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公開番号2025171334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076547
出願日2024-05-09
発明の名称エンジン
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20251113BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】クランクケースの換気に伴うエンジンオイルの撹拌を抑える。
【解決手段】一方向弁60を通じて開口63から導入された空気によりクランクケース15の内部を換気するエンジンにおいて、エンジンオイルの液面よりも上方、かつ開口63よりも下方に位置する隔壁71を有した遮蔽板70を、クランクケース15の内部における開口63の周辺の部分に設置した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸気通路と、
クランクシャフトを収容するとともにエンジンオイルを貯留するオイルパンを備えるクランクケースと、
前記吸気通路と前記クランクケースの内部とを連通する空気導入路と、
前記クランクケースの内部への前記空気導入路の開口の周辺の部分に設置されるとともに、当該エンジンの車両搭載時の状態における前記エンジンオイルの液面よりも上方、かつ前記開口よりも下方に位置する隔壁を有した遮蔽板と、
を備え、前記空気導入路を通じて前記吸気通路から空気を導入して前記クランクケースの換気を行うエンジン。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記クランクケースの内部には、前記オイルパンと前記クランクシャフトとの間に介設されたバッフルプレートが設置されており、
前記遮蔽板は、前記バッフルプレートと一体に設けられている
請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記遮蔽板は、前記隔壁から立設されて前記開口に正対する正面壁を有する請求項1に記載のエンジン。
【請求項4】
前記クランクケースには、前記空気導入路における前記クランクケースから前記吸気通路に向う方向のガスの流れを制限する一方向弁が取り付けられている請求項1に記載のエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クランクケースの換気を行うエンジンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に見られるように、吸気通路からクランクケースに空気を導入することで、クランクケース内のブローバイガスを換気する換気システムを備えるエンジンが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-185181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クランクケースの内部には、エンジンオイルが貯留されている。そのため、換気のため、クランクケースに空気を導入すると、導入した空気の吹き付けにより、エンジンオイルが撹拌される場合がある。エンジンオイルが撹拌されると、気泡が混入して、エマルジョンが発生し易くなる。また、撹拌により、エンジンオイルがミスト化し易くなる。ミスト化したオイルの一部はブローバイガスと共にクランクケースから持ち去れられてしまう。そのため、換気のための空気の導入により、エンジンオイルの消費が増加する場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するエンジンは、吸気通路と、クランクシャフトを収容するとともにエンジンオイルを貯留するオイルパンを備えるクランクケースと、前記吸気通路と前記クランクケースの内部とを連通する空気導入路と、前記クランクケースの内部への前記空気導入路の開口の周辺の部分に設置されるとともに、当該エンジンの車両搭載時の状態における前記エンジンオイルの液面よりも上方、かつ前記開口よりも下方に位置する隔壁を有した遮蔽板と、を備え、前記空気導入路を通じて前記吸気通路から空気を導入して前記クランクケースの換気を行うように構成されている。
【発明の効果】
【0006】
上記エンジンには、クランクケースの換気に伴うエンジンオイルの撹拌を抑える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エンジンの一実施形態の構成を模式的に示す図である。
上記エンジンのオイルパン及びその近傍の側面図である。
上記エンジンの図2の3-3線に沿った断面構造を示す断面図である。
上記エンジンに設けられた遮蔽板及びその周辺の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、エンジンの一実施形態を、図1~図4を参照して詳細に説明する。
<エンジン10の構成について>
まず、図1を参照して、エンジン10の構成を説明する。図1に示すエンジン10は、水素を燃焼して動力を発生する水素エンジンである。水素エンジンの場合、可燃な水素がブローバイガスに含まれる場合がある。そのため、水素エンジンには、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの場合よりも高いブローバイガスの換気性能が要求されている。
【0009】
エンジン10は、シリンダブロック11を備えている。シリンダブロック11の内部には、複数のシリンダ12が形成されている。図1には、複数のシリンダ12のうちの一つのみが表示されている。各シリンダ12にはそれぞれ、ピストン13が往復動自在に収容されている。シリンダ12におけるピストン13よりも上側の部分には、水素を燃焼する燃焼室17が形成されている。ピストン13は、コネクティングロッド34を介してクランクシャフト35に連結されている。
【0010】
シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド16が取り付けられている。シリンダヘッド16の内部には、シリンダ12毎にそれぞれ個別の吸気ポート18及び排気ポート19が形成されている。シリンダヘッド16の上側には、ヘッドカバー16Aが取り付けられている。ヘッドカバー16Aで覆われたシリンダヘッド16の上部内側には、動弁機構を収容する動弁室20が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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