特許ウォッチ

公開番号2025171815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077514
出願日2024-05-10
発明の名称シャワー装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人
主分類A47K 3/28 20060101AFI20251113BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】異物詰まりの発生を抑制するうえで有利なシャワー装置を提供する。
【解決手段】給水路から供給される水を第1供給水路36から下流側に供給する第1流れ状態と、給水路から供給される水を第2供給水路38から下流側に供給する第2流れ状態とに自動的に繰り返し切り替え可能な切替装置12と、複数の第1散水孔28及び複数の第2散水孔30が形成された散水板部32と、散水板部32に対して散水板部32の表裏方向裏側に設けられ、第1供給水路36から供給される水を複数の第1散水孔28のそれぞれに分配するための第1分配室42と、第1分配室42に対して表裏方向裏側に設けられ、第2供給水路38から供給される水を複数の第2散水孔30のそれぞれに分配するための第2分配室44と、を備えるシャワー装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
給水路から供給される水を第１供給水路から下流側に供給する第１流れ状態と、前記給水路から供給される水を第２供給水路から下流側に供給する第２流れ状態とに自動的に繰り返し切り替え可能な切替装置と、
複数の第１散水孔及び複数の第２散水孔が形成された散水板部と、
前記散水板部に対して前記散水板部の表裏方向裏側に設けられ、前記第１供給水路から供給される水を前記複数の第１散水孔のそれぞれに分配するための第１分配室と、
前記第１分配室に対して前記表裏方向裏側に設けられ、前記第２供給水路から供給される水を前記複数の第２散水孔のそれぞれに分配するための第２分配室と、を備えるシャワー装置。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記複数の第２散水孔のそれぞれに対応して設けられ、前記第２分配室内の水を対応する前記第２散水孔に導く複数の導水路と、
前記複数の導水路のそれぞれに対応して前記第１分配室内に設けられ、対応する前記導水路を内側に形成する複数の隔壁部と、を備える請求項１に記載のシャワー装置。
【請求項３】
前記第１散水孔及び前記第２散水孔のそれぞれは前記散水板部に分散して混在している請求項１に記載のシャワー装置。
【請求項４】
前記散水板部には、複数の散水孔を列状に配列してなる孔列が複数列に亘って設けられ、
前記複数列の孔列のそれぞれには、前記孔列の配列方向に向かって前記第１散水孔及び前記第２散水孔のそれぞれが分散して混在している請求項１に記載のシャワー装置。
【請求項５】
前記散水板部は、複数の前記第１散水孔からなる少なくとも一つの第１散水孔群と、複数の前記第２散水孔からなる少なくとも一つの第２散水孔群とを備え、
前記第１散水孔群と前記第２散水孔群は、前記散水板部に形成され前記切替装置を経由する水が供給される全ての散水孔を少なくとも三つに分割するように配列されている請求項１に記載のシャワー装置。
【請求項６】
前記切替装置は、前記第１流れ状態と前記第２流れ状態とに自動的に繰り返し切り替え可能な流体素子を備える請求項１に記載のシャワー装置。
【請求項７】
前記シャワー装置は、前記流体素子として、単数の前記流体素子のみを備える請求項６に記載のシャワー装置。
【請求項８】
前記散水板部、前記第１分配室及び前記第２分配室を有する散水部材と、
前記散水部材を収容するケースと、を備え、
前記ケースは、前記切替装置を収容する請求項１に記載のシャワー装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、シャワー装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、複数の散水孔が形成された散水板部を備えるシャワー装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０１２０３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
複数の第１散水孔及び複数の第２散水孔を散水板部に形成したうえで、第１散水孔から散水する状態と第２散水孔から散水する状態とを繰り返し切り替え可能にできると、高い節水効果を得るうえで有利となる。これを実現するため、本願発明者は、シャワー装置に流体素子等の切替装置を組み込むことを検討している。この切替装置は、第１供給水路から下流側に水を供給する第１流れ状態と、第２供給水路から下流側に水を供給する第２流れ状態とを自動的に繰り返し切り替え可能である。この切替装置を用いる場合、第１供給水路から供給される水を複数の第１散水孔のそれぞれに分配するための第１分配室と、第２供給水路から供給される水を複数の第２散水孔のそれぞれに分配するための第２分配室とをシャワー装置に設けることになる。
【０００５】
ここで、本願発明者は、散水板部の表裏方向軸に直交する共通する軸直交面内に第１分配室と第２分配室を設けた場合、少なくとも一方の分配室において異物詰まりが発生し易くなる問題があるとの認識を得た。
【０００６】
そこで、本開示の目的の１つは、異物詰まりの発生を抑制するうえで有利なシャワー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の第１項目のシャワー装置は、給水路から供給される水を第１供給水路から下流側に供給する第１流れ状態と、前記給水路から供給される水を第２供給水路から下流側に供給する第２流れ状態とに自動的に繰り返し切り替え可能な切替装置と、複数の第１散水孔及び複数の第２散水孔が形成された散水板部と、前記散水板部に対して前記散水板部の表裏方向裏側に設けられ、前記第１供給水路から供給される水を前記複数の第１散水孔のそれぞれに分配するための第１分配室と、前記第１分配室に対して前記表裏方向裏側に設けられ、前記第２供給水路から供給される水を前記複数の第２散水孔のそれぞれに分配するための第２分配室と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１実施形態のシャワー装置の側面断面図である。
第１実施形態のシャワー装置の一部を示す分解斜視図である。
図１のＡ－Ａ断面図である。
第１実施形態の第１分配室を示す表裏方向軸に直交する断面図である。
第１実施形態の第２分配室を示す表裏方向軸に直交する断面図である。
第１実施形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
参考形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
参考形態の各第１散水孔から散水された水流を示す図である。
参考形態の各第２散水孔から散水された水流を示す図である。
第１実施形態の各第１散水孔から散水された水流を示す図である。
第１実施形態の各第２散水孔から散水された水流を示す図である。
第１変形形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
第２変形形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
第３変形形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
第４変形形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
第５変形形態の散水板部を表裏方向表側から見た図である。
第３変形形態の各第１散水孔から散水された水流を示す図である。
第３変形形態の各第２散水孔から散水された水流を示す図である。
第４変形形態の各第１散水孔から散水された水流を示す図である。
第４変形形態の各第２散水孔から散水された水流を示す図である。
図１のＢ－Ｂ断面の一部を示す断面図である。
第１流れ状態にある流体素子内での水の流れを示す図である。
第２流れ状態にある流体素子内での水の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示のシャワー装置を実施するための実施形態を説明する。同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見る。
【００１０】
（第１実施形態）図１，図２を参照する。シャワー装置１０は、例えば、浴室、洗面台、キッチン等の住宅設備に用いられる。本形態のシャワー装置１０はハンドシャワーとして用いられる。シャワー装置１０の用途は特に限定されず、オーバーヘッドシャワー、水栓等として用いられてもよい。シャワー装置１０は、主には、切替装置１２と、散水部材１４と、ケース１６と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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