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公開番号
2025177995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024085209
出願日
2024-05-24
発明の名称
ハイブリッド車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
6/365 20071001AFI20251128BHJP(車両一般)
要約
【課題】エンジンとパワートレインの各装置との全体の体格が大きくなることを抑制できる、ハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両10は、(a)エンジン12及び第1電動機MG1が第1軸線CL1周りに回転可能に配置され、(b)第2電動機MG2、減速機構42、及びディファレンシャルギヤ44が第1軸線CL1と平行な第2軸線CL2周りに回転可能に配置され、(c)第2軸線CL2方向において、第1電動機MG1側からエンジン12側に向かって順に、第2電動機MG2、第1遊星歯車装置42a、第2遊星歯車装置42b、ディファレンシャルギヤ44が配置され、(d)第2ロータ軸40が第1遊星歯車装置42aのサンギヤS1に、第1遊星歯車装置42aのリングギヤR1が第2遊星歯車装置42bのサンギヤS2に、第2遊星歯車装置42bのキャリアCA2がディファレンシャルギヤ44に、それぞれ連結されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン、前記エンジンにより回転駆動される第1電動機、第2電動機、前記第2電動機の動力を減速する減速機構、及び前記減速機構から動力が伝達されるディファレンシャルギヤを備えるハイブリッド車両であって、
前記エンジン及び前記第1電動機が第1軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、
前記減速機構は、第1遊星歯車装置及び第2遊星歯車装置を含み、
前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、及び前記ディファレンシャルギヤが前記第1軸線と平行な第2軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、
前記第2軸線方向において、前記第1電動機側から前記エンジン側に向かって順に、前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、前記ディファレンシャルギヤが配置され、
前記第2電動機の出力軸が前記第1遊星歯車装置のサンギヤに連結され、前記第1遊星歯車装置のリングギヤが前記第2遊星歯車装置のサンギヤに連結され、且つ前記第2遊星歯車装置のキャリアが前記ディファレンシャルギヤに連結されている
ことを特徴とするハイブリッド車両。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記エンジンの動力が前記第1遊星歯車装置のリングギヤにエンジン直達トルクとして伝達するように連結されている
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
【請求項3】
前記第1軸線周りに回転可能に配置された第3遊星歯車装置を備え、
前記エンジンが前記第3遊星歯車装置のキャリアに連結され、前記第1電動機が前記第3遊星歯車装置のサンギヤに連結されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両。
【請求項4】
前記エンジンと前記第1電動機とが同一の回転速度となるように直結されている
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
エンジン、そのエンジンにより回転駆動される第1電動機、第2電動機、その第2電動機の動力を減速する減速機構、及びその減速機構から動力が伝達されるディファレンシャルギヤを備えるハイブリッド車両に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジン、そのエンジンにより回転駆動される第1電動機、第2電動機、その第2電動機の動力を減速する減速機構、及びその減速機構から動力が伝達されるディファレンシャルギヤを備えるハイブリッド車両が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。特許文献1に記載のハイブリッド車両では、(a)エンジンと第1電動機とが第1軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(b)第2電動機と減速機構とディファレンシャルギヤとが第1軸線と平行な第2軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(c)第2軸線方向において、第1電動機側からエンジン側に向かって順に、第2電動機、減速機構、ディファレンシャルギヤが配置されている。また、特許文献1に記載のハイブリッド車両では、減速機構としてステップドピニオン式の遊星歯車装置が備えられている。「ステップドピニオン式の遊星歯車装置」とは、遊星歯車装置が互いに相対回転不能に回転する大径ピニオンと小径ピニオンとを有し、大径ピニオンにはその噛み合うサンギヤから動力が入力され、小径ピニオンは非回転部材に固定されたリングギヤに噛み合っており、キャリアから動力が出力されるものである。