特許ウォッチ

公開番号2025165517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069604
出願日2024-04-23
発明の名称濾過装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B01D 24/46 20060101AFI20251028BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ケーク層の成長に伴って濾過抵抗が増大することを抑制しつつ、収容容器のシール性を向上する。
【解決手段】濾過装置1は、スラリーを収容すると共に、底板がフィルター6(濾材)で構成された、収容容器2と、収容容器2内で回転することによりスラリーを撹拌する撹拌翼と、収容容器2内で回転することによりフィルター6上に堆積するケーク層の成長を阻害するスクレーパーと、が一体的に形成された撹拌ユニット3と、を含む。撹拌翼とスクレーパーを構成する撹拌ユニット3は、収容容器2の外側に配置されたローター11(回転体)と磁気結合可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
スラリーを収容すると共に底板が濾材で構成された収容容器と、
前記収容容器内で回転することにより前記スラリーを撹拌する撹拌翼と、
前記収容容器内で回転することにより前記濾材上に堆積するケーク層の成長を阻害するスクレーパーと、
を含み、
前記撹拌翼と前記スクレーパーは、前記収容容器の外側に配置された回転体と磁気結合可能に構成されている、
濾過装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、濾過装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、密閉容器内に撹拌翼を有する濾過装置を開示している。撹拌翼の撹拌用軸は、密閉容器から上方に突出し、モーターにより回転駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６５３６７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の構成では、スラリーを撹拌及び濾過するに際し、ケーク層の成長に伴って濾過抵抗が増大する。
【０００５】
本開示の目的は、ケーク層の成長に伴って濾過抵抗が増大することを抑制しつつ、収容容器のシール性を向上する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
スラリーを収容すると共に底板が濾材で構成された収容容器と、
前記収容容器内で回転することにより前記スラリーを撹拌する撹拌翼と、
前記収容容器内で回転することにより前記濾材上に堆積するケーク層の成長を阻害するスクレーパーと、
を含み、
前記撹拌翼と前記スクレーパーは、前記収容容器の外側に配置された回転体と磁気結合可能に構成されている、
濾過装置が提供される。
以上の構成によれば、ケーク層の成長に伴って濾過抵抗が増大することを抑制しつつ、収容容器のシール性を向上することができる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、ケーク層の成長に伴って濾過抵抗が増大することを抑制しつつ、収容容器のシール性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
濾過装置の切り欠き斜視図である。（第１実施形態）
撹拌ユニットの切り欠き斜視図である。（第２実施形態）
濾過装置の断面正面図である。（第３実施形態）
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【００１０】
（第１実施形態）
以下、図１を参照して、本開示の第１実施形態を説明する。図１に示すように、濾過装置１は、収容容器２、撹拌ユニット３を含む。濾過装置１は、全量濾過方式を採用する。濾過装置１は、収容容器２に収容されたスラリーを濾過、濃縮、固液分離するために用いられる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許