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公開番号
2025177679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084724
出願日
2024-05-24
発明の名称
二次電池用加圧袋およびその製造方法
出願人
タイガースポリマー株式会社
,
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
H01M
50/291 20210101AFI20251128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 二次電池用加圧袋の袋本体部を構成するシート材の、製造時の変形を抑制することで、カバー部材と袋本体部の接合強度を確保し、組電池等に容易に取り込み可能な二次電池用加圧袋を提供する。
【解決手段】 二次電池の加圧時に用いる二次電池用加圧袋であって、シート材を重ね合わせた袋本体部の1辺に、シート材を固定するためのシート支持部材を袋本体部の1つの周縁部の全長に渡り内接することで、シート材の表側と裏側から、カバー部材を設ける際に、シート材の変形を抑制し、袋本体部とカバー部材の接合強度を確保した二次電池用加圧袋を得る。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
薄板状の二次電池用加圧袋であって、
前記二次電池用加圧袋は、少なくとも、袋本体部と、シート支持部材と、カバー部材を含み、
前記袋本体部は、気密性で可撓性を有するシート材を重ね合わせて、両シート材の周縁部を接合した正面視略矩形状であり、
前記シート支持部材は、前記袋本体部の周縁部のうち、少なくとも1辺においてその全長に渡りシート材と内接するシート接合面を備え、
前記カバー部材は、前記シート材と、前記シート材に内接した前記シート支持部材を、前記袋本体部の表側と裏側から挟み込み、前記袋本体部に接合されていることを特徴とする、
二次電池用加圧袋。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記シート支持部材は、
前記袋本体部の内側の厚さが、外側の厚さに比較して薄くなっていることを特徴とする、
請求項1に記載の二次電池用加圧袋。
【請求項3】
前記シート支持部材は、
その長手方向の端部の厚さが、中央部の厚さに比較して薄くなっていることを特徴とする、
請求項1に記載の二次電池用加圧袋。
【請求項4】
前記カバー部材は、
前記袋本体部の表面側から裏面側を連絡するように、前記カバー部材の長手方向に沿った断面形状が略ロ字形状をしていることを特徴とする、
請求項1に記載の二次電池用加圧袋。
【請求項5】
前記カバー部材は、
前記袋本体部の表面側から裏面側を連絡するように、前記カバー部材の短手方向に沿った断面形状が略コ字形状をしていることを特徴とする、
請求項1に記載の二次電池用加圧袋。
【請求項6】
前記カバー部材は、
前記袋本体部の周縁部の少なくとも前記1辺の全長に渡って設けられている、
請求項1に記載の二次電池用加圧袋。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の二次電池用加圧袋の製造方法であって、
前記袋本体部を構成する前記シート材を接合する接合工程と、
前記シート材の周縁部の少なくとも前記1辺の全長において、前記シート材と前記シート支持部材を、前記袋本体部に内接する内接工程と、
前記袋本体部の表側と裏側から、前記シート材と前記シート支持部材との内接部を挟み込むように、前記カバー部材をオーバーモールド成型にて成型しつつ、前記袋本体部に接合する工程とを含むことを特徴とする、
請求項1乃至6に記載の二次電池用加圧袋の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄型平板形状をなす二次電池を、その厚さ方向に加圧する加圧袋に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車やハイブリッド自動車に用いられる組電池には、小型かつ軽量で安全性の高い二次電池が要望されている。従来の液体電解質を用いた二次電池では溶媒として水溶液や有機溶媒を用いる必要があり、電解質の蒸発、分解、液漏れ、発火等の問題があり、電解質を不燃の固体電解質とするいわゆる全固体電池への期待が高まっている。
【0003】
一方で、全固体電池においては、固体電解質と電極との界面の密着性を高めて電池を作動させる必要性や、二次電池に一定の圧力を加えることで、結晶性析出物の生成を予防し発電効率を最適化するため、加圧袋を利用した加圧環境下において二次電池が使用されている。
【0004】
例えば、特許文献1および2には、複数の二次電池を等間隔で積層配置し、エア(気体)の圧力で膨張可能なスーペーサ(加圧袋)を二次電池間に配置し、前記スペーサにより二次電池を厚さ方向に加圧する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開番号WO2015-141631号公報
特開2019-128980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この二次電池を加圧するための技術において、可撓性を有するシート材を重ね合わせて、その周縁部を接合して、平板状の袋とした加圧袋が用いられることがある。例えば、ラミネートフィルムを重ね合わせて作成したいわゆるパウチ袋のような加圧袋が用いられ、このような加圧袋は薄いものとすることが可能であり、複数の二次電池を積層した組電池等のコンパクト化に寄与しうるものである。
【0007】
しかしながら、パウチ袋のような加圧袋を用いた場合、加圧袋の袋本体部を構成するシート状の素材そのものに剛性がなく、組電池等に組み込む際の位置決めに難がでる恐れがある。
【0008】
そのため、加圧袋の周縁部に組電池等に組み込む際の位置決めや、組電池等への支持用の部分を備えたカバー部材を設け、加圧袋の組電池への固定を容易化する方法が検討されている。特に、インサート成型若しくはオーバーモールド成型工程によりカバー部材を設けると、成型と接合を一工程で行うことができ、製造効率の観点から好ましい。
【0009】
インサート成型若しくはオーバーモールド成型においては、カバー部材を射出成型する金型が準備され、加圧袋の端部など、カバー部材が取り付けられるべき部分を、当該金型内に配置し、かかる状態において樹脂の射出成型が行われる。本工程は、インサート成型若しくはオーバーモールド成型と呼ばれている。かかる工程により、当該金型内にカバー部材が成型され、かつ、当該金型内に配置された加圧袋の一部(例えば端部)と、カバー部材が接合一体化される。
【0010】
加圧袋の袋本体部にカバー部材を設ける場所が、袋本体部を構成する可撓性を有するシート材のみである場合には、成型時にシート材の変形(捻じれ、捩れ、折れ曲がり等)が発生しやすくなることが判明した。カバー部材をオーバーモールド成型する工程において、袋本体部を構成する可撓性を有するシート材を射出成型金型内に配置し、オーバーモールド成型しようとすると、可撓性を有するシート材のみでは、成型金型内に射出された樹脂の圧力に抗えず、シート材の変形が発生し、袋本体部(特に周縁部)が所望の位置に配置されない恐れがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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