ステップドピニオン式の遊星歯車装置は、減速比を大きくしやすく且つ動力伝達の効率が低下しにくい減速機構である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-79981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ステップドピニオン式の遊星歯車装置は、その軸線方向の長さの増大が抑制されやすい一方、その軸線に対する外径が増大しやすい。そのため、第1軸線を中心とする径方向に突出するエンジンと、第2軸線を中心とする径方向に突出するステップドピニオン式の遊星歯車装置と、が第1軸線方向(=第2軸線方向と同じ方向)において重なる位置に配置される場合、エンジンとステップドピニオン式の遊星歯車装置とが物理的に重ならないように配置するために、第1軸線と第2軸線との軸間距離を増大させなければならないおそれがある。第1軸線と第2軸線との軸間距離が増大させられると、第1軸線周りに回転可能に配置されたエンジンと、第2軸線周りに回転可能に配置されたパワートレインの各装置と、の全体の体格が大きくなる。これにより、例えば車両の空力特性が悪化したり、車両デザインの自由度が低下したりする。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、エンジンとパワートレインの各装置との全体の体格が大きくなることを抑制できる、ハイブリッド車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、エンジン、前記エンジンにより回転駆動される第1電動機、第2電動機、前記第2電動機の動力を減速する減速機構、及び前記減速機構から動力が伝達されるディファレンシャルギヤを備えるハイブリッド車両であって、(a)前記エンジン及び前記第1電動機が第1軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(b)前記減速機構は、第1遊星歯車装置及び第2遊星歯車装置を含み、(c)前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、及び前記ディファレンシャルギヤが前記第1軸線と平行な第2軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(d)前記第2軸線方向において、前記第1電動機側から前記エンジン側に向かって順に、前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、前記ディファレンシャルギヤが配置され、(e)前記第2電動機の出力軸が前記第1遊星歯車装置のサンギヤに連結され、前記第1遊星歯車装置のリングギヤが前記第2遊星歯車装置のサンギヤに連結され、且つ前記第2遊星歯車装置のキャリアが前記ディファレンシャルギヤに連結されていることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、(a)前記エンジン及び前記第1電動機が第1軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(b)前記減速機構は、第1遊星歯車装置及び第2遊星歯車装置を含み、(c)前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、及び前記ディファレンシャルギヤが前記第1軸線と平行な第2軸線周りにそれぞれ回転可能に配置され、(d)前記第2軸線方向において、前記第1電動機側から前記エンジン側に向かって順に、前記第2電動機、前記第1遊星歯車装置、前記第2遊星歯車装置、前記ディファレンシャルギヤが配置され、(e)前記第2電動機の出力軸が前記第1遊星歯車装置のサンギヤに連結され、前記第1遊星歯車装置のリングギヤが前記第2遊星歯車装置のサンギヤに連結され、且つ前記第2遊星歯車装置のキャリアが前記ディファレンシャルギヤに連結されている。上記(e)の構成により、第1遊星歯車装置及び第2遊星歯車装置を含む減速機構は、その減速比が大きくされつつ、第2軸線に対する外径の増大が抑制される。このように、減速機構の第2軸線に対する外径の増大が抑制されるとともに、上記(d)の配置により、第2軸線方向において第1電動機側からエンジン側に突出して配置される、第2軸線周りに回転可能に配置されたパワートレインの各装置の外径が小さくされやすい。これにより、第1軸線周りに回転可能に配置されたエンジンと、第1軸線と平行な第2軸線周りに回転可能に配置されたパワートレインの各装置と、が第1軸線と第2軸線との軸間距離の増大が抑制されつつ配置可能とされる。すなわち、エンジンとパワートレインの各装置との全体の体格が大きくなることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例1に係るハイブリッド車両の概略構成図である。
本発明の実施例2に係るハイブリッド車両の概略構成図である。
本発明の実施例3に係るハイブリッド車両の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各実施例において特に言及しない場合には、図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例1に係るハイブリッド車両10(以下、単に「車両10」と記す。)の概略構成図である。図1には、車両10の鉛直線の方向における上方及び下方と、車幅方向における左方及び右方と、がそれぞれ矢印で示されている。図1は、車両10の後方から前方を見た場合の図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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