ｂは、車体１１の左側の側壁の開口のうち、後側半分を開閉する。第１左側ドア１２Ａ及び第２左側ドア１２Ｂは、それぞれ、車体１１の上下方向Ｔに並ぶ２つの窓ガラス１４を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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