TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025164558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068609
出願日2024-04-19
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/658 20140101AFI20251023BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品点数が低減されても、電池モジュール間の熱伝導を抑制することができる電池パックが提供される。
【解決手段】本開示の電池パックは、複数の電池モジュールと、少なくとも1つのブラケットと、少なくとも1つの断熱部材と、電池パック容器と、を備える。電池モジュールは、複数の電池セルと、前記複数の電池セルを収容する電池モジュール容器とを有する。ブラケットは、前記電池モジュール容器に取り付けられ、前記複数の電池モジュールのうちの隣り合う電池モジュール同士を繋ぐ。断熱部材は、前記隣り合う電池モジュール同士の間に配置されている。電池パック容器は、前記複数の電池モジュール、前記少なくとも1つのブラケット及び前記少なくとも1つの断熱部材を収容する。前記断熱部材は、前記ブラケットに保持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セル及び前記複数の電池セルを収容する電池モジュール容器を有する複数の電池モジュールと、
前記電池モジュール容器に取り付けられ、前記複数の電池モジュールのうちの隣り合う電池モジュール同士を繋ぐ少なくとも1つのブラケットと、
少なくとも1つの断熱部材と、
前記複数の電池モジュール、前記少なくとも1つのブラケット及び前記少なくとも1つの断熱部材を収容する電池パック容器と、を備え、
前記断熱部材が、前記ブラケットに保持されている、電池パック。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記断熱部材が、前記隣り合う電池モジュール同士の間の空間の少なくとも一部を仕切る断熱板を有し、
前記ブラケットが、貫通孔を有し、
前記断熱板が、前記貫通孔に嵌まっている、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記断熱部材が、前記ブラケットに取り付けられており、かつ前記隣り合う電池モジュール同士の間の空間の少なくとも一部を塞ぐ蓋板を更に有し、
前記断熱板が、第1切り欠き部を有し、
前記蓋板が、第2切り欠き部を有し、
前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部とが、嵌まり合っている、請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記断熱部材が、前記隣り合う電池モジュール同士の間の空間の少なくとも一部を仕切る断熱板を有し、
前記ブラケットが、溝を有し、
前記断熱板が、前記溝に嵌まっている、請求項1に記載の電池パック。
【請求項5】
前記電池セルが、ラミネート型リチウムイオン二次電池を含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池を用いた電池パックでは、リチウムイオン電池の熱暴走の発生時に電池モジュール間の熱伝導を防止する技術の開発が行われている。
【0003】
特許文献1は、バッテリパック(以下、「電池パック」ともいう)を開示している。当該電池パックは、複数のバッテリモジュール(以下、「電池モジュール」ともいう)を備える。電池パックの筐体内には、複数の電池モジュールが収容されている。隣り合う電池モジュールの間には、耐火材が配置されている。電池モジュールを形成する筐体(以下、「電池モジュール容器」ともいう)に耐火材を設置し固定する方法として、粘着材を介して耐火材を電池モジュール容器に固定する方法と、耐火材を電池モジュール容器に積層した後に枠を用いて固定する方法とが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-206604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の電池パックでは、隣り合う電池モジュール同士を繋ぐブラケットに加えて、耐火材の固定のための固定用部品(例えば、粘着剤又は枠)が必要である。そのため、固定用部品がなくても(すなわち、部品点数が低減されても)、電池モジュール間の熱伝導を抑制することができる電池パックが求められている。
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みたものである。
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、部品点数が低減されても、電池モジュール間の熱伝導を抑制することができる電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
【0008】
<1>第1態様の電池パックは、
複数の電池セル及び前記複数の電池セルを収容する電池モジュール容器を有する複数の電池モジュールと、
前記電池モジュール容器に取り付けられ、前記複数の電池モジュールのうちの隣り合う電池モジュール同士を繋ぐ少なくとも1つのブラケットと、
前記隣り合う電池モジュール同士の間に配置された少なくとも1つの断熱部材と、
前記複数の電池モジュール、前記少なくとも1つのブラケット及び前記少なくとも1つの断熱部材を収容する電池パック容器と、を備え、
前記断熱部材が、前記ブラケットに保持されている、電池パックである。
【0009】
第1態様では、断熱部材は、ブラケットに保持されている。つまり、第1態様のブラケットは、従来のブラケットとは異なり、断熱部材を保持する機能を有する。これにより、従来の固定用部品がなくても、断熱部材は、隣り合う電池モジュール同士の間の空間に配置される。その結果、第1態様の電池パックは、部品点数が低減されても、電池モジュール間の熱伝導を抑制することができる。
【0010】
<2>第2態様の電池パックは、
前記断熱部材が、前記隣り合う電池モジュール同士の間の空間の少なくとも一部を仕切る断熱板を有し、
前記ブラケットが、貫通孔を有し、
前記断熱板が、前記貫通孔に嵌まっている、前記<1>に記載の電池パックである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
サーバ装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
全固体電池
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両前部構造
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両用シート
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
異常診断装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電力システム
3日前
トヨタ自動車株式会社
ハイブリッド車
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電量推定装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
ロボットハンド
3日前
トヨタ自動車株式会社
ハイブリッド車
3日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
プログラム及び情報処理装置
3日前
株式会社デンソー
圧電デバイス
3日前
トヨタ自動車株式会社
航路計画生成システム及び発電浮体
3日前
トヨタ自動車株式会社
移動体および遠隔サポートシステム
3日前
トヨタ自動車株式会社
遠隔サポートシステムおよび管理装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
3日前
トヨタ自動車株式会社
回転電機のコアシートのプレス打ち抜き加工装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置、端末装置、及びMaaS提供方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
ヒッチ角推定装置、ヒッチ角推定方法及びプログラム
3日前
トヨタ自動車株式会社
ヒッチ角推定装置、ヒッチ角推定方法及びプログラム
3日前
トヨタ自動車株式会社
マッチング方法、マッチングシステム、及びプログラム
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム
3日前
株式会社東海理化電機製作所
制御装置およびプログラム
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両管理システム、車両管理方法、及び車両管理プログラム
3日前
APB株式会社
蓄電セル
9日前
東ソー株式会社
絶縁電線
11日前
個人
フレキシブル電気化学素子
23日前
マクセル株式会社
電源装置
3日前
株式会社ユーシン
操作装置
23日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
19日前
株式会社東芝
端子台
3日前
続きを見る