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公開番号2025160035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062993
出願日2024-04-09
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60S 1/62 20060101AFI20251015BHJP(車両一般)
要約【課題】車載装置に付着した付着物を少ないリソースで除去することができる車両を得る。
【解決手段】車両は、車載装置(アンテナ18)を搭載し、車載装置18に傾斜を付与する傾斜付与機構20Aを備えた搭載部(アンテナ架台20)と、車載装置18の車両上方側の面に向かって流体を放出して車載装置18に付着した付着物(レゴリス12)を除去する除去部(圧縮空気放出ノズル22)と、搭載部(アンテナ架台20)を制御して車載装置18に傾斜を付与すると共に、除去部22を制御して傾斜された車載装置18へ向かって流体を放出させる制御を行う制御装置(ECU16)と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
車載装置を搭載し、当該車載装置に傾斜を付与する傾斜付与機構を備えた搭載部と、
前記車載装置の車両上方側の面に向かって流体を放出して前記車載装置に付着した付着物を除去する除去部と、
前記搭載部を制御して前記車載装置に傾斜を付与すると共に、前記除去部を制御して傾斜された前記車載装置へ流体を放出させる制御を行う制御装置と、
を有する車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、車両の周囲の状況を認識する認識センサと、認識センサを洗浄するセンサ洗浄装置と、を備えた車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１６２９１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、砂漠地帯や宇宙環境等、砂やレゴリス等の付着物が車体に付着する可能性のある環境を走行する車両においては、付着物が通信アンテナやラジエータ等の車載装置に付着することによって、当該車載装置の能力が低下する虞がある。車載装置の必要な能力を確保するためには、適切なタイミングで付着物を除去する必要がある。ここで、無人運用を想定すると自動除去が必要であり、例えば圧縮空気等のリソースを使うことが考えられる。
【０００５】
しかしながら、砂漠地帯や宇宙環境等ではリソースの補充が困難であるため、車載装置に付着した付着物を可能な限り少ないリソースで除去することが求められる。
【０００６】
本発明は上記事実を考慮し、車載装置に付着した付着物を少ないリソースで除去することができる車両を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１に係る車両は、車載装置を搭載し、当該車載装置に傾斜を付与する傾斜付与機構を備えた搭載部と、前記車載装置の車両上方側の面に向かって流体を放出して前記車載装置に付着した付着物を除去する除去部と、前記搭載部を制御して前記車載装置に傾斜を付与すると共に、前記除去部を制御して傾斜された前記車載装置へ流体を放出させる制御を行う制御装置と、を有している。
【０００８】
請求項１に係る車両によれば、制御装置によって、傾斜付与機構が制御され、搭載部に搭載された車載装置に傾斜が付与される。これにより、車載装置に積もった付着物が車載装置の傾斜角度等に応じた量だけ落とされる。さらに、制御装置によって、除去部が制御され、傾斜された車載装置の車両上方側の面に向かって流体が放出される。これにより、車載装置を傾けてもなお車載装置に積もっていた残りの付着物は、流体によって車載装置から落とされる。よって、車載装置を傾けずに車載装置へ向かって流体を放出する場合と比較して、少ない流体の量で車載装置から付着物を除去することができる。
【発明の効果】
【０００９】
以上説明したように、本発明に係る車両は、車載装置に付着した付着物を少ないリソースで除去することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態に係る車両の左側面図である。
図１に示されるアンテナが傾けられた状態を示す左側面図である。
図２に示される車両が勾配路面に駐車された状態を示す左側面である。
図３に示される圧縮空気放出ノズルから圧縮空気が放出された状態を示す左側面である。
図１に示される制御装置において実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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