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公開番号2025175769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024082021
出願日2024-05-20
発明の名称車両の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G06F 8/61 20180101AFI20251126BHJP(計算;計数)
要約【課題】個別プログラムを正しく書き込むための技術を提供する。
【解決手段】本明細書で開示する車両の製造方法は、複数の車種で共通な共通ソフトウエアが書き込まれたコントローラを搭載した車体を用意する第1工程と、前記車体に搭載された前記コントローラに、前記車体の車種に特別な個別ソフトウエアを書き込む第2工程と、を備え、前記コントローラには、前記複数の車種で異なる特徴に対応する識別子が付されており、前記第2工程では、前記個別ソフトウエアの書き込み前に、前記コントローラに書き込まれる前記個別ソフトウエアと、前記識別子との間で整合性を確認し、前記個別ソフトウエアの書き込み後に、前記コントローラに書き込まれた前記個別ソフトウエアの間で整合性を確認する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の製造方法であって、
複数の車種で共通な共通ソフトウエアが書き込まれたコントローラを搭載した車体を用意する第1工程と、
前記車体に搭載された前記コントローラに、前記車体の車種に特別な個別ソフトウエアを書き込む第2工程と、
を備え、
前記コントローラには、前記複数の車種で異なる特徴に対応する識別子が付されており、
前記第2工程では、
前記個別ソフトウエアの書き込み前に、前記コントローラに書き込まれる前記個別ソフトウエアと、前記識別子との間で整合性を確認し、
前記個別ソフトウエアの書き込み後に、前記コントローラに書き込まれた前記個別ソフトウエアの間で整合性を確認する、
車両の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の車種で共通な基本ソフトウエアが書き込まれているECUを搭載した車体を用意する工程と、ECUに車体の車種に特別な個別ソフトウエアを書き込む工程と、を備える車両の製造方法が開示されている。個別ソフトウエアを書き込む工程では、チェックサム等を利用した検査が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-157637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の製造では、製造すべき車種に対して、正しい個別ソフトウエアを書き込む必要がある。そのため、個別ソフトウエアの書き込み後に、ECUに記憶された基本ソフトウエアと個別ソフトウエアとの間で、整合性を検査することが考えられる。しかしながら、そのような手法を採用した場合、基本ソフトウエアに変更が成されたときに、それに応じて個別ソフトウエアや検査の内容を修正する必要も生じてしまう。本明細書では、このような面倒を回避して、個別ソフトウエアを正しく書き込むための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する車両の製造方法は、複数の車種で共通な共通ソフトウエアが書き込まれたコントローラを搭載した車体を用意する第1工程と、前記車体に搭載された前記コントローラに、前記車体の車種に特別な個別ソフトウエアを書き込む第2工程と、を備え、前記コントローラには、前記複数の車種で異なる特徴に対応する識別子が付されており、前記第2工程では、前記個別ソフトウエアの書き込み前に、前記コントローラに書き込まれる前記個別ソフトウエアと、前記識別子との間で整合性を確認し、前記個別ソフトウエアの書き込み後に、前記コントローラに書き込まれた前記個別ソフトウエアの間で整合性を確認する。
【0006】
上記の構成によれば、個別ソフトウエアと識別子との間で整合性を確認することにより、製造すべき車種に対して正しい個別ソフトウエアが選択されていることを確認することができる。さらに、個別ソフトウエアの書き込み後は、実際にコントローラに記憶された個別ソフトウエアの間で整合性を確認することにより、書き込まれた個別ソフトウエアの適否についてダブルチェックをすることができる。この一連の検査において、共通ソフトウエアは利用されない。そのことから、基本ソフトウエアに変更が成されたときでも、それに応じて個別ソフトウエアや検査の内容を修正することなく、個別ソフトウエアを正しく書き込むことができる。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
製造される車両のブロック図である。
確認処理のフローチャート図である。
車両を製造する工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(車両2の構成;図1)
図1は、本実施例の製造方法によって製造される車両2を示す。車両2は、車体10と、セントラルゲートウエイ12(以下「CGW12」と記載)と、コントローラ20と、を備える。CGW12とコントローラ20は、車体10に搭載される。CGW12は、車体10に搭載されている装置(例えばコントローラ20)と車体10の外部の装置との間の通信を実行するための装置である。
【0010】
車体10には、さらに、走行用のモータと発電用のモータが搭載される(図示省略)。コントローラ20は、走行用のモータへ供給する電力を制御する第1マイコン30と、発電用のモータから出力される電力を制御する第2マイコン40と、を備える。なお、変形例では、車体10には、2個の走行用のモータが搭載されてもよい。一方のモータは、前輪駆動用のモータであり、他方のモータは、後輪駆動用のモータであってもよい。そして、第1マイコン30は、前輪駆動用のモータへ供給する電力を制御し、第2マイコン40は、後輪駆動用のモータへ供給する電力を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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