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公開番号
2025111166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005399
出願日
2024-01-17
発明の名称
配線構造および跳ね上げ式門扉
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
11/02 20060101AFI20250723BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】内部機器と外部機器とを接続する配線が金属製部材の開口端部に干渉をすることを防げる配線構造および跳ね上げ式門扉を提供すること。
【解決手段】配線構造80では、配線10は、柱材25の中空部25Aに配置される受信機と柱材25の外部に配置されるアンテナとを接続し、蓋部材28には、柱材25の開口端部251から上方に離間した位置に配線10を配置する配置部60が形成され、配置部60に配置する配線10に対する下方位置には、蓋部材28に取り付けられる下がり防止部材70が配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
中空部を有する金属製部材の開口端部と、前記開口端部を覆って前記金属製部材に取り付けられる蓋部材との間に配線が通される配線構造であって、
前記金属製部材の中空部には、内部機器が配置され、
前記配線は、前記内部機器と前記金属製部材の外部に配置される外部機器とを接続し、
前記蓋部材には、前記開口端部から上方に離間した位置に前記配線を配置する配置部が形成され、
前記配置部に配置する前記配線に対する下方位置には、前記蓋部材または前記金属製部材に取り付けられる下がり防止部が配置される
ことを特徴とする配線構造。
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【請求項2】
請求項1に記載の配線構造において、
前記蓋部材は、前記金属製部材の前記開口端部を覆うように配置される本体部と、本体部の周縁部から下方に延出した周片部とを有し、
前記配置部は、前記周片部において隣り合って形成される少なくとも二つの切欠溝部を有し、
前記配線は、前記二つの切欠溝部のうちの少なくとも一方に通され、
前記下がり防止部は、前記二つの切欠溝部に通されて当該二つの切欠溝部の間の部分に取り付けられる下がり防止部材で構成される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項3】
請求項2に記載の配線構造において、
前記周片部は、角部を有し、
前記二つの切欠溝部は、当該角部を挟んで配置され、
前記下がり防止部材は、前記二つの切欠溝部に通されて前記角部に取り付けられる
ことを特徴とする配線構造。
【請求項4】
請求項3に記載の配線構造において、
前記配置部は、前記二つの切欠溝部と、当該切欠溝部から離間した他の切欠溝部とを有し、
前記配線は、前記切欠溝部のすべてに通される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項5】
請求項2に記載の配線構造において、
前記周片部は、本体部から下方に延出した外周片部と、前記外周片部よりも内周側の位置で本体部から下方に延出した内周片部とを有し、
前記切欠溝部は、内周片部の下縁で開口し且つ上方に延びて当該内周片部に形成される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項6】
請求項5に記載の配線構造において、
前記外周片部と前記内周片部との間には、前記金属製部材の前記開口端部に当接する当接部が形成され、
前記当接部が当接される前記金属製部材の前記開口端部と、前記本体部、前記外周片部および前記内周片部の間には、金属製部材の内部と外部とを連通する通風口が形成され、
前記配線は、前記通風口を通される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項7】
請求項2に記載の配線構造において、
前記下がり防止部材は、前記金属製部材の前記開口端部の上に配置される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項8】
請求項2に記載の配線構造において、
前記下がり防止部材は、前記二つの切欠溝部に連続するリング状またはC字状の部材で形成される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項9】
請求項8に記載の配線構造おいて、
前記下がり防止部材は、リング状部分を縮径可能な結束バンドで構成される
ことを特徴とする配線構造。
【請求項10】
支柱と、前記支柱に対して基端側が回動可能に取り付けられる回動アームと、前記回動アームの先端側に支持される扉体とを備え、
前記支柱は、請求項1から9のいずれか一項に記載の金属製部材で構成される柱材と請求項1から9のいずれか一項に記載の蓋部材とを備え、
前記支柱には請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の配線構造が構成される
