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公開番号
2025181492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089510
出願日
2024-05-31
発明の名称
エンジン
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
F01P
3/02 20060101AFI20251204BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】効率よく暖機することができる水冷式V型のエンジンを提供する。
【解決手段】第1シリンダーヘッド12Fbと、第1シリンダーブロック12Faと、を有する第1シリンダー部12Fと、第2シリンダーヘッド12Rbと、第2シリンダーブロック12Raと、を有する第2シリンダー部12Rと、冷却水を圧送するウォーターポンプ44と、を備えるエンジンにおいて、ウォーターポンプ44から送り出された冷却水が、第1シリンダーブロック12Fa、第2シリンダーブロック12Rb、第2シリンダーヘッド12Ra、及び第1シリンダーヘッド12Faの順で循環する冷却水循環通路を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1シリンダーヘッド(12Fb)と、第1シリンダーブロック(12Fa)と、を有する第1シリンダー部(12F)と、第2シリンダーヘッド(12Rb)と、第2シリンダーブロック(12Ra)と、を有する第2シリンダー部(12R)と、冷却水を圧送するウォーターポンプ(44)と、を備える水冷式V型のエンジンにおいて、
ウォーターポンプ(44)から送り出された冷却水が、第1シリンダーブロック(12Fa)、第2シリンダーブロック(12Rb)、第2シリンダーヘッド(12Ra)、及び第1シリンダーヘッド(12Fa)の順で循環する冷却水循環通路を備える、
エンジン。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記冷却水循環通路は、前記第1シリンダーブロック(12Fa)と前記第2シリンダーブロック(12Ra)を接続する第1パイプ(45)と、前記第1シリンダーヘッド(12Fb)と第2シリンダーヘッド(12Ra)を接続する第2パイプ(46)と、を備える、
請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
クランク軸(10)と、前記クランク軸(10)を支持するクランクケース(11)を備え、
前記第1パイプ(45)は、前記第1シリンダーブロック(12Fa)のクランク軸方向における中心線(AX)に対していずれか一方に偏って配置される、
請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
クランク軸(10)と、前記クランク軸(10)を支持するクランクケース(11)を備え、
前記第1パイプ(45)及び前記第2パイプ(46)は、クランク軸方向から見て上下にずれて配置される、
請求項2に記載のエンジン。
【請求項5】
前記第1シリンダーヘッド(12Fb)の排気ポート周囲には、サーモスタット(47a)を収容するサーモケース(47)が配置され、
前記冷却水循環通路は、前記冷却水を第1シリンダーヘッド(12Fb)より下流で前記サーモスタット(47a)を経由させる、
請求項1に記載のエンジン。
【請求項6】
クランク軸(10)と、前記クランク軸(10)を支持するクランクケース(11)を備え、
前記クランク軸(10)は車体に対して左右方向に配置され、
前記ウォーターポンプ(44)は、前記クランク軸(10)の回転によって駆動され、前記クランクケース(11)の右側前方に配置される、
請求項1に記載のエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、前バンクと後バンクからなる2つのシリンダー部と、ウォーターポンプを備える水冷式V型エンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、水冷式V型エンジンは、ウォーターポンプから吐出された冷却水を、分岐させて各シリンダー部のそれぞれに独立して流している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-215168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、各シリンダー部のそれぞれに独立して冷却水を流す構成では、各シリンダー部の間で温度のばらつきが発生しやすく、各シリンダー部の温度を精度良く把握しようとすると、シリンダー部毎に温度センサーが必要になり、例えば、2つの温度センサーが必要になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、効率よく暖機することができる水冷式V型のエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、第1シリンダーヘッドと、第1シリンダーブロックと、を有する第1シリンダー部と、第2シリンダーヘッドと、第2シリンダーブロックと、を有する第2シリンダー部と、冷却水を圧送するウォーターポンプと、を備える水冷式V型のエンジンにおいて、ウォーターポンプから送り出された冷却水が、第1シリンダーブロック、第2シリンダーブロック、第2シリンダーヘッド、及び第1シリンダーヘッドの順で循環する冷却水循環通路を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、効率よく暖機することができる水冷式V型のエンジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エンジンの側断面図。
エンジンにおける冷却水の循環経路を示す図。
4気筒エンジンの場合のパイプ配置を示す模式図。
2気筒エンジンの場合のパイプ配置を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン1の側断面図である。
エンジン1は、自動二輪車に搭載される水冷式V型のエンジンであり、内燃機関、及びパワーユニットということもできる。エンジン1は、クランク軸10を回転自在に支持するクランクケース11と、クランクケース11の上部から前傾して前上方に延びる前気筒(第1バンクとも称される)を構成する第1シリンダー部12Fと、クランクケース11の上部から後傾して後上方に延びる後気筒(第2バンクとも称される)を構成する第2シリンダー部12Rと、を備える。本実施の形態では、第1シリンダー部12Fをフロント側に配置し、第2シリンダー部12Rをリア側に配置した自動二輪車用のエンジン1の場合を示している。すなわち、クランク軸10の軸心方向が自動二輪車の左右方向であり、第1シリンダー12Fと第2シリンダー部12Rが前後に並ぶ横置きのエンジンである。
なお、クランク軸10の軸心方向は、本開示のクランク軸方向に相当する。
【0009】
第1シリンダー部12Fは、第1シリンダーブロック12Faと、第1シリンダーブロック12Faの上面に連結される第1シリンダーヘッド12Fbと、第1シリンダーヘッド12Fbの上面を塞ぐ第1ヘッドカバー12Fcを備える。第2シリンダー部12Rは、第2シリンダーブロック12Raと、第2シリンダーブロック12Raの上面に連結される第2シリンダーヘッド12Rbと、第2シリンダーヘッド12Rbの上面を塞ぐ第2ヘッドカバー12Rcを備える。
【0010】
各シリンダーブロック12Fa,12Raには、シリンダーボア15が形成され、シリンダーボア15には、ピストン16が設けられる。ピストン16はコンロッド17を介してクランク軸10に連結される。
各シリンダーヘッド12Fb,12Rbには、吸気ポート18a及び排気ポート18bが形成されると共に、各ポート18a,18bを開閉する吸気弁19a及び排気弁19bが配置される。各シリンダーヘッド12Fb,12Rbと各ヘッドカバー12Fc,12Rcの間には、各弁19a,19bを駆動する動弁機構20が配置される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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