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公開番号
2025123623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019166
出願日
2024-02-13
発明の名称
水切り材
出願人
ミサワホーム株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
7/14 20060101AFI20250818BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】本発明の目的は、サッシの側部の下における止水が水切り材だけでも実現できることと、水切り材とサッシの一体性を向上させることである。
【解決手段】水切り材(30)が、開口(2)の内側の底面(3)に敷設され、屋外に向かって下りに傾斜し、開口(2)から屋外に張り出した傾斜プレート(41)と、傾斜プレート(41)の後縁から上に折り曲げられ、開口(2)の内側においてサッシ(10)の下端に沿って設けられた見付け面(3c)に突き当てられて見付け面(3c)に固定される後部タブ(42)と、傾斜プレート(41)の側縁から上に折り曲げられ、後部タブ(42)の側縁から開口(2)の内側の側面に突き当てられて側面に固定される側部タブ(46)と、を備える。傾斜プレート(41)と後部タブ(42)と側部タブ(46)がこれらによって封止される角を成す。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
厚みを有する外壁に形成された開口に取り付けられるとともに、前記外壁の外面から屋内の方に奥まった位置に配置されたサッシの下に設けられる水切り材であって、
前記開口の内側の底面に敷設され、屋外に向かって下りに傾斜し、前記開口から屋外に張り出した傾斜プレートと、
前記傾斜プレートの後縁から上に折り曲げられ、前記開口の内側において前記サッシの下端に沿って設けられた見付け面に突き当てられて前記見付け面に固定される後部タブと、
前記傾斜プレートの側縁から上に折り曲げられ、前記後部タブの側縁から前記開口の内側の側面に突き当てられて前記側面に固定される側部タブと、を備え、
前記傾斜プレートと前記後部タブと前記側部タブがこれらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の水切り材であって、
前記後部タブが、前記後部タブの中央部の上縁から上に延び出る第1延出部を前記後部タブの側部に有し、
前記側部タブが、前記側部タブの前部の上縁から上に延び出る第2延出部を前記側部タブの後部に有し、
前記第1延出部が、前記開口の内側において前記サッシの側端に沿って設けられた第2見付け面に突き当てられて前記第2見付け面に固定され、
前記第2延出部が、前記開口の内側の前記側面に突き当てられて前記側面に固定され、
前記第1延出部と前記第2延出部が、これらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材。
【請求項3】
請求項2に記載の水切り材であって、
前記第1延出部に重ねられて前記第1延出部に接合され、前記傾斜プレートの後縁に沿って前記傾斜プレートの上面に突き当てられるリアプレートと、
前記リアプレートの側縁から前に折り曲げられ、前記側部タブに重ねられて前記側部タブに接合され、前記傾斜プレートの側縁に沿って前記傾斜プレートの上面に突き当てられるサイドプレートと、
を更に備える
ことを特徴とする水切り材。
【請求項4】
請求項3に記載の水切り材であって、
前記サイドプレートと前記傾斜プレートが成す角と、前記リアプレートと前記傾斜プレートが成す角とに設けられたシール材
を更に備える
ことを特徴とする水切り材。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の水切り材であって、
前記サイドプレートの前縁から側方へ折り曲げられ、前記サイドプレートの前縁の下端から下に張り出し、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される前部フランジと、
前記前部フランジの下部から、前記前部フランジの上部が前記サイドプレートの前縁から延び出る方向の反対に延び出るカバーと、
を更に備え、
前記傾斜プレートが、
前記開口の内側において前記開口の内側の前記底面に伏せ置かれる幅広部と、
前記開口の幅広部から前に連続して前記幅広部と面一に設けられ、前記底面の前縁から屋外に張り出した幅狭部と、を有し、
前記カバーが、前記幅広部のうち、前記幅狭部の側縁から側方に延び出た部分の前縁の下の領域を前から塞ぐ
ことを特徴とする水切り材。
【請求項6】
請求項5に記載の水切り材であって、
前記幅広部のうち、前記幅狭部の側縁から側方に延び出た部分の下に重ねられ、その部分の前縁に沿った重ねタブと、
前記重ねタブの前縁から下に折り曲げられる封鎖タブと、
を備え、
前記カバーが前記封鎖タブに重ねられる
ことを特徴とする水切り材。
【請求項7】
請求項6に記載の水切り材であって、
前記幅狭部の前縁から下に折り曲げられる先端プレートと、
前記先端プレートの下端から後ろに折り曲げられる下部プレートと、
前記下部プレートの後縁から下に折り曲げられ、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブと、
前記幅狭部、前記先端プレート及び前記下部プレートの側縁によって囲われた小口に嵌め込まれるキャップと、
前記キャップの後縁から側方に折り曲げられる被接合タブと、
前記封鎖タブ及び前記被接合タブが前記カバーと前記外壁の前記外面の間に挟まれて、前記カバーと前記封鎖タブと前記被接合タブが接合されている
ことを特徴とする水切り材。
【請求項8】
請求項5に記載の水切り材であって、
前記幅狭部の前縁から下に折り曲げられる先端プレートと、
前記先端プレートの下端から後ろに折り曲げられる下部プレートと、
前記下部プレートの後縁から下に折り曲げられ、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブと、
前記幅狭部、前記先端プレート及び前記下部プレートの側縁によって囲われた小口に嵌め込まれるキャップと、
前記キャップの後縁から側方に折り曲げられる被接合タブと、を備え、
前記被接合タブが前記カバーと前記外壁の前記外面の間に挟まれて、前記カバーと前記被接合タブが接合されている
ことを特徴とする水切り材。
【請求項9】
