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公開番号
2025174112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080187
出願日
2024-05-16
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/35 20210101AFI20251120BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】蓄電セルの下方に形成された排煙空間を形成する部材の剛性を高めることが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、複数の蓄電セル10と、筐体30と備える。蓄電セル10は、安全弁SVが設けられる下面6を含む。筐体30は、ロアケース31と、シェアパネル33と、ロアケース31を支持する支持ユニット80とを含む。ロアケース31の底板31cには、安全弁SVと重なる位置に設けられた排煙孔31eが形成されている。支持ユニット80は、シェアパネル33に接続されたパネル接続部(81e、87)を有する。パネル接続部(81e、87)は、蓄電セル10の下方に配置されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つの蓄電セルと、
筐体と、を備え、
前記少なくとも1つの蓄電セルは、安全弁が設けられる下面を含み、
前記筐体は、
前記少なくとも1つの蓄電セルを下方から支持するロアケースと、
前記ロアケースの下方に設けられており、前記ロアケースの底面との間に空間を形成するシェアパネルと、
前記ロアケースと前記シェアパネルとの間に配置されており、前記ロアケースを支持するロアケース支持板と、を含み、
前記ロアケースの前記底面には、前記少なくとも1つの蓄電セルの前記安全弁と重なる位置に設けられた貫通孔が形成されており、
前記ロアケース支持板は、前記シェアパネルに接続されたパネル接続部を有し、
前記パネル接続部は、前記少なくとも1つの蓄電セルの下方に配置されている、蓄電装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記シェアパネルと前記ロアケースの前記底面との間の前記空間に配置されており、前記ロアケースの前記底面のうち前記貫通孔が設けられた領域を包囲する包囲部材をさらに備え、
前記ロアケース支持板は、前記包囲部材の外側に位置するブラスト捕集部を含む、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記ブラスト捕集部は、
前記パネル接続部から上方に延びる第1部分と、
前記第1部分の上端部から前記包囲部材側に突出する第2部分とを有する、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ロアケース支持板のうち前記パネル接続部とは異なる部分と前記シェアパネルとの間に形成された隙間に配置され、前記ロアケース支持板を下方から支持する支持部材をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記支持部材は、前記パネル接続部に対して前記貫通孔とは反対側に設けられている、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記パネル接続部は、第1接続部と、第2接続部とを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つの蓄電セルは、前記第1接続部と前記第2接続部とが配列される接続部配列方向に長尺に形成されている、請求項6に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの蓄電セルは、前記安全弁がセル配列方向に複数配列されるように前記セル配列方向に配列された複数の蓄電セルを含み、
前記パネル接続部は、前記複数の蓄電セルに沿って前記セル配列方向に延びるセル配列方向延伸部を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特表2022-525014号公報(特許文献1)には、電気自動車に搭載される動力電池パックが開示されている。動力電池パックは、複数の単電池を含む。複数の単電池の各々には、内部の煙またはガスを排出する防爆弁が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-525014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、防爆弁(安全弁)を単電池の下面に設けることにより単電池(蓄電セル)の下面から煙またはガスを排出する場合がある。この構成では、単電池の下方に排煙空間(排煙経路)が形成される。この場合、蓄電装置が路面に干渉する等して蓄電装置に下方から荷重が入力されると、排煙空間を形成する部材が破損する懸念がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、蓄電セルの下方に形成された排煙空間を形成する部材の剛性を高めることが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、少なくとも1つの蓄電セルと、筐体と、を備える。少なくとも1つの蓄電セルは、安全弁が設けられる下面を含む。筐体は、少なくとも1つの蓄電セルを下方から支持するロアケースと、ロアケースの下方に設けられており、ロアケースの底面との間に空間を形成するシェアパネルと、ロアケースとシェアパネルとの間に配置されており、ロアケースを支持するロアケース支持板と、を含む。ロアケースの底面には、少なくとも1つの蓄電セルの安全弁と重なる位置に設けられた貫通孔が形成されている。ロアケース支持板は、シェアパネルに接続されたパネル接続部を有する。パネル接続部は、少なくとも1つの蓄電セルの下方に配置されている。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、パネル接続部が少なくとも1つの蓄電セルの下方に配置されている。これにより、パネル接続部を介してシェアパネルがロアケース支持部によって上方から抑えられるので、下方から入力される荷重に対してシェアパネルが変動(たとえば上方に凹むように変形、または、上下方向に振動)するのを抑制することができる。したがって、下方から入力される荷重に対するシェアパネルの剛性を高めることができる。これにより、蓄電セルの下方に形成された空間(排煙空間)を形成するシェアパネルの剛性を高めることができる。
【0008】
蓄電装置は、シェアパネルとロアケースの底面との間の空間に配置されており、ロアケースの底面のうち貫通孔が設けられた領域を包囲する包囲部材を備えてもよい。ロアケース支持板は、包囲部材の外側に位置するブラスト捕集部を含んでもよい。このような構成により、貫通孔包囲部材の外側に飛散したブラストを、ブラスト捕集部により捕集することができる。
【0009】
ブラスト捕集部は、パネル接続部から上方に延びる第1部分と、第1部分の上部から包囲部材側に突出する第2部分とを有してもよい。このような構成により、第1部分がパネル接続部から上方に延びているので、ブラストが第1部分を超えて飛散するのを抑制することができる。さらに、第2部分が第1部分の上部から包囲部材側に突出していることによって、第2部分により、ブラストが飛散するのを上方側から抑え込むことができる。その結果、ブラストが第1部分を超えて飛散するのをより抑制することができる。
【0010】
蓄電装置は、ロアケース支持板のうちパネル接続部とは異なる部分とシェアパネルとの間に形成された隙間に配置され、ロアケース支持板を下方から支持する支持部材をさらに備えてもよい。このような構成により、支持部材が設けられていない場合に比べて、ロアケースをより安定的に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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