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公開番号2025177918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085080
出願日2024-05-24
発明の名称電極活物質
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/525 20100101AFI20251128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】O2類似構造を有する電極活物質は、高電位における容量に関して改善の余地がある。
【解決手段】本開示の電極活物質は、O2型構造、T#2型構造及びO6型構造のうちの少なくとも1つのO2類似構造を有する。ここで、XRDにより測定される前記O2類似構造の結晶子サイズは、400Å以上1000Å以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電極活物質であって、
O2型構造、T#2型構造及びO6型構造のうちの少なくとも1つのO2類似構造を有し、
XRDにより測定される前記O2類似構造の結晶子サイズが、400Å以上1000Å以下である、
電極活物質。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電極活物質であって、
全容量に占める3V以上における容量の割合が、75.0%以上である、
電極活物質。
【請求項3】
請求項1に記載の電極活物質であって、
構成元素として、Ni、Mn及びCoのうちの少なくとも1つの元素と、Liと、Oとを含む、
電極活物質。
【請求項4】
請求項3に記載の電極活物質であって、
Li

Na

Ni
x-p
Co
y-q
Mn
z-r

p+q+r


(ここで、0<a<1.00、0≦b≦0.20、0.15<x<0.35、0.15<y<0.45、0.25<z<0.55、x+y+z=1、かつ、0≦p+q+r<0.17であり、元素Mは、B、Mg、Al、K、Ca、Ti、V、Cr、Fe、Cu、Zn、Ga、Ge、Sr、Y、Zr、Nb、Mo及びWから選ばれる少なくとも1種である)で示される化学組成を有する、
電極活物質。
【請求項5】
請求項4に記載の電極活物質であって、
0.70<a<1.00である、
電極活物質。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は電極活物質を開示する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電極活物質としてO2類似構造を有するものが知られている。特許文献1に開示されているように、O2類似構造を有する電極活物質は、P2型構造を有するNa含有酸化物のNaの少なくとも一部をLiにイオン交換することにより得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-182420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
O2類似構造を有する電極活物質は、全容量に占める高電位における容量の割合に関して改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は上記課題を解決するための手段として、以下の複数の態様を開示する。
<態様1>
電極活物質であって、
O2型構造、T#2型構造及びO6型構造のうちの少なくとも1つのO2類似構造を有し、
XRDにより測定される前記O2類似構造の結晶子サイズが、400Å以上1000Å以下である、
電極活物質。
<態様2>
態様1の電極活物質であって、
全容量に占める3V以上における容量の割合が、75.0%以上である、
電極活物質。
<態様3>
態様1又は2の電極活物質であって、
構成元素として、Ni、Mn及びCoのうちの少なくとも1つの元素と、Liと、Oとを含む、
電極活物質。
<態様4>
態様3の電極活物質であって、
Li

Na

Ni
x-p
Co
y-q
Mn
z-r

p+q+r


(ここで、0<a<1.00、0≦b≦0.20、0.15<x<0.35、0.15<y<0.45、0.25<z<0.55、x+y+z=1、かつ、0≦p+q+r<0.17であり、元素Mは、B、Mg、Al、K、Ca、Ti、V、Cr、Fe、Cu、Zn、Ga、Ge、Sr、Y、Zr、Nb、Mo及びWから選ばれる少なくとも1種である)で示される化学組成を有する、
電極活物質。
<態様5>
態様4の電極活物質であって、
0.70<a<1.00である、
電極活物質。
【発明の効果】
【0006】
本開示の電極活物質は、全容量に占める高電位における容量の割合が高くなり易い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電池の構成の一例を概略的に示している。
実施例1、2及び比較例1に係る電極活物質のX線回折パターンを示している。
実施例3及び比較例2に係る電極活物質のX線回折パターンを示している。
実施例4に係る電極活物質のX線回折パターンを示している。
XRDにより測定されるO2類似構造の結晶子サイズと、全容量に占める3V以上における容量の割合との関係を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の電極活物質等の一実施形態について説明するが、本開示の電極活物質等は以下に説明される実施形態に限定されるものではない。
【0009】
1.電極活物質
一実施形態に係る電極活物質は、O2型構造、T#2型構造及びO6型構造のうちの少なくとも1つのO2類似構造を有する。XRDにより測定される前記O2類似構造の結晶子サイズは、400Å以上1000Å以下である。
【0010】
1.1 結晶構造
一実施形態に係る電極活物質は、O2型構造(空間群P63mcに属する)、T♯2型構造(空間群Cmcaに属する)、及び、O6型構造(空間群R-3mに属し、c軸長が2.5nm以上3.5nm以下、典型的には2.9nm以上3.0nm以下であって、同じく空間群R-3mに属するO3型構造とは異なる)のうちの少なくとも1つのO2類似構造を有する。電極活物質は、主相としてO2類似構造を有するものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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