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公開番号
2025177282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083953
出願日
2024-05-23
発明の名称
アルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤
出願人
株式会社ダイセル
,
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
C10M
169/04 20060101AFI20251128BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】アルミニウム合金製摺動部材の摩耗抑制効果を示す潤滑剤を提供する。
【解決手段】潤滑剤は、ナノダイヤモンド粒子(A)と、脂肪酸エステル系分散剤(B)と、油剤(C)と、を含み、前記ナノダイヤモンド粒子(A)は、下記式(a-1)~(a-4)から選択される少なくとも1種の表面修飾基を有するナノダイヤモンド粒子である。
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【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ナノダイヤモンド粒子(A)と、脂肪酸エステル系分散剤(B)と、油剤(C)と、を含み、
前記ナノダイヤモンド粒子(A)は、下記式(a-1)~(a-4)
TIFF
2025177282000008.tif
102
161
(式中、R
1
は水素原子又は炭化水素基を示し、R
2
~R
7
はそれぞれ独立に炭化水素基を示す。式中の波線が付された結合手はナノダイヤモンド粒子に結合する)
から選択される少なくとも1種の表面修飾基を有するナノダイヤモンド粒子である、アルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記ナノダイヤモンド粒子(A)の含有量は、潤滑剤全量の0.01質量%を超え、5質量%以下である、請求項1に記載のアルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
【請求項3】
前記脂肪酸エステル系分散剤(B)の含有量は、前記ナノダイヤモンド粒子(A)の含有量の0.5質量倍以上、10質量倍以下である、請求項1又は2に記載のアルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
【請求項4】
前記ナノダイヤモンド粒子(A)と前記脂肪酸エステル系分散剤(B)と前記油剤(C)の合計含有量は、潤滑剤全量の80質量%以上である、請求項1又は2に記載のアルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
【請求項5】
前記油剤(C)が、ポリ-α-オレフィン、ポリオールエステル、及びアルキルベンゼンから選択される少なくとも1種の化合物である、請求項1又は2に記載のアルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
【請求項6】
前記脂肪酸エステル系分散剤(B)が、モノ又はポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1又は2に記載のアルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アルミニウム合金製摺動部材に適用するための潤滑剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
摺動部材の多くは鉄系合金で合成されている。そのため、重く、取り扱いが困難である。軽量化に向けて小型化する取り組みがなされているが、大きさを例えば1/3程度まで小型化することは現実的ではない。また、摺動部材を小さくすると、それに伴い摺動面の加わる荷重圧力が高まるため、潤滑剤を適用しても油膜を維持することが困難となり、摺動面同士が直接接触し始めることで摩擦係数が上昇し、摩耗し易くなる。
【0003】
そこで、鉄系合金に代えてアルミニウム合金を使用することが着目されている。アルミニウム合金の比重は非常に小さく、鉄系合金の比重の1/3程度である。そして、アルミニウム合金製摺動部材は、高速運動しても慣性力が小さいという特徴がある。
【0004】
しかし、アルミニウム合金は鉄系合金に比べると硬度が低く、柔らかい。また、摩擦熱で凝着し易い。そのため、アルミニウム合金製摺動部材は、経時で摺動面に凝着や焼付き現象が生じ易く、摩耗が激しいことが問題である。
【0005】
特許文献1には、油剤であるポリ-α-オレフィンと、粘度指数向上剤であるポリメタクリレートと、無灰系摩擦調整剤であるグリセリンモノオレートと、表面非修飾ナノダイヤモンドを含む潤滑油組成物が、SUJ2熱処理材で合成された摺動部材の摩擦低減効果を示すことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-241443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の潤滑油組成物をアルミニウム合金製摺動部材に適用しても、摺動面に激しく凝着が生じ、摩耗が進行した。すなわち、前記潤滑油組成物では、アルミニウム合金製摺動部材の摩耗抑制効果は得られなかった。
【0008】
従って、本開示の目的は、アルミニウム合金製摺動部材の摩耗抑制効果を示す潤滑剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を達成するため鋭意検討した結果、表面に修飾を施すことにより分散性が向上したナノダイヤモンド粒子を潤滑剤に添加すると、前記ナノダイヤモンド粒子が摺動面に介在して摩擦を低減すること、アルミニウム合金のような硬度が低く、柔らかく、その上凝着し易い部材で形成された摺動部材であっても、前記ナノダイヤモンド粒子を含む潤滑剤を適用すれば、摩擦係数が上昇するのを抑制することができ、摺動面に凝着が生じるのを抑制して表面均一性を維持することができるので、前記摺動部材が摩耗するのを抑制できることを見出した。本開示はこれらの知見に基づいて完成させたものに関する。
【0010】
すなわち、本開示は、ナノダイヤモンド粒子(A)と、脂肪酸エステル系分散剤(B)と、油剤(C)と、を含み、
前記ナノダイヤモンド粒子(A)は、下記式(a-1)~(a-4)
TIFF
2025177282000002.tif
102
161
(式中、R
1
は水素原子又は炭化水素基を示し、R
2
~R
7
はそれぞれ独立に炭化水素基を示す。式中の波線が付された結合手はナノダイヤモンド粒子に結合する)
から選択される少なくとも1種の表面修飾基を有するナノダイヤモンド粒子である、アルミニウム合金製摺動部材用潤滑剤を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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