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公開番号
2025168613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-10
出願番号
2025126884
出願日
2025-07-30
発明の名称
希釈液収容容器
出願人
株式会社エルメックス
代理人
個人
主分類
G01N
1/10 20060101AFI20251031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】キャップの必要部分を誤操作なくワンタッチで容易に開閉することができると共に、その際にコンタミを生じさせないダブルキャップ構造の希釈液収容容器を提供する。
【解決手段】所定量の希釈液を収容可能な容器本体20と、容器本体の開口端24に取り付けられる略筒状のベースキャップ30と、ベースキャップにヒンジ41で開閉可能に連結される中蓋40と、中蓋にヒンジ51で開閉可能に連結される上蓋50とを有する希釈液収容容器10。中蓋開放操作用のツバ部47と上蓋開放操作用のツバ部55が略180度間隔で対向する地点に設けられるので、検体試料を容器本体に注入するために中蓋を開ける際の操作と、容器本体から希釈試料をシャーレなどに分注するために上蓋を開ける際の操作を、確実に、誤操作することなく行うことができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
所定量の希釈液を収容可能な容器本体と、容器本体の開口端に取り付けられる略筒状のベースキャップと、ベースキャップに第一ヒンジで開閉可能に連結される中蓋と、中蓋に第二ヒンジで開閉可能に連結される上蓋とを有し、ベースキャップを容器本体に取り付けると共に中蓋をベースキャップに対して閉じたときに容器本体の内部に連通する連通口が中蓋の天面を貫通して設けられ、上蓋を中蓋に対して閉じたときに中蓋の連通口を密栓する突起が上蓋の天面から下方に突出して設けられることを特徴とする希釈液収容容器。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
容器本体の上端外周面に雄ねじが形成されると共に、ベースキャップの内周面に該雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、該雄ねじと該雌ねじの螺合を介してベースキャップが容器本体に対して着脱可能であることを特徴とする、請求項1記載の希釈液収容容器。
【請求項3】
ベースキャップと中蓋と上蓋が第一ヒンジおよび第二ヒンジを介して連続して形成されることを特徴とする、請求項1記載の希釈液収容容器。
【請求項4】
中蓋の天面に、連通口を取り巻くように防護壁が上方に突出して形成されることを特徴とする、請求項1記載の希釈液収容容器。
【請求項5】
第一ヒンジと第二ヒンジが中蓋の外周の略対向する地点に設けられると共に、中蓋の外周において第一ヒンジと略対向する地点に中蓋開放操作用のツバ部が形成され、上蓋の外周において第二ヒンジと略対向する地点に上蓋開放操作用のツバ部が形成されることを特徴とする、請求項3記載の希釈液収容容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の安全性を担保するための微生物検査や拭き取り検査などに好適に用いられる希釈液収容容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
食品安全性試験の一環として、製品検査や原料検査、生産要員の手指検査、工程検査またはレストラン・厨房施設などにおいて使用される器具や器材などが清潔且つ衛生的であるか否かは、一般に、生菌数と大腸菌群を検査することによって評価され、場合によってはさらに黄色ブドウ球菌やカビ、酵母などの検査も行われる。
【0003】
検査対象とされる器具や器材または容器包装などは種々に異なる形状を有しており、瓶や缶などの有栓容器の内部の汚染状態を検査するには通常は洗い落とし法が採用されるが、まな板や皿などの表面が扁平な器具や包丁などの不規則形状を有する器具を対象とする場合は、拭き取り検査法に準拠して試料検液を調製している。
【0004】
本出願人は、ラボを持たない施設においても簡易で且つ確実に拭き取り検査を行うことができる拭き取り検査キットを開発した(特許文献1,2)。この拭き取り検査キットによれば、希釈液と共に容器本体内に収容した検体を定量検査のためにシャーレなどの培地に分注する際に、キャップを装着したまま上蓋だけを開けることによって検体を排出させることができるので、分注作業を容易に行うことができる利点があり、市場においてもその有用性が高く評価されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-344232号公報
特開2013-108803号公報
特開2016-070820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1,2に係る拭き取り検査キットでは、希釈液を収容する容器本体の開口端にキャップをねじ込む構造が採用されているため、拭き取り操作を行う際には、キャップを緩める方向に回して容器本体から外し、キャップの裏面側から突出する綿棒の先端に取り付けられた綿球で検査対象の箇所を拭き取った後、再度これを容器本体に収容させて、キャップを閉める方向に回して容器本体に取り付けて密封するという一連の作業が必要となる。キャップを外すとき、および、キャップを閉めるときには、一方の手で容器本体を支持しながら他方の手でキャップを掴んで回さなければならず、面倒であるだけでなく、キャップを回して取り外す際に、容器本体の開口縁に手指が接触してコンタミを生じさせる懸念があった。
【0007】
したがって、本発明は、キャップの必要部分を開閉する作業を誤操作することなくワンタッチで容易に行うことができると共に、その際にコンタミを生じさせないダブルキャップ構造の希釈液収容容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、所定量の希釈液を収容可能な容器本体と、容器本体の開口端に取り付けられる略筒状のベースキャップと、ベースキャップに第一ヒンジで開閉可能に連結される中蓋と、中蓋に第二ヒンジで開閉可能に連結される上蓋とを有し、ベースキャップを容器本体に取り付けると共に中蓋をベースキャップに対して閉じたときに容器本体の内部に連通する連通口が中蓋の天面を貫通して設けられ、上蓋を中蓋に対して閉じたときに中蓋の連通口を密栓する突起が上蓋の天面から下方に突出して設けられることを特徴とする希釈液収容容器である。
【0009】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の希釈液収容容器において、容器本体の上端外周面に雄ねじが形成されると共に、ベースキャップの内周面に該雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、該雄ねじと該雌ねじの螺合を介してベースキャップが容器本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る本発明は、請求項1記載の希釈液収容容器において、ベースキャップと中蓋と上蓋が第一ヒンジおよび第二ヒンジを介して連続して形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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