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公開番号2025171636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077162
出願日2024-05-10
発明の名称ドア開閉装置及びドア
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E05F 15/63 20150101AFI20251113BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアを自動で開閉可能なドア開閉装置において、意匠性を向上させることができるドア開閉装置及びドアを提供すること。
【解決手段】ドア開閉装置4は、駆動装置5の駆動によりヒンジ軸J1を中心に回動可能なドア3を自動で開閉可能であり、ドア3が閉位置に位置する場合に、ドア開閉装置4の全体が、ドア3の内部に隠蔽して配置され、駆動装置5は、ドア3の横方向Lに直線的に伸縮可能な伸縮部62と、伸縮部62を伸縮駆動させることが可能な駆動部7と、を有し、回動軸J2を中心に伸縮部62を回動可能に支持する支持部8を備え、回動軸J2は、ドア3の内部に配置され、ドア3が閉位置に位置する場合に、ヒンジ軸J1に対してドア3の厚さ方向Tにずれた位置に配置されており、駆動部7が伸縮部62をドア3の横方向Lに直線的に伸縮させることにより、ドア3を開閉させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
駆動装置を備え、前記駆動装置の駆動によりドアを自動で開閉可能なドア開閉装置であって、
前記ドアは、前記ドアの横方向の吊元側に設けられ上下方向に延びるヒンジ軸を中心に回動可能に構成され、
前記ドアが閉位置に位置する場合に、前記ドア開閉装置の全体が、前記ドアの内部に隠蔽して配置され、
前記駆動装置は、前記ドアの内部に配置されており、前記ドアの内部において前記ドアに固定され前記ドアの横方向に直線的に伸縮可能な伸縮部と、前記伸縮部を伸縮駆動させることが可能な駆動部と、を有し、
前記ドアの横方向の吊元側において上下方向に延びる回動軸を中心に前記伸縮部を回動可能に支持する支持部を更に備え、
前記回動軸は、前記ドアの内部に配置され、前記ドアが閉位置に位置する場合に、前記ヒンジ軸に対して少なくとも前記ドアの厚さ方向にずれた位置に配置されており、
前記駆動部が前記伸縮部を前記ドアの横方向に直線的に伸縮させることにより、前記回動軸を中心に前記伸縮部を回動させると共に前記ヒンジ軸を中心に前記ドアを回動させることで、前記ドアを開閉させる、ドア開閉装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記駆動装置は、電動で駆動可能であり、
前記駆動装置の電動による駆動により前記ドアを自動で開閉可能である、請求項1に記載のドア開閉装置。
【請求項3】
前記駆動装置は、停電時において前記駆動部の駆動がロックするロック機構を有していない、請求項1又は2に記載のドア開閉装置。
【請求項4】
前記回動軸は、前記ドアの内部に配置され、前記ドアが閉位置に位置する場合に、前記ドアの横方向において、前記ドアが90°開いた開位置に位置する場合における前記ドアを横方向に延長した仮想線上の前記ドアの厚さの範囲に配置される、請求項1又は2に記載のドア開閉装置。
【請求項5】
前記ドアの吊元側に設けられ前記ドアを開閉可能に支持すると共に前記ヒンジ軸を有するヒンジ部と、
請求項1又は2に記載のドア開閉装置と、を備えるドア。
【請求項6】
前記ドアは、枠体内に配置され、
前記ヒンジ部は、前記ドアに固定されるドア側固定部と、前記枠体の縦枠に固定される縦枠側固定部と、前記ドア側固定部が前記縦枠側固定部に対して前記ヒンジ軸を中心に回動可能に前記ドア側固定部と前記縦枠側固定部とを接続するヒンジ軸部材と、を有し、
前記支持部は、前記枠体の縦枠に固定され、
