特許ウォッチ

公開番号2025177178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083770
出願日2024-05-23
発明の名称トルク変換器、調整部材
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類G01L 3/10 20060101AFI20251128BHJP(測定;試験)
要約【課題】高速での回転バランスの調整を容易にすることができるトルク変換器を提供することを課題としている。
【解決手段】円柱形の回転部3と固定部2とを有して、回転部3に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器1であって、円弧状で円周方向に所定の角度で割断可能な平板の調整部材wが、回転部3と同軸で回転部3へ固着されている。調整部材wは、固定用の穴と割断部とが円周方向に交互に配置され、割断部で割断して分割して使用される。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項１】
円柱形の回転部と固定部とを有して、前記回転部に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器であって、
円弧状で円周方向に所定の角度で分割割断可能な平板の調整部材が、前記回転部と同軸で前記回転部へ固着されているトルク変換器。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記調整部材は、固定用の穴と割断部とが円周方向に交互に配置されている請求項１に記載のトルク変換器。
【請求項３】
平板かつ円弧形状であって、固定用の穴と割断部とが円周方向に交互に配置され、トルク変換器の回転部と同軸にて固着されて前記回転部の回転バランスを調整するための調整部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、トルクを測定して電気信号に変換するトルク変換器とこれに用いられる調整部材に関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、高速回転する自動車の車輪等に生じるトルクを測定する測定器としては、両端に接続用のフランジ部を有し、このフランジ間に円筒状の起歪部を連結する構造のトルク変換器が公知である。このトルク変換器は、被測定物を連結して一緒に回転する回転部と、回転部からのトルク信号を受信して測定値を出力する固定部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2020ー020582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
この回転部は被測定物と高速で一緒に回転することから、回転バランスの調整を行うことが必要である。従来ではフランジの部分に回転方向に複数のネジ穴を設けておき、止めネジなどを挿入してバランス調整を行うのが一般的であった。しかしながら止めネジだけでは調整が難しいこと、ネジ穴を多数設けると剛性の低下やコストの増大を招き改善の余地があった。
【０００５】
このような問題に鑑みて、本発明は、回転バランスの調整を容易にするトルク変換器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のトルク変換器は、
円柱形の回転部と固定部とを有して、回転部に作用するトルクを電気量に変換するトルク変換器であって、
円弧状で円周方向に所定の角度で分割割断可能な平板の調整部材が、回転部と同軸で回転部へ固着されて構成されている。
【０００７】
また、調整部材は、固定用の穴と割断部とが円周方向に交互に配置されている。
【０００８】
本発明の調整部材は、
平板かつ円弧形状であって、固定用の穴と割断部とが円周方向に交互に配置され、トルク変換器の回転部と同軸にて固着されて前記回転部の回転バランスの調整に用いられる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、高速での回転バランスの調整を容易にすることができるトルク変換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の実施形態に係るトルク変換器の斜視外観図である。
本発明の実施形態に係るトルク変換器の背面図（ａ）と一部の部品を省略した背面図（ｂ）である。
本発明の実施形態に係るトルク変換器の一部の部品を省略した背面斜視図と、調整部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許