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公開番号
2025170576
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-19
出願番号
2024075269
出願日
2024-05-07
発明の名称
エンジン
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01M
13/00 20060101AFI20251112BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エマルジョンの発生を抑制する。
【解決手段】吸気通路の空気をクランクケース15に導入してブローバイガスの換気を行うエンジン10において、吸気通路とクランクケース15とを連通する空気導入路と、クランクケース15に取り付けられて、空気導入路を通じたクランクケース15から吸気通路に向う方向のガスの流れを制限する一方向弁60と、一方向弁60から吐出された空気をクランクケース15の内部に導く通路であって一方向弁60の空気の吐出方向とは異なる方向に延伸された連通路73と、を備えるようにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
吸気通路の空気をクランクケースに導入してブローバイガスの換気を行うエンジンであって、
前記吸気通路と前記クランクケースとを連通する空気導入路と、
前記クランクケースに取り付けられて、前記空気導入路を通じた前記クランクケースから前記吸気通路に向う方向のガスの流れを制限する一方向弁と、
前記一方向弁から吐出された空気を前記クランクケースの内部に導く連結路と、
を備えており、前記連結路は、前記一方向弁の空気の吐出方向とは異なる方向に延伸されている
エンジン。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
当該エンジンの車両搭載時の状態において、前記連結路は、前記クランクケースの内部に開口する側の端がその反対側の端よりも上方に位置する方向に延伸されている
請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記クランクケースの外壁には、前記一方向弁が挿入される挿入穴が形成されており、
当該エンジンの車両搭載時の状態において、前記挿入穴は、該挿入穴における前記クランクケースの内側に位置する部位が該挿入穴における前記クランクケースの外側に位置する部位よりも下方に位置する方向に延伸されている
請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
当該エンジンの車両搭載時の状態において、適正範囲の上限となる量のエンジンオイルが当該エンジンに注入されているときの前記クランクケースの内部での前記エンジンオイルの液面を基準油面としたとき、
当該エンジンの車両搭載時の状態において、前記一方向弁の空気の吐出口は前記基準油面よりも下方に位置しており、前記クランクケースの内部への前記連結路の開口は前記基準油面よりも上方に位置している
請求項1に記載のエンジン。
【請求項5】
前記クランクケースの外壁に固定されたバルブハウジングを備えており、前記一方向弁は、前記クランクケースと前記バルブハウジングとの間に挟み込まれた状態で前記クランクケースに取り付けられている請求項1に記載のエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クランクケースの換気を行うエンジンに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に見られるように、吸気通路からクランクケースに空気を導入することで、クランクケース内のブローバイガスを換気する換気システムを備えるエンジンが知られている。特許文献1のエンジンの換気システムは、クランクケースから吸気通路に向う方向のガスの逆流を制限する一方向弁を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-185181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブローバイガスには、水分と油分とが含まれる。上記エンジンに設置された一方向弁は、ブローバイガスに晒されることがある。一方向弁の温度が低いときには、一方向弁の内部やその周辺で、ブローバイガス中の水分が凝縮するとともに、その凝縮した水分が油分と混合してエマルジョンが発生する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するエンジンは、吸気通路の空気をクランクケースに導入してブローバイガスの換気を行うエンジンであって、前記吸気通路と前記クランクケースとを連通する空気導入路と、前記クランクケースに取り付けられて、前記空気導入路を通じた前記クランクケースから前記吸気通路に向う方向のガスの流れを制限する一方向弁と、前記一方向弁から吐出された空気を前記クランクケースの内部に導く連結路と、を備えており、前記連結路は、前記一方向弁の空気の吐出方向とは異なる方向に延伸されている。
【発明の効果】
【0006】
上記エンジンには、エマルジョンの発生を抑制する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エンジンの第1実施形態の構成を模式的に示す図である。
上記エンジンのオイルパン及びその近傍の側面図である。
上記エンジンのバルブハウジング及びその近傍の、図2の3-3線に沿った断面構造を示す断面図である。
エンジンの第2実施形態における一方向弁及びその近傍の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、エンジンの第1実施形態を、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<エンジン10の構成について>
まず、図1を参照して、エンジン10の構成を説明する。図1に示すエンジン10は、水素を燃焼して動力を発生する水素エンジンである。水素エンジンの場合、可燃な水素がブローバイガスに含まれる場合がある。そのため、水素エンジンには、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの場合よりも高いブローバイガスの換気性能が要求されている。
【0009】
エンジン10は、シリンダブロック11を備えている。シリンダブロック11の内部には、複数のシリンダ12が形成されている。図1には、複数のシリンダ12のうちの一つのみが表示されている。各シリンダ12にはそれぞれ、ピストン13が往復動自在に収容されている。シリンダ12におけるピストン13よりも上側の部分には、水素を燃焼する燃焼室17が形成されている。シリンダブロック11の下部には、オイルを貯留するオイルパン14が取り付けられている。シリンダブロック11の内部におけるシリンダ12よりも下側の部分には、クランクケース15が形成されている。シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド16が取り付けられている。シリンダヘッド16の内部には、シリンダ12毎にそれぞれ個別の吸気ポート18及び排気ポート19が形成されている。シリンダヘッド16の上側には、ヘッドカバー16Aが取り付けられている。ヘッドカバー16Aで覆われたシリンダヘッド16の上部内側には、動弁機構を収容する動弁室20が形成されている。
【0010】
エンジン10は、燃焼室17への空気の導入路である吸気通路21と、燃焼室17からの排気の排出路である排気通路22と、を備えている。吸気通路21には、空気中の塵等を濾過するエアクリーナ23が設けられている。吸気通路21におけるエアクリーナ23よりも下流側の部分には、コンプレッサ24が設置されている。コンプレッサ24は、排気通路22に設置されたタービン25とともにターボチャージャを構成する。吸気通路21におけるコンプレッサ24よりも下流側の部分には、インタークーラ26が設置されている。インタークーラ26は、コンプレッサ24での圧縮により高温となった空気を冷却するための熱交換器である。吸気通路21におけるインタークーラ26よりも下流側の部分には、スロットルバルブ27が設置されている。スロットルバルブ27は、吸気通路21を通じて燃焼室17に送られる空気の流量を調整するためのバルブである。吸気通路21は、スロットルバルブ27よりも下流側の部分に設けられたインテークマニホールド28において、シリンダ12別に分岐されている。インテークマニホールド28は、吸気ポート18を通じて燃焼室17に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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