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公開番号
2025117551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2025010368
出願日
2025-01-24
発明の名称
水密構造
出願人
三和シヤッター工業株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
1/62 20060101AFI20250804BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】
収納ボックスの周囲から雨水が壁内や室内に侵入することを防止する。
【解決手段】
建物の壁に設けられた四周枠の内側には開口部が形成されており、前記開口部には、収納ボックス組立体7が設けられ、前記四周枠の屋外側縦縦枠2、上枠(中間横枠6)、下枠5の屋外側部位の段部と、収納ボックス組立体7の側面70、上面71、下面72との間には溝部が形成されており、前記溝部には水密材WT1~3が充填されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の壁に設けられた四周枠の内側には開口部が形成されており、
前記開口部には、収納ボックスが設けられ、
前記四周枠の屋外側部位と前記収納ボックスとの間には溝部が形成されており、
前記溝部には水密材が充填されている、
水密構造。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記四周枠は、左右の縦枠と、上枠と、下枠とからなり、
前記縦枠の内側見込面と前記収納ボックスの側面が連結されており、
前記下枠の上面に前記収納ボックスの下面が近接ないし当接しており、
前記上枠の下面に前記収納ボックスの上面が近接ないし当接しており、
前記内側見込面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記側面との間に縦溝部が形成され、
前記上枠の下面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記上面との間に上側溝部が形成され、
前記下枠の上面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記下面との間に下側溝部が形成されており、
前記左右の縦溝部、前記上側溝部、前記下側溝部に前記水密材が充填されている、
請求項1に記載の水密構造。
【請求項3】
前記収納ボックスは、本体と、本体の前面に形成された屋外側開口を開閉する屋外側蓋体と、を備え、
前記段部は、前記四周枠の前記内側見込面、前記下面、前記上面の屋外側部位に形成されており、前記溝部は、前記本体の前記側面、前記下面、前記上面の屋外側部位と前記四周枠の屋外側部位の間に形成されている、
請求項2に記載の水密構造。
【請求項4】
前記四周枠の少なくとも上枠、左右の縦枠の屋外側見付面は、前記本体の前面と略面一である、
請求項3に記載の水密構造。
【請求項5】
前記壁は、芯材と、前記芯材の屋外側に位置する屋外側壁材と、前記芯材の屋内側に位置する屋内側壁材と、からなり、
前記壁の見込面は、前記芯材の見込面と、前記屋外側壁材の屋外側見込面と、前記屋内側壁材の屋内側見込面と、からなり、
前記屋外側壁材の前記屋外側見込面は前記芯材の見込面よりも前記開口部から離間する側に位置しており、
前記芯材の前記屋外側見付面は前記屋外側壁材に対向しない屋外側端部見付面を備えており、
前記縦枠の屋外側部位と前記屋外側壁材の前記屋外側見込面との間には、前記屋外側端部見付面を覆うように側方縦枠が設けてあり、
前記側方縦枠と前記縦枠の屋外側部位の間には高さ方向に延びる第1側方縦溝が形成されており、
前記側方縦枠と前記屋外側壁材の前記屋外側見込面との間には高さ方向に延びる第2側方縦溝が形成されており、
前記第1側方縦溝及び前記第2側方縦溝には、水密材が充填されている、
請求項2に記載の水密構造。
【請求項6】
前記側方縦枠の屋外側見付面と前記屋外側蓋体の屋外側見付面は略面一である、
請求項5に記載の水密構造。
【請求項7】
前記建物の前記壁には、最上枠と、前記左右の縦枠と、下枠とから縦長方形枠が形成され、
前記縦長方形枠によって形成される空間は、前記縦枠の所定高さ間を連結する中間横枠によって、上側空間と下側空間が形成され、
前記下側空間は、前記中間横枠と、前記縦長方形枠の前記縦枠の下側部位と、前記縦長方形枠の前記下枠と、からなる前記四周枠を形成しており、
前記上側溝部は、前記中間横枠の下面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記上面との間に形成されており、
前記下側空間に収納ボックスが取り付けられ、
前記上側空間にパネルが設けてある、
請求項2~6いずれか1項に記載の水密構造。
【請求項8】
前記中間横枠の下面の高さが可変であり、前記下側空間の高さが調整可能である、請求項7に記載の水密構造。
【請求項9】
前記最上枠の屋外側部位と天井との間には水平に延びる上端溝部が形成されており、
前記上端溝部には水密材が充填されている、
請求項7記載の水密構造。
【請求項10】
前記建物の前記壁には、前記縦長方形枠に並んでドア枠が形成されており、
前記縦長方形枠と前記ドア枠の間には柱体が位置しており、
前記縦長方形枠の一方の縦枠は前記柱体に取り付けられており、
前記ドア枠の一方の縦枠は前記柱体に取り付けられており、
前記縦長方形枠の前記一方の縦枠の屋外側部位と、前記ドア枠の前記一方の縦枠の屋外側部位との間には、前記柱体の屋外側見付面を覆うように中間縦枠が設けられ、
前記中間縦枠の屋外側見付面の幅方向両端部と、前記縦長方形枠の前記一方の縦枠の屋外側部位及び前記ドア枠の前記一方の縦枠の屋外側部位との間には一対の中間縦溝部が形成されており、
前記一対の中間縦溝部には、水密材が充填されている、