ことを特徴とする跳ね上げ式門扉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中空部を有する支柱等の金属製部材における開口端部と、開口端部に取り付けられる蓋部材との間に配線が通される配線構造および跳ね上げ式門扉に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、支柱と、基端側が支柱に取り付けられた回動アームと、回動アームの先端側に支持される扉体とを備えた跳ね上げ式門扉が知られている(特許文献1参照)。支柱は、上下方向に沿った中空のアルミ製の柱材(金属製部材)と、柱材の上端の開口端部に取り付けられた樹脂製の柱キャップ(蓋部材)とを備えており、支柱の内部には、回動アームを回動させるための機器(内部機器)として、駆動モータ、制御装置、操作盤、遠隔操作用の受信機などが設置されている。この跳ね上げ式門扉は、前述した機器を備えた電動アップゲートとして構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の跳ね上げ式門扉では、支柱の内部に設置される内部機器である受信機は、リモコン等の遠隔操作機からの信号を受信するものであるが、例えば遮蔽物や金属製品がある場合にこれらが受信機の受信状態に影響をおよぼすおそれがある。ここで、支柱の外部に外部機器としてのアンテナを設置し、受信機に接続される配線を柱材と小口キャップとの間から外部に取り回してアンテナと接続することが挙げられるが、前述した配線を取り回す際にこの配線が引っ張られたりすると金属製の柱材の開口端部に干渉してしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、内部機器と外部機器とを接続する配線が金属製部材の開口端部に干渉をすることを防げる配線構造および跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の配線構造は、中空部を有する金属製部材の開口端部と、前記開口端部を覆って前記金属製部材に取り付けられる蓋部材との間に配線が通される配線構造であって、前記金属製部材の中空部には、内部機器が配置され、前記配線は、前記内部機器と前記金属製部材の外部に配置される外部機器とを接続し、前記蓋部材には、前記開口端部から上方に離間した位置に前記配線を配置する配置部が形成され、前記配置部に配置する前記配線に対する下方位置には、前記蓋部材または前記金属製部材に取り付けられる下がり防止部が配置されることを特徴とする。
本発明の跳ね上げ式門扉は、支柱と、前記支柱に対して基端側が回動可能に取り付けられる回動アームと、前記回動アームの先端側に支持される扉体とを備え、前記支柱は、前述した本発明における金属製部材で構成される柱材と前述した本発明における蓋部材とを備え、前記支柱には前述した本発明における配線構造が構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、内部機器と外部機器とを接続する配線が金属製部材の開口端部に干渉をすることを防げる配線構造および跳ね上げ式門扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る跳ね上げ式門扉を示す斜視図。
前記実施形態に係る跳ね上げ式門扉の支柱を一部展開して前面側から示す斜視図。
前記実施形態に係る跳ね上げ式門扉の支柱を一部展開して後面側から示す斜視図。
前記実施形態に係る跳ね上げ式門扉の要部を示す斜視図。
前記実施形態に係る跳ね上げ式門扉の蓋部材の要部を裏面側から示す斜視図。
前記実施形態に係る跳ね上げ式門扉の蓋部材を裏面側から示す斜視図。
図2に示すVII-VII線矢視断面図。
図2に示すVIII-VIII線矢視断面図。
前記跳ね上げ式門扉の変形例における蓋部材の要部を裏面側から示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係る跳ね上げ式門扉1は、敷地側と道路側とを区画可能な電動アップゲートであり、地面に立設される一対の支柱2と、支柱2に対して基端側が取り付けられる回動アーム4と、回動アーム4の先端側に支持される扉体5とを備えている。
以下の説明において、跳ね上げ式門扉1の左右方向をX軸方向とし、跳ね上げ式門扉1の上下方向をY軸方向とし、跳ね上げ式門扉1の前後方向(見込み方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
一対の支柱2は、図2および図3に示すように、前面部21と、後面部22と、前面部21および後面部22に連続した左右の側面部23,24(図8参照)とを有した柱材25(金属製部材)と、側面部23に取り付けられる側面カバー材26(側面カバー材)と、後面部22に取り付けられる後面カバー材27と、柱材25の上方の開口端部251(小口、図3、図7および図8参照)を覆って当該柱材25に取り付けられる樹脂製の蓋部材28(柱キャップ)とを備えている。柱材25は、断面中空矩形状に形成され且つY軸方向に沿って設けられている。前面部21は、後面部22に対してZ軸方向における前方側に配置されており、側面部23は、側面部24よりもX軸方向における内側に配置されている。
回動アーム4は、図1に示すように、支柱2に回動可能に取り付けられたブラケット41と、ブラケット41に取り付けられたメインアーム42と、メインアーム42の回動軸心から径方向に離間した位置で軸支されたサブアーム43とを備えており、メインアーム42およびサブアーム43の先端に扉体5が取り付けられている。この回動アーム4は、メインアーム42が後述する駆動モータ31(電動モータ)の駆動に基づいて回動し、サブアーム43がメインアーム42の回動に追従して回動することで、扉体5を下方の閉鎖位置と上方の開放位置とに上下に開閉移動させる。
扉体5は、図1に示すように、四周枠組みされた扉枠51内に格子52が配置されることで構成されており、扉枠51の左右両側部分がメインアーム42およびサブアーム43の先端に回動可能に支えられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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