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公開番号2025177176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083768
出願日2024-05-23
発明の名称トルク変換器
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類G01L 3/10 20060101AFI20251128BHJP(測定;試験)
要約【課題】高速回転の使用に耐えうるトルク変換器を提供することを課題としている。
【解決手段】円柱形の回転部3と固定部2とを有して、回転部3に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器1であって、回転部3の外周に設けられて検出したトルク値を固定部2の受信部10へ無線で送信する送信部と、回転部3の外周に設けられて固定部2の給電部7から電力を非接触で受ける受電部5と、を備え、送信部及び受電部5の最外周は、緊迫して巻回された高張力繊維と高張力繊維を覆う接着層を有している。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
円柱形の回転部と固定部とを有して、前記回転部に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器であって、
前記回転部の外周に設けられて検出したトルク値を前記固定部の受信部へ無線で送信する送信部と、
前記回転部の外周に設けられて前記固定部の給電部から電力を非接触で受ける受電部と、を備え、
前記送信部及び前記受電部の最外周は、緊迫して巻回された高張力繊維と前記高張力繊維を覆う接着層を有しているトルク変換器。
続きを表示（約 110 文字）【請求項２】
前記高張力繊維は、アラミド繊維、炭素繊維、超高分子ポリエチレン繊維、ガラス繊維及びポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維のうち少なくとも一種以上の繊維を含む請求項１に記載のトルク変換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、トルクを測定して電気信号に変換するトルク変換器に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、高速回転する自動車の車輪等に生じるトルクを測定する測定器としては、両端に接続用のフランジ部を有し、このフランジ間に円筒状の起歪部を連結する構造のトルク変換器が公知である。このトルク変換器は、被測定物を連結して一緒に回転する回転部と、回転部からのトルク信号を受信して測定値を出力する固定部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2020ー020582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
この回転部から固定部へのトルクの信号は無線によって送信される。例えば特許文献１に示す様に、固定部のフランジ部に中空円盤形状の円環基板として取り付けられたダイポールアンテナと、固定部に設けられた受信アンテナとによって送受信が行われる。しかしながら回転部が高速で回転すると、回転部外周面に設けられた送信アンテナや固定部から電力を受電する受電コイルに大きな遠心力が加わり、これらの固定に際して改善の余地があった。
【０００５】
このような問題に鑑みて、本発明は、高速回転の使用に耐えうるトルク変換器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のトルク変換器は、
円柱形の回転部と固定部とを有して、回転部に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器であって、
回転部の外周に設けられて検出したトルク値を固定部の受信部へ無線で送信する送信部と、
回転部の外周に設けられて固定部の給電部から電力を非接触で受ける受電部と、を備え、
送信部及び受電部の最外周は、緊迫して巻回された高張力繊維と高張力繊維を覆う接着層を有して構成されている。
【０００７】
また、高張力繊維は、アラミド繊維、炭素繊維、超高分子ポリエチレン繊維、ガラス繊維及びポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維のうち少なくとも一種以上の繊維を含んで構成されている。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、回転部が高速で回転した際においても、回転部外周面に設けられた送信アンテナや固定部から電力を受電する受電コイルを高張力繊維と接着剤による固定することで剥離を防止したトルク変換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係るトルク変換器の斜視外観図である。
本発明の実施形態に係るトルク変換器の断面図である。
本発明の実施形態に係るトルク変換器の送信アンテナ基板の詳細断面図と受電部の詳細断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態に係るトルク変換器について、図面を基に詳細な説明を行う。図１は本発明の実施形態に係るトルク変換器１の斜視外観図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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