請求項8に記載の水切り材であって、
前記下部タブに重ねられ、前記下部タブの側縁から側方に延出するカバープレートを更に備え、
前記カバーが、前記カバープレートのうち、前記下部タブの側縁から延び出た部分に重ねられている
ことを特徴とする水切り材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水切り材に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、外壁の開口部に構築された窓構造を開示する。開口部は、内周面部の屋内側の面に沿って、窓サッシを取り付けるために枠材が設けられる。窓サッシは、開口部の屋外側からこの開口部内に挿入され、開口部の開口内周面部の枠材に当接してビスで固定される。開口部の下辺に使用される水切り材は、開口部の下辺とその両側に少し立ち上がった重ねシロ部分とを有する平面視略溝型に形成され、開口部の開口外周面部から開口内周面部の枠材の手前の位置までに沿う断面略L字状となされている。下の見切り材は、開口部の上に開口外周面部から押し当てるようにして、開口外周面部から開口内周面部にかけてまたがるように取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許3945646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、窓サッシとその下の水切り材との関係性について詳細に開示しない。特許文献1の図2及び図3のよれば、水切り材の中央部が開口部の内側の底面に貼り付けられており、水切り材の中央部がサッシの下端から下に離れている。水切り材の中央部の両側の部分は、中央部の側縁から立ち上がっており、開口部の内側の側面に貼り付けられている。特許文献1の図3(a)によれば、窓サッシの右下及び左下の角部が切り欠かれていることから、水切り材の中央部の両側の部分も、窓サッシから離れている。そのため、水切り材の奥にある鉛直な見付け面が水切り材によって覆われていない上、開口部の内側の側面と見付け面の間の角は水切り材のみでは十分に止水されていない。また、見切り材と窓サッシの一体性が乏しい。
そこで、本発明の目的は、サッシの側部の下における止水が水切り材だけでも実現できることと、水切り材とサッシの一体性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図11において参照される。
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1によれば、
厚みを有する外壁(1)に形成された開口(2)に取り付けられるとともに、前記外壁(1)の外面から屋内の方に奥まった位置に配置されたサッシ(10)の下に設けられる水切り材(30)であって、
前記開口(2)の内側の底面(3)に敷設され、屋外に向かって下りに傾斜し、前記開口(2)から屋外に張り出した傾斜プレート(41)と、
前記傾斜プレート(41)の後縁から上に折り曲げられ、前記開口(2)の内側において前記サッシ(10)の下端に沿って設けられた見付け面(3c)に突き当てられて前記見付け面(3c)に固定される後部タブ(42)と、
前記傾斜プレート(41)の側縁から上に折り曲げられ、前記後部タブ(42)の側縁から前記開口(2)の内側の側面に突き当てられて前記側面に固定される側部タブ(46)と、を備え、
前記傾斜プレート(41)と前記後部タブ(42)と前記側部タブ(46)がこれらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
【0007】
以上のような請求項1によれば、傾斜プレート(41)と後部タブ(42)と側部タブ(46)がこれらによって封止される角を成すことは、サッシの側部の下における止水性を水切り材に付与するとともに、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。後部タブ(42)が見付け面(3c)に突き当てられて固定されることは、サッシ(10)と水切り材(30)の一体性の向上に寄与する。傾斜プレート(41)が屋外に向かって下りに傾斜することは、傾斜プレート(41)上に載った雨水の排水性の向上に寄与する。傾斜プレート(41)が開口(2)から屋外に張り出すことは、傾斜プレート(41)上に載った雨水の排水性の向上に寄与する。
【0008】
請求項2によれば、
請求項1に記載の水切り材(30)であって、
前記後部タブ(42)が、前記後部タブ(42)の中央部の上縁から上に延び出る第1延出部(42a)を前記後部タブ(42)の側部に有し、
前記側部タブ(46)が、前記側部タブ(46)の前部の上縁から上に延び出る第2延出部(46a)を前記側部タブ(46)の後部に有し、
前記第1延出部(42a)が、前記開口(2)の内側において前記サッシ(10)の側端に沿って設けられた第2見付け面(5c)に突き当てられて前記第2見付け面(5c)に固定され、
前記第2延出部(46a)が、前記開口(2)の内側の前記側面に突き当てられて前記側面に固定され、
前記第1延出部(42a)と前記第2延出部(46a)が、これらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
【0009】
以上のような請求項2によれば、第1延出部(42a)が第2見付け面(5c)に突き当てられて第2見付け面(5c)に固定されることは、外壁(1)への浸水の防止と、サッシ(10)と水切り材(30)の一体性の向上とに寄与する。第1延出部(42a)と第2延出部(46a)がこれらによって封止される角を成すことは、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。
【0010】
請求項3によれば、
請求項2に記載の水切り材(30)であって、
前記第1延出部(42a)に重ねられて前記第1延出部(42a)に接合され、前記傾斜プレート(41)の後縁に沿って前記傾斜プレート(41)の上面に突き当てられるリアプレート(81)と、
前記リアプレート(81)の側縁から前に折り曲げられ、前記側部タブ(46)に重ねられて前記側部タブ(46)に接合され、前記傾斜プレート(41)の側縁に沿って前記傾斜プレート(41)の上面に突き当てられるサイドプレート(82)と、
を更に備える
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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