前記伸縮部の先端側の部分は、前記ドアの内部において前記ドアに固定される、請求項5に記載のドア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドア開閉装置及びドアに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ドアを自動で開閉可能なドア開閉装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のドア開閉装置においては、ドアの上部において、本体ユニットやアーム部材は、ドアの外部に露出して配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-122841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のドア開閉装置は、本体ユニットやアーム部材がドアの外部に露出して配置されるため、意匠性の観点から改善の余地がある。よって、意匠性を向上できるドア開閉装置及びドアが求められている。
【0005】
本開示は、ドアを自動で開閉可能なドア開閉装置において、意匠性を向上させることができるドア開閉装置及びドアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、駆動装置を備え、前記駆動装置の駆動によりドアを自動で開閉可能なドア開閉装置であって、前記ドアは、前記ドアの横方向の吊元側に設けられ上下方向に延びるヒンジ軸を中心に回動可能に構成され、前記ドアが閉位置に位置する場合に、前記ドア開閉装置の全体が、前記ドアの内部に隠蔽して配置され、前記駆動装置は、前記ドアの内部に配置されており、前記ドアの内部において前記ドアに固定され前記ドアの横方向に直線的に伸縮可能な伸縮部と、前記伸縮部を伸縮駆動させることが可能な駆動部と、を有し、前記ドアの横方向の吊元側において上下方向に延びる回動軸を中心に前記伸縮部を回動可能に支持する支持部を更に備え、前記回動軸は、前記ドアの内部に配置され、前記ドアが閉位置に位置する場合に、前記ヒンジ軸に対して少なくとも前記ドアの厚さ方向にずれた位置に配置されており、前記駆動部が前記伸縮部を前記ドアの横方向に直線的に伸縮させることにより、前記回動軸を中心に前記伸縮部を回動させると共に前記ヒンジ軸を中心に前記ドアを回動させることで、前記ドアを開閉させる、ドア開閉装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態のドア開閉装置が設けられたドアを室内側から見た正面図である。
一実施形態のドア開閉装置が設けられたドアを室外側から見た正面図である。
ドアから室内側の表面板を取り外した状態で、ドア開閉装置を室内側から見た斜視図である。
ドアから室内側の表面板を取り外した状態で、ドア開閉装置を室内側から見た正面図である。
図1のA-A線断面図である。
図5に示すドアを、閉位置から開位置に移動した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示のドア開閉装置4を有するドア3を備える建具1の一実施形態について図面を用いて詳細に説明する。以下の説明においては、図1及び図2において、建具1の左右方向(横方向)を「左右方向」とする。また、建具1の室内外方向(見込方向)を「室内外方向(見込方向)」とし、室内外方向において、室外側を室外側X1とし、室内側を室内側X2とする(図3、図5、図6参照)。また、ドア3の厚さ方向を「厚さ方向T」とし、ドア3の横方向(左右方向、幅方向)を「横方向L」とする。ドア3が閉位置に位置する場合には、ドアの厚さ方向Tと室内外方向とは一致し、ドア3の横方向Lと建具1の左右方向とは一致する。ドア3の横方向Lにおいて、ドア3のヒンジ部38(図2参照)が設けられた吊元側を「吊元側L1」とし、ドア3のヒンジ部38が設けられた吊元側L1と反対側であるドア3の戸先側を「戸先側L2」とする。
【0009】
図1及び図2に示すように、建具1は、建物に固定される枠体2と、枠体2内に開閉可能に配置されるドア3と、を備える。枠体2は、上枠21と、下枠22と、吊元側L1の縦枠23と、戸先側L2の縦枠24と、により矩形に枠組みされる。ドア3は、室内外方向に厚さを有する板状に形成され、横方向Lに幅を有すると共に上下方向に延びる長方形に形成されている。図1~図4に示すように、ドア3の上端部のドア3の内部には、ドア開閉装置4が配置されている。ドア開閉装置4の詳細については後述する。
【0010】
図1に示すように、ドア3の戸先側L2の端部側の室内側X2の表面には、室内側ハンドル35と、室内側ハンドル35の上下に離れて配置される2つのサムターン36と、が設けられている。サムターン36を回転させることにより、図示しないデッドボルトを操作してドア3を施解錠できるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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