請求項7に記載の水密構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水密構造に係り、詳しくは、収納ボックス取付用枠を含む枠構造における水密構造に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
玄関ドア等に隣接して、メールボックスや宅配ボックス等の収納ボックスを設置することは従来から行われている(特許文献1、2)。特に、宅配ボックスは、留守でも荷物を受け取れるため、インターネット通販の利用度の高まりとも相俟ってニーズが高まっている。また、宅配ボックスは再配達の手間を無くすことができることから物流コスト削減の観点からも着目されている。
【0003】
収納ボックスには、建物の壁に室内外に亘るように設けられ、屋外側の投入口と、屋内側の取出口を備えたものがあるが、例えば、マンション等の集合住宅において、収納ボックスの屋外側がマンションのエントランスの外側に位置しているような場合もあり得る。その場合、収納ボックスの屋外側部位が雨水に曝されるおそれがある。
実開昭60-46785
特開2019―137997
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、収納ボックスの周囲から雨水が壁内や室内に侵入することを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
建物の壁に設けられた四周枠の内側には開口部が形成されており、
前記開口部には、収納ボックスが設けられ、
前記四周枠の屋外側部位と前記収納ボックスとの間には溝部が形成されており、
前記溝部には水密材が充填されている、
水密構造、である。
本明細書において、収納ボックスは、1つあるいは複数の収納ボックスであり、後述する実施形態では、収納ボックスは収納ボックス組立体である。
【0006】
1つの態様では、前記四周枠は、左右の縦枠と、上枠と、下枠とからなり、
前記縦枠の内側見込面と前記収納ボックスの側面が連結されており、
前記下枠の上面に前記収納ボックスの下面が近接ないし当接しており、
前記上枠の下面に前記収納ボックスの上面が近接ないし当接しており、
前記内側見込面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記側面との間に縦溝部が形成され、
前記上枠の下面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記上面との間に上側溝部が形成され、
前記下枠の上面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記下面との間に下側溝部が形成されており、
前記左右の縦溝部、前記上側溝部、前記下側溝部に前記水密材が充填されている。
【0007】
1つの態様では、前記収納ボックスは、本体と、本体の前面に形成された屋外側開口を開閉する屋外側蓋体と、を備え、
前記段部は、前記四周枠の前記内側見込面、前記下面、前記上面の屋外側部位に形成されており、前記溝部は、前記本体の前記側面、前記下面、前記上面の屋外側部位と前記四周枠の屋外側部位の間に形成されている。
1つの態様では、前記四周枠の少なくとも上枠、左右の縦枠の屋外側見付面は、前記本体の前面と略面一である。
【0008】
1つの態様では、前記壁は、芯材と、前記芯材の屋外側に位置する屋外側壁材と、前記芯材の屋内側に位置する屋内側壁材と、からなり、
前記壁の見込面は、前記芯材の見込面と、前記屋外側壁材の屋外側見込面と、前記屋内側壁材の屋内側見込面と、からなり、
前記屋外側壁材の前記屋外側見込面は前記芯材の見込面よりも前記開口部から離間する側に位置しており、
前記芯材の前記屋外側見付面は前記屋外側壁材に対向しない屋外側端部見付面を備えており、
前記縦枠の屋外側部位と前記屋外側壁材の前記屋外側見込面との間には、前記屋外側端部見付面を覆うように側方縦枠が設けてあり、
前記側方縦枠と前記縦枠の屋外側部位の間には高さ方向に延びる第1側方縦溝が形成されており、
前記側方縦枠と前記屋外側壁材の前記屋外側見込面との間には高さ方向に延びる第2側方縦溝が形成されており、
前記第1側方縦溝及び前記第2側方縦溝には、水密材が充填されている。
1つの態様では、前記側方縦枠の屋外側見付面と前記屋外側蓋体の見付面は略面一である。
【0009】
1つの態様では、前記建物の前記壁には、最上枠と、前記左右の縦枠と、下枠とから縦長方形枠が形成され、
前記縦長方形枠によって形成される空間は、前記縦枠の所定高さ間を連結する中間横枠によって、上側空間と下側空間が形成され、
前記下側空間は、前記中間横枠と、前記縦長方形枠の前記縦枠の下側部位と、前記縦長方形枠の前記下枠と、からなる前記四周枠を形成しており、
前記上側溝部は、前記中間横枠の下面の屋外側部位に形成された段部と前記収納ボックスの前記上面との間に形成されており、
前記下側空間に収納ボックスが取り付けられ、
前記上側空間にパネルが設けてある。
1つの態様では、前記中間横枠の下面の高さが可変であり、前記下側空間の高さが調整可能である。
1つの態様では、前記最上枠の屋外側部位と天井との間には水平に延びる上端溝部が形成されており、
前記上端溝部には水密材が充填されている。
【0010】
1つの態様では、前記建物の前記壁には、前記縦長方形枠に並んでドア枠が形成されており、
前記縦長方形枠と前記ドア枠の間には柱体が位置しており、
前記縦長方形枠の一方の縦枠は前記柱体に取り付けられており、
前記ドア枠の一方の縦枠は前記柱体に取り付けられており、
前記縦長方形枠の前記一方の縦枠の屋外側部位と、前記ドア枠の前記一方の縦枠の屋外側部位との間には、前記柱体の屋外側見付面を覆うように中間縦枠が設けられ、
前記中間縦枠の屋外側見付面の幅方向両端部と、前記縦長方形枠の前記一方の縦枠の屋外側部位及び前記ドア枠の前記一方の縦枠の屋外側部位との間には一対の中間縦溝部が形成されており、
前記一対の中間縦溝部には、水密材が充填されている。
(【0011】以降は省略されています)
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