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公開番号2025170631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075384
出願日2024-05-07
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60S 1/62 20060101AFI20251112BHJP(車両一般)
要約【課題】アレイアンテナに付着した帯電物を少ないリソースで除去することができる車両を得る。
【解決手段】車両10は、複数の放射素子18が配列されたアレイアンテナ16と、複数の放射素子18に対して順次電圧を印加することによりアレイアンテナ16上に付着した帯電物12を移動させ、帯電物12をアレイアンテナ16上の所定の箇所に集める制御を行う制御装置と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の放射素子が配列されたアレイアンテナと、
前記複数の放射素子に対して順次電圧を印加することにより前記アレイアンテナ上に付着した帯電物を移動させ、当該帯電物を前記アレイアンテナ上の所定の箇所に集める制御を行う制御装置と、
を有する車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両の周囲の状況を認識する認識センサと、認識センサを洗浄するセンサ洗浄装置と、を備えた車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-162915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、砂漠地帯や宇宙環境等においては、アレイアンテナの表面に帯電物が付着して、アンテナ特性を低下させる虞がある。帯電物はアレイアンテナから落下しづらいため、アンテナ特性が自然に回復することは困難である。
【0005】
また、上記特許文献1に記載された洗浄装置や圧縮空気等を用いて帯電物を除去することも考えられるが、砂漠地帯や宇宙環境等では、リソースの補充が困難であるため、アレイアンテナに付着した帯電物を可能な限り少ないリソースで除去することが求められる。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、アレイアンテナに付着した帯電物を少ないリソースで除去することができる車両を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の本発明に係る車両は、複数の放射素子が配列されたアレイアンテナと、前記複数の放射素子に対して順次電圧を印加することにより前記アレイアンテナ上に付着した帯電物を移動させ、当該帯電物を前記アレイアンテナ上の所定の箇所に集める制御を行う制御装置と、を有している。
【0008】
請求項1に記載の本発明によれば、制御装置によって、複数の放射素子に対して順次電圧が印加される。これにより、アレイアンテナ上に付着した帯電物が移動され、帯電物は、アレイアンテナ上の所定の箇所に集められる。このように所定の箇所に集められた帯電物に対して洗浄装置や圧縮空気等を用いることにより、帯電物を除去できる。よって、アレイアンテナ全体に圧縮空気を吹き付ける等の場合と比較して、少ないリソースで帯電物をアレイアンテナから除去することができる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明に係る車両は、アレイアンテナに付着した帯電物を少ないリソースで除去することができる車両を得ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る車両の左側面図である。
図1に示される車両の平面図である。
図2に示されるフェーズドアレイアンテナの正面図である。
図3に示されるフェーズアレイアンテナの放射素子に順次電圧が印加される様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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