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公開番号2025160638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063306
出願日2024-04-10
発明の名称自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60T 8/1755 20060101AFI20251016BHJP(車両一般)
要約【課題】停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御をより適正に実行する。
【解決手段】自動車は、全車輪の一部または個々に駆動力を付与可能な駆動装置と、全車輪の個々に制動力を付与可能な制動装置と、停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御を実行する制御装置とを備える。制御装置は、停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御を実行する際に、停車時制御において駆動力を付与する車輪の少なくとも一部に所定駆動力に至るまで徐々に大きくなる駆動力を付与すると共に残余の車輪に十分な制動力を付与するように駆動装置と制動装置とを制御したときに、全車輪にスリップが生じないことを確認して停車時制御を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
全車輪の一部または個々に駆動力を付与可能な駆動装置と、
全車輪の個々に制動力を付与可能な制動装置と、
停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりするよう前記駆動装置と前記制動装置とを制御する停車時制御を実行する制御装置と、
を備える自動車であって、
前記制御装置は、前記停車時制御を実行する際に前記停車時制御において駆動力を付与する車輪の少なくとも一部に所定駆動力に至るまで徐々に大きくなる駆動力を付与すると共に残余の車輪に十分な制動力を付与するように前記駆動装置と前記制動装置とを制御したときに、全車輪にスリップが生じないことを確認して前記停車時制御を実行する、
ことを特徴とする自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車に関し、詳しくは、車輪に駆動力を付与可能な駆動装置と車輪に制動力を付与可能な制動装置とを備える自動車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の自動車としては、前輪と後輪との間に駆動トルク差を与えることで車体の車高を調整するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、前後輪の駆動トルクをそれぞれ独立して制御可能なトルク制御手段とを備え、前輪と後輪との間に駆動トルク差を与えることで車体の車高を調整する。これにより、スペース効率のよい車高調整装置としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-069395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の自動車では、駐車している地面の状態によっては、前輪または後輪に十分なグリップ力がないときには、前輪または後輪の一方または双方にスリップが生じ、車体の車高を調整することができない。
【0005】
本開示の自動車は、停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御をより適正に実行することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の自動車は、
全車輪の一部または個々に駆動力を付与可能な駆動装置と、
全車輪の個々に制動力を付与可能な制動装置と、
停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりするよう前記駆動装置と前記制動装置とを制御する停車時制御を実行する制御装置と、
を備える自動車であって、
前記制御装置は、前記停車時制御を実行する際に前記停車時制御において駆動力を付与する車輪の少なくとも一部に所定駆動力に至るまで徐々に大きくなる駆動力を付与すると共に残余の車輪に十分な制動力を付与するように前記駆動装置と前記制動装置とを制御したときに、全車輪にスリップが生じないことを確認して前記停車時制御を実行する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の自動車では、停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御を実行する際には、停車時制御において駆動力を付与する車輪の少なくとも一部に所定駆動力に至るまで徐々に大きくなる駆動力を付与すると共に残余の車輪に十分な制動力を付与するように駆動装置と制動装置とを制御したときに、全車輪にスリップが生じないことを確認して停車時制御を実行する。これにより、停車時制御を実行した際にスリップが生じることによる車高の調整や振動の付与が適正に行なうことができない事態を回避することができる、この結果、停車中に車高を変化させたり車両に振動を付与したりする停車時制御をより適正に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。
メインECU40により実行される停車時制御実行許否処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、本開示の一実施形態としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施形態の自動車20は、前輪用駆動装置30fと、後輪用駆動装置30rと、ブレーキ装置34と、メイン電子制御ユニット(以下、「メインECU」という。)40と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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