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公開番号2025177315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084019
出願日2024-05-23
発明の名称粉粒体加工装置
出願人株式会社高垣製作所
代理人個人
主分類B01F 27/232 20220101AFI20251128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】貯留容器の内部に配設する複数の回転羽根を備えた粉粒体加工装置を提供する。
【解決手段】食品系の粉粒体加工装置1は、貯留容器10と、貯留容器10へ小麦粉などの食品粉体を導入する傾斜回転羽根22と、貯留容器10から食品粉体を導出(排出)する垂直回転羽根21とを備える。垂直回転羽根21は、貯留容器10の軸心からずらして配設している。傾斜回転羽根22は、貯留容器10の底部から側面方向に上り傾斜して配設している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
粉粒体を貯留する貯留容器と、
前記貯留容器の内部で垂直方向に配設する垂直回転羽根（２１）と、
前記貯留容器の内部で傾斜して配設する傾斜回転羽根（２２）と、
を少なくとも備え、
前記貯留容器の内部に粉粒体が貯留された際に、当該粉粒体に没入する前記垂直回転羽根及び前記傾斜回転羽根の回転作動で当該粉粒体を撹拌する粉粒体加工装置。
続きを表示（約 140 文字）【請求項２】
前記垂直回転羽根（２１）を、垂直方向かつ平面視で前記貯留容器の軸心からずらして配設する請求項１の粉粒体加工装置。
【請求項３】
前記傾斜回転羽根（２２）を、前記貯留容器の底部から側面方向へ傾斜して配設する請求項１又は請求項２の粉粒体加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願発明は、貯留容器の内部を複数の回転羽根で撹拌する粉粒体加工装置に関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
食品、医薬品、化学品などの産業分野では、多種多様かつその内容成分を異にする粉体相互を混合して使用することがなされている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－２５５３４８
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
前述した粉体の混合装置は、混合すべき粉体の回流方向を変えることにより混合効率を高めた混合装置が開示されているが、さらなる改良の余地があり得るものと考える。
【０００５】
そこで、混合効率を高め得る粉粒体加工装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願発明は、上述の課題を解決するために、粉粒体を貯留する貯留容器と、前記貯留容器の内部で垂直方向に配設する垂直回転羽根と、前記貯留容器の内部で傾斜して配設する傾斜回転羽根と、を少なくとも備え、前記貯留容器の内部に粉粒体が貯留された際に、当該粉粒体に没入する前記垂直回転羽根及び前記傾斜回転羽根の回転作動で当該粉粒体を撹拌する粉粒体加工装置を提供する。
【０００７】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、前記垂直回転羽根を、垂直方向かつ平面視で前記貯留容器の軸心からずらして配設する粉粒体加工装置を提供する。
【０００８】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、前記傾斜回転羽根を、前記貯留容器の底部から側面方向へ傾斜して配設する粉粒体加工装置を提供する。
【発明の効果】
【０００９】
本願発明の粉粒体加工装置は、粉粒体を貯留する貯留容器と、前記貯留容器の内部で垂直方向に配設する垂直回転羽根と、前記貯留容器の内部で傾斜して配設する傾斜回転羽根と、を少なくとも備え、前記貯留容器の内部に粉粒体が貯留された際に、当該粉粒体に没入する前記垂直回転羽根及び前記傾斜回転羽根の回転作動で当該粉粒体を撹拌するため、貯留容器に貯留された粉粒体に対して回流方向の異なる撹拌を行うため混合効率を高めることができるものと考える。
【００１０】
また、本願発明の粉粒体加工装置は、さらに、前記垂直回転羽根を、垂直方向かつ平面視で前記貯留容器の軸心からずらして配設するため、前記垂直回転羽根と前記貯留容器との距離が不均一となる。この構造の下で前記垂直回転羽根が回転し粉粒体の撹拌が行われるため、貯留容器の軸心位置に垂直回転羽根を配設した均一構造下の撹拌とは異なる撹拌効果が期待できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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