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公開番号
2025165316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024069362
出願日
2024-04-22
発明の名称
グリース組成物
出願人
ENEOS株式会社
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10M
169/02 20060101AFI20251027BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】低トルクのグリース組成物の提供。
【解決手段】基油(A)と、増ちょう剤(B)とを含有するグリース組成物であって、前記グリース組成物中の前記増ちょう剤(B)の短径及び長径を、走査電子顕微鏡の誘電率観察システムを用いて測定した際、前記増ちょう剤(B)のアスペクト比(短径/長径)が0.23未満となる、グリース組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基油(A)と、増ちょう剤(B)とを含有するグリース組成物であって、
前記グリース組成物中の前記増ちょう剤(B)の短径及び長径を、走査電子顕微鏡の誘電率観察システムを用いて測定した際、前記増ちょう剤(B)のアスペクト比(短径/長径)が0.23未満となる、グリース組成物。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記増ちょう剤(B)は、ウレア系増ちょう剤(B1)である、請求項1に記載のグリース組成物。
【請求項3】
前記ウレア系増ちょう剤(B1)は、ジウレア化合物である、請求項2に記載のグリース組成物。
【請求項4】
前記増ちょう剤(B)の含有量は、グリース組成物全量100質量%に対して、5質量%以上である、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
【請求項5】
前記増ちょう剤(B)のアスペクト比が0.21以下となる、請求項1又は2に記載のグリース組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリース組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
グリースは、基油に親油性の強い固体の増ちょう剤を分散させて半固体状にした潤滑剤である。グリースは、潤滑油に比べ潤滑部に付着しやすく、流出しにくい。そのため、グリースを用いることにより、潤滑システムの機械構造を簡略化できる。また、グリースは、潤滑油に比べ漏れも少なくクリーンな環境を実現でき、補給間隔も潤滑油に比べ少なくすることが可能である。
グリースは、主に転がり軸受、すべり軸受、ボールネジ、直動ガイド、および歯車等の機械要素の潤滑に用いられる。転がり軸受は、工作機械の主軸、鉄道車両の車両、自動車のオルタネータ等のエンジン補機、等速ジョイント、およびホイール等に幅広く用いられている。
【0003】
近年の省エネルギー化、高効率化の要求を受けて、軸受回転トルクを低減することが望まれている。
例えば、特許文献1には、レーザー回折法によって測定された増ちょう剤粒度分布から算出される増ちょう剤の相対表面積が特定の値以上であるグリース組成物が開示されている。該トルク組成物によれば、攪拌抵抗に起因するトルクを低減することができると開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-204623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
省エネルギー化、高効率化の要求レベルがより高まっており、より高いレベルのトルクの低減性が求められている。
【0006】
特許文献1に開示されているようなレーザー回折・散乱法は、粒子の粒径を簡易に測定できる手法であるが、粒径分布の計算に用いる基本的な仮定においては、全ての分布が、測定対象の粒子の形状が球状である場合の分布と同じであるとしているため、測定対象の粒子の形状が球形ではなく、長かったり薄かったりする場合は、粒子の粒径を適切に測定できない問題がある。一般的な増ちょう剤は、球状ではないため、レーザー回折・散乱法で増ちょう剤の粒子の粒径を正確に計測することはできない。
【0007】
また、電子顕微鏡で増ちょう剤のみの大きさや形状を観察することは可能であるが、真空中で基油が蒸発してしまうため、グリース組成物中の増ちょう剤の大きさや形状を観察することは困難である。
【0008】
グリース組成物中の増ちょう剤の大きさや形状を適切に評価できない場合は、特定のパラメータを満たすように、グリース組成物製造時のせん断力の強弱等を制御した場合であっても、得られたグリース組成物は、目的の効果が得られない場合がある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、低トルクのグリース組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]基油(A)と、増ちょう剤(B)とを含有するグリース組成物であって、
前記グリース組成物中の前記増ちょう剤(B)の短径及び長径を、走査電子顕微鏡の誘電率観察システムを用いて測定した際、前記増ちょう剤(B)のアスペクト比(短径/長径)が0.23未満となる、グリース組成物。
[2]前記増ちょう剤(B)は、ウレア系増ちょう剤(B1)である、[1]に記載のグリース組成物。
[3]前記ウレア系増ちょう剤(B1)は、ジウレア化合物である、[2]に記載のグリース組成物。
[4]前記増ちょう剤(B)の含有量は、グリース組成物全量100質量%に対して、5質量%以上である、[1]~[3]のいずれか一項に記載のグリース組成物。
[5]前記増ちょう剤(B)のアスペクト比が0.21以下となる、[1]~[4]のいずれか一項に記載のグリース組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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