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公開番号
2025175402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024081493
出願日
2024-05-20
発明の名称
車載式計測標的物
出願人
本陣水越株式会社
代理人
個人
主分類
G01C
15/06 20060101AFI20251126BHJP(測定;試験)
要約
【課題】計測機器から照射される計測用光線を該計測機器に反射させるための計測標的物を車輪式陸上移動体に搭載した車載式計測標的物につき、該計測標的物を垂直姿勢に保つことができる車載式計測標的物を提供する。
【解決手段】
車載式計測標的物1は、車輪3と、車軸4と、釣り合い装置5と、錘体6と、計測標的物2とを有する。車輪3は車載式計測標的物1を走行させる車部材である。車軸4は車輪3を回動させる軸部材である。釣り合い装置5は錘体6と計測標的物2とを釣り合わせる装置であって、その内部に車軸4が挿通されており、車軸4を軸として回動する装置であり、車軸4を境にして一側側に錘体6が設けられており、他側側に計測標的物2が設けられている。錘体6は、釣り合い装置5を回動させて、その錘体設置側を垂直下方向に位置させるとともに、その計測標的物設置側を垂直上方向に位置させる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
計測機器から照射される計測用光線を該計測機器に反射させるための計測標的物を車輪式陸上移動体に搭載した車載式計測標的物であって、車輪と、車軸と、釣り合い装置と、錘体と、計測標的物とを有しており、該車輪は、該計測標的物による計測を行う場所に該車載式計測標的物を走行させるための車部材であり、該車軸は、該車輪を回動させるための軸部材であって、棒状部材によって形成されており、該釣り合い装置は、該錘体と該計測標的物とを釣り合わせるための装置であって、その内部に該車軸が挿通されており、該車軸を軸として回動する装置であり、該車軸を境にして一側側に該錘体が設けられており、他側側に該計測標的物が設けられており、該錘体は、該釣り合い装置を回動させて、その錘体設置側を垂直下方向に位置させるとともに、その計測標的物設置側を垂直上方向に位置させるためのバランス錘であることを特徴とする車載式計測標的物。
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【請求項2】
請求項1に記載した車載式計測標的物であって、前記錘体及び/又は前記計測標的物が前記釣り合い装置に対して着脱可能な構造になっていることを特徴とする車載式計測標的物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載した車載式計測標的物であって、使用者が手にもって該車載式計測標的物を運転するための持ち手を備えていることを特徴とする車載式計測標的物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、情報化施工用のプリズムミラーといった計測機器から照射される計測用光線を該計測機器に反射させるための計測標的物を手押し車(台車・猫車)や無線操縦車(ラジオコントロールカー)といった各種の車輪式陸上移動体に搭載した車載式計測標的物に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
本願発明に係る車載式計測標的物は、上記のような各種の車輪式陸上移動体に各種の計測標的物を搭載することを対象にしているが、本願では特に手押し車を該車輪式陸上移動体とし、これに情報化施工用のプリズムミラーを該計測標的物として搭載した車載式計測標的物を例にして説明する。
【0003】
昨今、道路工事、河川工事、治山工事といった各種の土木工事分野では情報化施工が促進されている。ここで、情報化施工とは、情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)やRTK-GNSS(Real Time Kinematic-Global Navigation Satellite Systems)等を活用し、上記のような各種の土木工事をより効率的かつ安全に行うとともに、より精度の高い施工結果を得ようとするものである。
【0004】
以下に上記の情報化施工について道路等の舗装工事を行う際の事前計測を行う場合を例に挙げて説明する。まず、所定の場所に三脚架のような各種の計測機器設置用具を設置し、該計測機器設置用具にトータルステーション(Total Station:TS)と呼称される計測機器を取り付ける。次に、該事前計測を行う場所に上記のような情報化施工用の計測標的物となるプリズムミラーを搭載した手押し車を走行させる。その際、該トータルステーションから該プリズムミラーに向けてレーザー光線を照射し、該トータルステーションが該プリズムミラーからの反射光に基づいてその距離や角度を計測する。そして、コンピュータで該プリズムミラーの三次元座標を算出してその位置を計測する。このような情報通信技術を活用した計測方法によれば、従前の人手による計測に比べて、より精度の高い計測を行うことができるとともに、より効率的かつ安全に計測を行うことができるのである。
【0005】
このような車載式計測標的物を用いた情報通信技術を活用した計測方法としては、例えば、移動距離及び傾斜角度が測定可能な台車に電子スタッフを配設し、道路に電子レベルを設置して台車を道路形状測定所望箇所を移動させ、台車の前輪と後輪の間隔以上の所定距離を台車が移動する度にその時の電子スタッフの高さを計測して測定道路面の基準位置からの高さを算出し、また台車が前後輪間の距離を移動する度にその時の台車の傾斜角度を計測し、その傾斜角度からその時の台車の前後輪間の道路の高低差を算出し、電子レベル及び電子スタッフで順次計測して算出した道路の高さを基準とし、次の電子レベル及び電子スタッフでの計測ポイントまでの間は台車の傾斜角度から算出した道路の高低差を道路の形状変化量とし、これらを連続させることにより道路形状とした道路形状測定方法(例えば、下記の特許文献1を参照)が提案されている。
【0006】
また、上記のような情報通信技術を活用した計測方法に用いる車載式計測標的物としては、牽引車両にレーザー光受光器を備えた被牽引車を上下揺動自在に設け、該牽引車両に該被牽引車にわたり緩衝部材を設けるとともに、該レーザー光受光器にレーザー光を発射するレーザー光投光器を設けた路面粗さ計測装置(例えば、下記の特許文献2を参照)が提案されている。更に、被測定物上を自走可能であり反射ミラーを載置した筐体と、該筐体とは別に設置されたオートコリメータと、該筐体の走行距離データ、及び該オートコリメータからの傾斜データを処理し被測定物の真直度を算出する解析用コンピュータとを備えており、該筐体は、その底面側にタイヤを有し、該タイヤの回転によって該筐体の走行距離が求められ、その走行距離は解析用コンピュータに入力されて被測定物上における該筐体の位置が算出される真直度測定装置(例えば、下記の特許文献3を参照)等も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平11-100809号公報
特開昭56-051011号公報
特開2009-300180
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ここで、上記のような情報通信技術を用いた計測を行う場合、前記のプリズムミラーを垂直姿勢にすることで、前記のトータルステーションから照射されるレーザー光線を十分に受光し、それを該トータルステーションへと十分に反射させることができる。
【0009】
しかしながら、手押し車にプリズムミラーを搭載しただけでは、該車載式計測標的物を走行させる場所が傾斜していたり凹凸を有していたりすると、該プリズムミラーが傾いてしまうという問題があった。即ち、手押し車にプリズムミラーを固着させた場合、車載式計測標的物を進行させる方向が上り坂になっていると、プリズムミラーが進行方向とは逆方向に傾斜し、車載式計測標的物を進行させる方向が下り坂になっていると、プリズムミラーが進行方向と準方向に傾斜することになる。そうすると、上記のトータルステーションから該プリズムミラーに向けてレーザー光線を照射した際に、該プリズムミラーが該トータルステーションに向けてこれを十分に反射させることができず、該トータルステーションが該プリズムミラーとの間の距離やその角度を十分に計測することができないという問題があった。
【0010】
また、該車輪式陸上移動体において該プリズムミラーが傾いてしまうと、それが垂直姿勢である場合と傾斜姿勢になった場合とで該プリズムミラーと該車載式計測標的物を走行させる走行面との間隔に差異が生じてしまうため、正確な計測をすることができないという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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