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公開番号
2025163757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024067256
出願日
2024-04-18
発明の名称
遮蔽装置
出願人
株式会社ニチベイ
代理人
個人
主分類
E06B
9/56 20060101AFI20251023BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】2つの遮蔽材を個別に開閉操作可能としながらも、非操作時には操作部材をコンパクトにしておくことができる意匠性のよい遮蔽装置を提供する。
【解決手段】プーリ150の回転の伝達を第1巻取パイプ130及び第2巻取パイプ140のいずれかに切替操作可能な切替機構180と、プーリの回転を第1巻取パイプ及び第2巻取パイプに伝達可能な駆動ギア機構200と、を備え、駆動ギア機構は、プーリと一体回転可能に設けられる入力ギア202と、切替機構による切替操作により、入力ギアの回転を第1巻取パイプに伝達可能な第1の位置と、第2巻取パイプに伝達可能な第2の位置との間で移動可能に設けられる第1中継ギア204と、第1中継ギア204が第1の位置に移動された場合に回転が伝達される第1駆動ギア206と、第2の位置に移動された場合に回転が伝達される第2駆動ギア210と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1遮蔽材及び第2遮蔽材と、前記第1遮蔽材を開閉させる第1回転軸体と、前記第2遮蔽材を開閉させる第2回転軸体と、を備える遮蔽装置であって、
前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体を回転駆動するプーリと、
前記プーリに一端が連結され、牽引操作により前記プーリが一方向に回転されるように操作可能な操作部材と、
前記プーリを他方向に付勢する付勢部材と、
前記プーリの回転の伝達を前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体のいずれかに切替操作可能な切替機構と、
前記プーリの回転を前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体に伝達可能な駆動ギア機構と、
を備え、
前記駆動ギア機構は、
前記プーリと一体回転可能に設けられる入力ギアと、
前記切替機構による切替操作により、前記入力ギアの回転を前記第1回転軸体に伝達可能な第1の位置と、前記入力ギアの回転を前記第2回転軸体に伝達可能な第2の位置との間で移動可能に設けられる第1中継ギアと、
前記第1中継ギアが前記第1の位置に移動された場合に、前記第1中継ギアの回転が伝達される第1駆動ギアと、
前記第1中継ギアが前記第2の位置に移動された場合に、前記第1中継ギアの回転が伝達される第2駆動ギアと、
を備えたことを特徴とする、遮蔽装置。
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【請求項2】
前記第1駆動ギアと前記第1回転軸体との間に設けられ、前記第1駆動ギアの回転方向に応じて該回転を前記第1回転軸体に伝達又は非伝達とする第1クラッチ装置と、
前記第2駆動ギアと前記第2回転軸体との間に設けられ、前記第2駆動ギアの回転方向に応じて該回転を前記第2回転軸体に伝達又は非伝達とする第2クラッチ装置と、
を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
【請求項3】
前記第1中継ギアは、軸方向に直交する直交方向に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
【請求項4】
前記切替機構は、操作者により回転操作される切替操作部と、
前記切替操作部の回転が入力され、前記切替操作部の回転方向に応じて前後方向に直線運動可能に設けられる可動部材と、
前記第1中継ギアを回転可能に支持する支持軸を有し、前記可動部材の直線運動を前記直交方向に沿った揺動運動に変換する揺動部材と、
を備え、
前記揺動部材の揺動方向に応じて、前記第1中継ギアの位置を前記第1の位置と前記第2の位置とに切り替えることを特徴とする、請求項3に記載の遮蔽装置。
【請求項5】
前記揺動部材は、前記入力ギアが挿通可能な開口部を有し、前記開口部に挿通された前記入力ギアの軸心を中心に揺動することを特徴とする、請求項4に記載の遮蔽装置。
【請求項6】
前記第1中継ギアと前記第1駆動ギアとの間、又は前記第1中継ギアと前記第2駆動ギアとの間に設けられる第2中継ギアを更に備えることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の遮蔽装置。
【請求項7】
前記第1遮蔽材及び前記第2遮蔽材は、それぞれスクリーンであり、
