特許ウォッチ

公開番号2025177907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085061
出願日2024-05-24
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20251128BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】後面衝突時の荷重伝達を効率化できる車両後部構造を提供する。
【解決手段】車両後部構造Sは、鋳造により一体に成形された車両後部骨格部材18を備える。車両後部骨格部材18は、左右一対のリアホイールアーチ42と、左右一対のリアサイドメンバ40と、を備える。リアサイドメンバ40は、側壁部40Aと、上壁部40Bと、下壁部40Cと、を備える。リアサイドメンバ40は、下壁部40Cから車両下方側に突出する第一リブ41Aと、側壁部40Aから車幅方向外側に突出する第二リブ41Bと、を更に備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
鋳造により一体に成形された車両後部骨格部材を備える車両後部構造であって、
前記車両後部骨格部材は、
左右一対のリアホイールアーチと、
車両前後方向に延びる左右一対のリアサイドメンバと、
を備え、
前記リアサイドメンバは、
厚み方向を車幅方向に向ける側壁部と、
前記側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける上壁部と、
前記側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける下壁部と、
前記下壁部から車両下方側に突出する第一リブと、
前記側壁部から車幅方向外側に突出する第二リブと、
を備える、
車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両後部構造に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、前方からの入力荷重に対してフロントサイドメンバの傾斜部分で荷重エネルギーを効率良く吸収しつつ、傾斜部分の変形量を抑制してキャビン後退量を抑えるための車体前部構造が開示されている。この車体前部構造が備えるフロントサイドメンバには、リブが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－２２４２５１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、後面衝突時の荷重伝達を効率化できる車両後部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
請求項１に記載の車両後部構造は、鋳造により一体に成形された車両後部骨格部材を備える車両後部構造であって、前記車両後部骨格部材は、左右一対のリアホイールアーチと、車両前後方向に延びる左右一対のリアサイドメンバと、を備え、前記リアサイドメンバは、厚み方向を車幅方向に向ける側壁部と、前記側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける上壁部と、前記側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける下壁部と、前記下壁部から車両下方側に突出する第一リブと、前記側壁部から車幅方向外側に突出する第二リブと、を備える。
【０００６】
請求項１では、車両後部構造は、鋳造により一体に成形された車両後部骨格部材を備える。車両後部骨格部材は、左右一対のリアホイールアーチと、車両前後方向に延びる左右一対のリアサイドメンバと、を備える。リアサイドメンバは、厚み方向を車幅方向に向ける側壁部と、側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける上壁部と、側壁部から車幅方向外側に延び、厚み方向を車両上下方向に向ける下壁部と、を備える。
【０００７】
ところで、後面衝突時には、リアサイドメンバを構成する各壁部で面外変形が起き、その結果、衝突荷重の伝達効率が悪化する可能性がある。
そこで、請求項１では、リアサイドメンバは、下壁部から車両下方側に突出する第一リブと、側壁部から車幅方向外側に突出する第二リブと、を更に備える。
このため、第一リブ及び第二リブによって、リアサイドメンバの下壁部及び側壁部の面外変形を抑制でき、以って後面衝突時の荷重伝達を効率化できる。
【発明の効果】
【０００８】
以上説明したように、本発明によれば、後面衝突時の荷重伝達を効率化できる車両後部構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
車両後部骨格部材の一部を示す断面図（図２の１－１線断面図）である。
車両後部骨格部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図１、図２を用いて、実施形態に係る車両後部構造について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許