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公開番号2025170548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075213
出願日2024-05-07
発明の名称撹拌装置
出願人株式会社切川物産
代理人個人,個人
主分類B01F 35/45 20220101AFI20251112BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ケース内で流動性を有する対象物を撹拌しながら所定の方向に搬送する撹拌装置であって、攪拌・搬送される対象物が、ケース本体の溝形状の側面と蓋部材との間から漏れることを効率的に防止できる撹拌装置を提供することを課題とする。
【解決手段】流動性を有する対象物がその内部に導入されるケースと、ケース内の対象物を、所定の方向である送り方向へ送りながら撹拌する撹拌・搬送機構と、を備え、ケースは、送り方向に交差する方向であって且つ下側以外の方向に開放された溝状のケース本体と、該ケース本体の開放部分に嵌合状態で挿入されて固定され且つ該開放部分を閉塞する蓋部材と、を有し、蓋部材は、前記ケース本体の開放部分への固定時に、該ケース本体の溝形状の両側面と対向して近接又は密着する一対の近接・密着面を有することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
流動性を有する対象物がその内部に導入されるケースと、
前記ケース内の対象物を、所定の方向である送り方向へ送りながら撹拌する撹拌・搬送機構と、を備え、
前記ケースは、前記送り方向に交差する方向であって且つ下側以外の方向に開放された溝状のケース本体と、該ケース本体の開放部分に嵌合状態で挿入されて固定され且つ該開放部分を閉塞する蓋部材と、を有し、
前記蓋部材は、前記ケース本体の開放部分への固定時に、該ケース本体の溝形状の両側面と密着する一対の密着面を有する
ことを特徴とする撹拌装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記撹拌・搬送機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータによって回転駆動される回転軸と、前記回転軸に軸装され且つ該回転軸と一体回転する複数の撹拌体と、を有し、
前記撹拌・搬送機構は、前記送り方向が前記回転軸に沿う方向を向くように、構成され、
前記蓋部材は、前記撹拌体によって対象物を撹拌する空間側に臨む内面を、該撹拌体の回転軌道に沿う円弧状の面とした
請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記ケース本体の溝形状の底面を、該撹拌体の回転軌道に沿う円弧状の面とした
請求項2に記載の撹拌装置。
【請求項4】
前記蓋部材には、一又は複数の空洞部を形成した
請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項5】
前記送り方向は、水平に沿う方向に直線状に設定され、
前記ケースは、その全長が前記送り方向に沿うとともに、その上方側を前記蓋部材によって閉塞される開口部とした
請求項2に記載の撹拌装置。
【請求項6】
前記ケース本体の幅方向の両側には、その上面側で前記蓋部材を受け止めて係止する鍔部をそれぞれ設けた
請求項5に記載の撹拌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース内で流動性を有する対象物を撹拌しながら所定の方向に搬送する撹拌装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
対象物がその内部に導入されるケースと、前記ケース内の対象物を、所定の方向(送り方向)へ送りながら撹拌する撹拌・搬送機構と、を備え、前記ケースは、前記送り方向に交差する方向であって且つ下側以外の方向に開放された溝状のケース本体と、該ケース本体の開放部分に固定され且つ該開放部分を閉塞する蓋部材と、を有する特許文献1に記載の撹拌装置が従来公知である。
【0003】
上記文献の撹拌装置によれば、ケース本体の開放部分(上記文献では、上方)を閉塞する蓋部材を有するため、攪拌・搬送されている最中の対象物が開放部分から勢い良く大量に放出されることが防止できる一方で、平板状に形成された蓋部材が、ケース本体の溝形状の両側面の間に嵌め込み固定される構造であるため、対象物が漏れ出る程度の大きさの隙間が蓋部材の平板形状の周縁部と、ケース本体の溝形状の側面との間に生じやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6889924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ケース内で流動性を有する対象物を撹拌しながら所定の方向に搬送する撹拌装置であって、攪拌・搬送される対象物が、ケース本体の溝形状の側面と蓋部材との間から漏れ出ることを効率的に防止できる撹拌装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る撹拌装置は、流動性を有する対象物がその内部に導入されるケースと、前記ケース内の対象物を、所定の方向である送り方向へ送りながら撹拌する撹拌・搬送機構と、を備え、前記ケースは、前記送り方向に交差する方向であって且つ下側以外の方向に開放された溝状のケース本体と、該ケース本体の開放部分に嵌合状態で挿入されて固定され且つ該開放部分を閉塞する蓋部材と、を有し、前記蓋部材は、前記ケース本体の開放部分への固定時に、該ケース本体の溝形状の両側面と対向して近接又は密着する一対の近接・密着面を有することを特徴とする。
【0007】
前記撹拌・搬送機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータによって回転駆動される回転軸と、前記回転軸に軸装され且つ該回転軸と一体回転する複数の撹拌体と、を有し、前記撹拌・搬送機構は、前記送り方向が前記回転軸に沿う方向を向くように、構成され、前記蓋部材は、前記撹拌体によって対象物を撹拌する空間側に臨む内面を、該撹拌体の回転軌道に沿う円弧状の面としたものとしてもよい。
【0008】
前記ケース本体の溝形状の底面を、該撹拌体の回転軌道に沿う円弧状の面としたものとしてもよい。
【0009】
前記蓋部材には、一又は複数の空洞部を形成したものとしてもよい。
【0010】
前記送り方向は、水平に沿う方向に直線状に設定され、前記ケースは、その全長が前記送り方向に沿うとともに、その上方側を前記蓋部材によって閉塞される開口部としたものとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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