前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体は、互いに軸心位置が前後及び上下に異なるように配置され、前記第1遮蔽材及び前記第2遮蔽材をそれぞれ巻取り及び巻解き可能な巻取パイプであることを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮蔽装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
従来の遮蔽装置として、特許第6184883号公報(特許文献1)に示されるものがある。同文献に開示される遮蔽装置は、操作チェーンの手前側を引き下げ操作すると第1スクリーンを下降させる方向に第1巻取パイプが回転し、操作チェーンの手前側を所定量だけ引き下げ操作して手を離すと第1スクリーンを上昇させる方向に第1巻取パイプが回転する。また、操作チェーンの奥側を引き下げ操作すると第2スクリーンを下降させる方向に第2巻取パイプが回転し、操作チェーンの奥側を所定量だけ引き下げ操作して手を離すと第2スクリーンを上昇させる方向に第2巻取パイプが回転するように構成されている。
【0003】
この種の遮蔽装置は、操作チェーンの操作によって2つのスクリーンを個別に昇降操作することができるため、それぞれのスクリーンの素材の選択によって、容易に遮光したり調光したりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6184883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示されるような従来の遮蔽装置では、スクリーンの昇降量に対応した操作チェーンの操作量を確保する必要がある。このため、ある程度の長さを有する操作チェーンが無端状に垂れ下がる構成となり、意匠性を損なうという課題があった。
【0006】
そこで本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、2つの遮蔽材を個別に開閉操作可能としながらも、非操作時には操作部材をコンパクトにしておくことができる意匠性のよい遮蔽装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によれば、第1遮蔽材及び第2遮蔽材と、前記第1遮蔽材を開閉させる第1回転軸体と、前記第2遮蔽材を開閉させる第2回転軸体と、を備える遮蔽装置であって、前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体を回転駆動するプーリと、前記プーリに一端が連結され、牽引操作により前記プーリが一方向に回転されるように操作可能な操作部材と、前記プーリを他方向に付勢する付勢部材と、前記プーリの回転の伝達を前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体のいずれかに切替操作可能な切替機構と、前記プーリの回転を前記第1回転軸体及び前記第2回転軸体に伝達可能な駆動ギア機構と、を備え、前記駆動ギア機構は、前記プーリと一体回転可能に設けられる入力ギアと、前記切替機構による切替操作により、前記入力ギアの回転を前記第1回転軸体に伝達可能な第1の位置と、前記入力ギアの回転を前記第2回転軸体に伝達可能な第2の位置との間で移動可能に設けられる第1中継ギアと、前記第1中継ギアが前記第1の位置に移動された場合に、前記第1中継ギアの回転が伝達される第1駆動ギアと、前記第1中継ギアが前記第2の位置に移動された場合に、前記第1中継ギアの回転が伝達される第2駆動ギアと、を備えたことを特徴とする、遮蔽装置が提供される。
【0008】
かかる構成によれば、切替機構によって操作対象の遮蔽材を切り替えることで、操作部材を牽引操作するだけの操作方式であっても2つの遮蔽材を個別に開閉操作することができる。また、非操作時には操作部材をプーリに巻き取ることでコンパクトにしておくことができるため、意匠性を向上させることができる。さらに、人やペットが操作部材に引っ掛かることを防止することができる点においても有利である。
【0009】
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記第1駆動ギアと前記第1回転軸体との間に設けられ、前記第1駆動ギアの回転方向に応じて該回転を前記第1回転軸体に伝達又は非伝達とする第1クラッチ装置と、前記第2駆動ギアと前記第2回転軸体との間に設けられ、前記第2駆動ギアの回転方向に応じて該回転を前記第2回転軸体に伝達又は非伝達とする第2クラッチ装置と、を備えてもよい。かかる構成によれば、第1回転軸体及び第2回転軸体の回転と停止を容易に切り替えることができる。
【0010】
また、前記第1中継ギアは、軸方向に直交する直交方向に沿って前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能に設けられるようにしてもよい。かかる構成によれば、操作対象の遮蔽材を切り替えるために移動する第1中継ギアが軸方向に直交する直交方向に沿って移動する構成であるため、切替機構の軸方向サイズを小型化することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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