TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025172121
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025144596,2022531797
出願日
2025-09-01,2021-06-14
発明の名称
流量計故障判定方法及び水素充填装置
出願人
ENEOS株式会社
代理人
個人
主分類
G01F
1/00 20220101AFI20251113BHJP(測定;試験)
要約
【課題】流量計の故障判定の精度を向上させる。
【解決手段】流量計故障判定方法は、自動車の燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を、流量計を用いて計量する工程(S114)と、燃料タンクの圧力及び温度の情報を取得する工程(S102)と、取得した圧力及び温度と、燃料タンクの膨張率が考慮された燃料タンクの容量とに基づいて、燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を演算する工程(S104、S112)と、計量された充填量と演算された充填量との間における誤差値を用いて、流量計の故障の有無を判定する工程(S118)と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車の燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を、流量計を用いて計量する工程と、
前記燃料タンクの圧力及び温度の情報を取得する工程と、
前記取得した圧力及び温度と、前記燃料タンクの膨張率が考慮された前記燃料タンクの容量とに基づいて、前記燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を演算する工程と、
前記計量された充填量と前記演算された充填量との間における誤差値を用いて、前記流量計の故障の有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする流量計故障判定方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
充填開始前における前記燃料タンクの第1圧力、第1温度及び第1容量に基づいて、充填開始前における前記燃料タンク内の水素ガスの第1重量を算出する工程と、
充填開始後における前記燃料タンクの第2圧力、第2温度及び第2容量に基づいて、充填開始後における前記燃料タンク内の水素ガスの第2重量を算出する工程と、をさらに含み、
前記演算した充填量は、前記第1重量及び前記第2重量を用いて演算されることを特徴とする請求項1に記載の流量計故障判定方法。
【請求項3】
前記第1容量は、前記膨張率及び前記第1圧力を用いて算出され、前記第2容量は、前記膨張率及び前記第2圧力を用いて算出されることを特徴とする請求項2に記載の流量計故障判定方法。
【請求項4】
前記第1容量は、前記第1圧力に対して非線形となる第1関数を用いて算出され、
前記第2容量は、前記第2圧力に対して線形または非線形となる第2関数を用いて算出されることを特徴とする請求項2または3に記載の流量計故障判定方法。
【請求項5】
前記燃料タンクの種類を特定する工程をさらに含み、
前記第1関数及び前記第2関数は、前記燃料タンクの種類に応じて設定されることを特徴とする請求項4に記載の流量計故障判定方法。
【請求項6】
自動車の燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を、流量計を用いて計量する計量機と、
前記燃料タンクの圧力及び温度の情報を取得する取得部と、
前記取得した圧力及び温度と、前記燃料タンクの膨張率が考慮された前記燃料タンクの容量とに基づいて、前記計量機から前記燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を演算する充填量演算部と、
前記流量計を用いて計量された充填量と、前記演算された充填量との間における誤差値を用いて、前記流量計の故障の有無を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする水素充填装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素充填装置が備える計量機の故障判定の技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、流量計を用いて計量された充填終了時における計量充填量と、タンクの圧力、温度、及び容量を用いて演算された充填終了時における演算充填量との間における、記憶装置に記憶される過去の複数の実績データによる複数の誤差値と、今回の水素ガスの充填終了時における誤差値とを用いて、流量計の故障の有無を判定し、結果を出力する工程と、を備えた計量機の流量計故障診断方法が考案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-207196号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、計量充填量と演算充填量との差分は、燃料タンクの膨張に起因して、通常ゼロにはならず、オフセット量が存在する。そのため、前述の故障診断方法では、計量充填量と演算充填量との差分値を誤差値として用いて故障を判断する際、所定のオフセット量を加味した許容値が設定されている。しかしながら、本願発明者らの更なる検討により、燃料タンクの膨張率は必ずしも一定ではなく、充填圧力に依存することが見いだされた。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、流量計の故障判定の精度を向上するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様の流量計故障判定方法は、自動車の燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を、流量計を用いて計量する工程と、燃料タンクの圧力及び温度の情報を取得する工程と、取得した圧力及び温度と、燃料タンクの膨張率が考慮された燃料タンクの容量とに基づいて、燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を演算する工程と、計量された充填量と演算された充填量との間における誤差値を用いて、流量計の故障の有無を判定する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明のある態様によれば、流量計の故障判定の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る水素ステーションの水素充填システムの構成の一例を示す図である。
本実施の形態に係る水素充填システム全体を制御する制御回路の内部構成の一例を示す構成図である。
充填回数に対する流量計のパーセント誤差の変化の一例を示す図である。
充填回数に対する流量計のパーセント誤差の変化の他の一例を示す図である。
本実施の形態における水素ガスの充填方法の工程の一部を示すフローチャートである。
本実施の形態における水素ガスの充填方法の工程の残部を示すフローチャートである。
多段蓄圧器を用いた水素ガスの充填方法を説明するための図である。
表1における各充填データにおける充填時の差圧と充填量誤差との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
はじめに、本発明の態様を列挙する。本発明のある態様の流量計故障判定方法は、自動車の燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を、流量計を用いて計量する工程と、燃料タンクの圧力及び温度の情報を取得する工程と、取得した圧力及び温度と、燃料タンクの膨張率が考慮された燃料タンクの容量とに基づいて、燃料タンクに充填される水素ガスの充填量を演算する工程と、計量された充填量と演算された充填量との間における誤差値を用いて、流量計の故障の有無を判定する工程と、を含む。
【0010】
この態様によると、充填量を演算する際に、燃料タンクの膨張率が考慮されるため、充填量の演算精度が向上する。換言すると、計量された充填量と演算された充填量との間における誤差値が小さくなり、また、ばらつきが小さくなるため、流量計の故障判定の精度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
視触覚センサ
7日前
株式会社イシダ
表示装置
2日前
個人
計量機能付き容器
1か月前
株式会社イシダ
組合せ計量装置
1日前
日本精機株式会社
液面検出装置
2日前
愛知電機株式会社
外観検査方法
3日前
日本精機株式会社
発光表示装置
15日前
株式会社カクマル
境界杭
22日前
愛知電機株式会社
外観検査装置
3日前
株式会社トプコン
測量装置
14日前
ユニパルス株式会社
トルク変換器
7日前
ユニパルス株式会社
トルク変換器
7日前
ユニパルス株式会社
トルク変換器
7日前
IMV株式会社
振動試験装置
1日前
大成建設株式会社
風洞実験装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
7日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
14日前
大同特殊鋼株式会社
形状測定方法
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
8日前
日本信号株式会社
距離画像センサ
1か月前
個人
非接触による電磁パルスの測定方法
1か月前
個人
計量具及び計量機能付き容器
1か月前
個人
液位検視及び品質監視システム
1か月前
株式会社タイガーカワシマ
揚穀装置
14日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
16日前
株式会社不二越
X線測定装置
1か月前
本陣水越株式会社
車載式計測標的物
9日前
日置電機株式会社
絶縁抵抗測定装置
7日前
キーコム株式会社
画像作成システム
22日前
スズキ株式会社
タイヤ径算出システム
8日前
株式会社エルメックス
希釈液収容容器
1か月前
株式会社マグネア
磁界検出素子
1か月前
理研計器株式会社
ガス検知装置
22日前
ユニパルス株式会社
トルク変換器、調整部材
7日前
合同会社画像技術研究所
カラーチャート
28日前
続きを見る
他の特許を見る