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公開番号2025168604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-10
出願番号2024073283
出願日2024-04-28
発明の名称計量機能付き容器
出願人個人
代理人個人
主分類G01F 11/26 20060101AFI20251031BHJP(測定;試験)
要約【課題】実用的な計量機能付き容器を提供すること。
【解決手段】計量機能付き容器は、貯蔵室内の内容物を排出口から容器外に排出する排出路を区画する排出路区画部と、貯蔵室と排出路とにそれぞれ流入孔と流出孔とを介して連通し、貯蔵室の底部側に配置され、貯蔵室内で内容物を計量する計量室を区画する計量室区画部とを備え、計量姿勢において、流入孔が流出孔よりも重力方向上側に位置して、計量室内の内容物が計量室外の内容物と分離され、排出姿勢において、計量姿勢で計量室の容積に計量された内容物が容器外に排出されるように設定された上限容量の内容物が貯蔵されている容器の計量姿勢における内容物の上面を含む、第1仮想平面に基づいて、貯蔵室の形状が設計されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
容器の底部を重力方向下側にして水平面に載置された載置姿勢から前記容器を特定方向に傾けた計量姿勢において、前記容器の貯蔵室内に貯蔵されている流体又は粒体の内容物を前記貯蔵室内で計量し、前記計量姿勢から更に前記特定方向に傾けた排出姿勢において、前記計量姿勢で計量された前記内容物を前記容器外に排出する計量機能付き容器であって、
前記貯蔵室内の前記内容物を排出口から前記容器外に排出する排出路を区画する排出路区画部と、
前記排出路の前記排出口とは反対側に設けられ、前記貯蔵室と前記排出路とにそれぞれ流入孔と流出孔とを介して連通し、前記貯蔵室の前記底部側に配置され、前記貯蔵室内で前記内容物を計量する計量室を区画する計量室区画部と、を備え、
前記計量姿勢において、前記流入孔が前記流出孔よりも重力方向上側に位置して、前記計量室内の前記内容物が前記計量室外の前記内容物と分離され、前記排出姿勢において、前記計量姿勢で前記計量室の容積に計量された前記内容物が前記容器外に排出されるように設定された容量の上限である上限容量の前記内容物が貯蔵されている前記容器の前記計量姿勢における前記内容物の上面を含む、第１仮想平面に基づいて、前記貯蔵室の形状が設計されていることを特徴とする計量機能付き容器。
続きを表示（約 360 文字）【請求項２】
前記容器は、前記貯蔵室のうち前記上限容量の前記内容物が貯蔵されている前記容器の前記載置姿勢における前記内容物の上面を含む第２仮想平面に基づいて、前記貯蔵室の形状が設定されている、請求項１に記載の計量機能付き容器。
【請求項３】
前記容器は、前記貯蔵室のうち前記計量姿勢で前記第１仮想平面よりも重力方向上側になる領域の少なくとも一部が前記第１仮想平面側に収縮する前記貯蔵室を区画する、請求項１又は２に記載の計量機能付き容器。
【請求項４】
前記容器は、前記貯蔵室のうち前記計量姿勢で前記第１仮想平面よりも重力方向上側になる領域の前記計量姿勢で重力方向上側になる上面の少なくとも一部が前記第１仮想平面に沿う前記貯蔵室を区画する、請求項１又は２に記載の計量機能付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、計量機能付き容器に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、容器内の貯蔵室に貯蔵されている流体の内容物を計量室で計量し、計量された内容物を容器外に排出する計量機能付き容器が知られている。特許文献１に開示されている計量機能付き容器は、円筒状の貯蔵室を区画している。しかしながら、容器の計量機能を阻害することなく貯蔵室に貯蔵可能な内容物の上限容量等、容器の実用化に向けた検討は、十分なものであるとは言い難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－３４６６９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、実用的な計量機能付き容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の計量機能付き容器は、容器の底部を重力方向下側にして水平面に載置された載置姿勢から前記容器を特定方向に傾けた計量姿勢において、前記容器の貯蔵室内に貯蔵されている流体