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公開番号2025136542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035193
出願日2024-03-07
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 5/20 20060101AFI20250911BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】屋外から屋内に音が入り込むことを防止し、遮音性を向上できる建具を提供する。
【解決手段】躯体の開口部の縁部に沿って設けられた枠体2と、枠体2の内側に設けられ開口部を開閉する内障子3および外障子4と、枠体2と内障子3との間に設けられた吸音材6と、を有する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
躯体の開口部の縁部に沿って設けられた枠体と、
前記枠体の内側に設けられ前記開口部を開閉する障子と、
前記枠体と前記障子との間、前記枠体の内部および前記障子の框の内部のいずれかに設けられた吸音材と、を有する建具。
続きを表示（約 850 文字）【請求項２】
前記障子は、前記枠体に幅方向にスライド可能支持される内障子および外障子であり、
前記吸音材は、前記内障子および前記外障子が前記開口部を閉鎖した際に、前記内障子の上框の上面と、前記枠体の上枠との間に幅方向全体にわたって配置されるように設けられている請求項１に記載の建具。
【請求項３】
前記障子は、前記枠体に幅方向にスライド可能支持される内障子および外障子であり、
前記吸音材は、前記内障子および前記外障子が前記開口部を閉鎖した際に、それぞれの召合わせ框が屋内外方向に重なる召合わせ部の上部に配置されるように設けられている請求項１に記載の建具。
【請求項４】
前記吸音材は、前記内障子の上框に取り付けられている請求項２または３に記載の建具。
【請求項５】
前記吸音材は、前記障子の上框の上面および下框の下面に取り付けられている請求項１に記載の建具。
【請求項６】
前記吸音材は、前記枠体の上枠に取り付けられている請求項１に記載の建具。
【請求項７】
前記吸音材は、互いに対向する前記枠体の見込み面と前記障子の框の見込み面とが形成する枠体障子間空間に設けられている請求項１に記載の建具。
【請求項８】
前記枠体障子間空間は、前記枠体と前記框とに囲まれた空間であり、
前記枠体と前記框とが気密材を介して接触している請求項７に記載の建具。
【請求項９】
前記吸音材は、前記框の内部に形成された框内空間に設けられ、
前記框内空間は、互いに対向する前記枠体の見込み面と前記框の見込み面とが形成する枠体障子間空間に隣接し、
前記枠体障子間空間と前記框内空間との間には、前記框の見込み面を備える見込み板部が配置され、
前記見込み板部には、前記枠体障子間空間と前記框内空間とを連通させる孔部が形成されている請求項７に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、建具に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
高層建物の高層階に特許文献１に開示されているような引き違いサッシが設けられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１６３６５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
建物の高層階に設けられる建具は、低層階に設けられる建具と比べて強風を受けるため、この強風による騒音を防止できることが望まれている。特に、引き違いサッシは、障子の上框と枠体の上枠との間に隙間が設けられているため、この隙間を介して屋外の音が屋内に入り込むことがある。
【０００５】
本開示は、屋外から屋内に音が入り込むことを防止し、遮音性を向上できる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る建具は、躯体の開口部の縁部に沿って設けられた枠体と、前記枠体の内側に設けられ前記開口部を開閉する障子と、前記枠体と前記障子との間、前記枠体の内部および前記障子の框の内部のいずれかに設けられた吸音材と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態の建具を屋内側から見た正面図である。
建具の鉛直断面図である。
建具の水平断面図である。
上枠および吸音材の鉛直断面図である。
第２実施形態の建具の鉛直断面図である。
建具の水平断面図である。
内障子の上框および吸音材の鉛直断面図である。
内障子の下框および吸音材の鉛直断面図である。
他の形状の内障子の上框および吸音材の鉛直断面図である。
第３実施形態の建具の鉛直断面図である。
上枠に設けられる吸音材の変形例を示す図である。
アルミ樹脂サッシの建具に吸音材を設けた形態の鉛直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（第１実施形態）
図１から図３に示すように、本実施形態の建具１は、引き違い窓である。建具１は、アルミサッシである。建具１は、枠体２と、内障子３と、外障子４と、吸音材６と、遮音材７と、を有する。遮音材７は、図２および図３に示す。枠体２は、建物の屋内外を仕切る壁部の開口部１１の縁部に沿って設けられる。壁部に直交する方向であり、屋内と屋外とを結ぶ方向を屋内外方向と表記する。図面では、屋内外方向を矢印Ｙで示す。図面では、屋内を符号「１３」で示し、屋外を符号「１４」で示す。壁部に沿った方向であり、屋内外方向に直交する水平方向を幅方向と表記する。図面では、幅方向を矢印Ｘで示す。内障子３および外障子４は、枠体２の内側に設けられる。内障子３および外障子４は、枠体２の内側において幅方向にスライド可能である。幅方向のうち、内障子３および外障子４が開口部１１を閉鎖した際に内障子３が配置される側を一方側と表記し、外障子４が配置される側を他方側と表記する。各部材の説明は、その部材が定位置に配置されている場合の姿勢であるものとして説明する。内障子３および外障子４それぞれが開口部１１を閉鎖する際に配置される位置を閉鎖位置と表記する。
【０００９】
枠体２は、四方枠である。枠体２は、上枠２１と、下枠２２と、一対の縦枠２３，２４と、を有する。上枠２１、下枠２２および一対の縦枠２３，２４は、アルミニウムの形材である。上枠２１および下枠２２は、幅方向に延びている。一対の縦枠２３，２４は上下方向に延びている。上枠２１、下枠２２および一対の縦枠２３，２４は、それぞれ長さ方向全体にわたって略同じ断面形状である。
【００１０】
内障子３は、框３１と、複層ガラス３２と、を有する。框３１は、上框３３と、下框３４と、戸先框３５と、召合框３６と、を有する。上框３３、下框３４、戸先框３５および召合框３６は、アルミの形材である。上框３３および下框３４は、幅方向に延びている。戸先框３５および召合框３６は、上下方向に延びている。上框３３は、戸先框３５の上端部と召合框３６の上端部との間に設けられている。下框３４は、戸先框３５の下端部と召合框３６の下端部との間に設けられている。上框３３、下框３４、戸先框３５および召合框３６は、それぞれ長さ方向全体にわたって略同じ断面形状である。
（【００１１】以降は省略されています）

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