又は粒体の内容物を前記貯蔵室内で計量し、前記計量姿勢から更に前記特定方向に傾けた排出姿勢において、前記計量姿勢で計量された前記内容物を前記容器外に排出するものであって、前記貯蔵室内の前記内容物を排出口から前記容器外に排出する排出路を区画する排出路区画部と、前記排出路の前記排出口とは反対側に設けられ、前記貯蔵室と前記排出路とにそれぞれ流入孔と流出孔とを介して連通し、前記貯蔵室の前記底部側に配置され、前記貯蔵室内で前記内容物を計量する計量室を区画する計量室区画部と、を備え、前記計量姿勢において、前記流入孔が前記流出孔よりも重力方向上側に位置して、前記計量室内の前記内容物が前記計量室外の前記内容物と分離され、前記排出姿勢において、前記計量姿勢で前記計量室の容積に計量された前記内容物が前記容器外に排出されるように設定された容量の上限である上限容量の前記内容物が貯蔵されている前記容器の前記計量姿勢における前記内容物の上面を含む、第１仮想平面に基づいて、前記貯蔵室の形状が設計されている。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の計量機能付き容器の貯蔵室の形状は、上限容量の内容物が貯蔵されている容器の計量姿勢における内容物の上面を考慮して設計されている。そのため、貯蔵室の容積に対する上限容量の割合を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の計量具の模式図である。
第１実施形態の計量具の計量室区画部の模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の計量姿勢を示す模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の排出姿勢を示す模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の貯蔵室の形状を説明するための模式図である。
第２実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
第１実施形態の計量機能付き容器の底面を示す模式図である。
第３実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
第４実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
第４実施形態の計量機能付き容器の計量姿勢を示す模式図である。
第４実施形態の計量機能付き容器の計量姿勢を示す模式図である。
第５実施形態の計量機能付き容器の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
計量機能付き容器の変形例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（第１実施形態）
＜計量機能付き容器＞
図１は、第１実施形態の計量機能付き容器１Ａの模式図である。計量機能付き容器１Ａは、容器１０Ａと計量具２０Ａとを備えている。計量機能付き容器１Ａは、計量具２０Ａにより容器１０Ａ内に貯蔵されている内容物２を容器１０Ａ内で計量して、計量された所定量の内容物２を容器１０Ａ外に排出することができる。内容物２は流体や粒体である。流体の内容物２としては、水やジュース等の飲料や、ソースや酢等の調味料や、液体洗剤や、液体の薬品が考えられる。粒体の内容物２としては、砂糖や塩等の調味料や、粉末洗剤や、粉体の薬品が考えられる。
【０００９】
＜容器＞
図２は、容器１０Ａの模式図である。容器１０Ａは貯蔵室１１Ａを区画する。貯蔵室１１Ａは内容物２を貯蔵するための空間である。
容器１０Ａの載置姿勢における上部には連通孔１２Ａが設けられている。ここで載置姿勢とは、容器１０Ａの底部を重力方向下側にして水平面に載置された姿勢である。連通孔１２Ａは、容器１０Ａの内外を連通させる孔である。
【００１０】
＜計量具＞
図３は、計量具２０Ａの模式図である。計量具２０Ａは、排出路区画部２１０と計量室区画部２２０と蓋部２３０とを有している。
排出路区画部２１０は、管状に形成され、排出路２１１を区画する。ここで、排出路とは内容物２を容器１０Ａ内から容器１０Ａ外に排出するための通路である。また、管状とは中空の細長い形状を意味する。排出路２１１の一方端は、排出口２１２として機能する。貯蔵室１１Ａ内の内容物２は、排出路２１１を流れ、排出口２１２から容器１０Ａ外に排出される。
（【００１１】以降は省略されています）

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