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公開番号
2025122476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017996
出願日
2024-02-08
発明の名称
椅子
出願人
個人
代理人
主分類
A47C
7/62 20060101AFI20250814BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】野外に設置した場合でも、座面や背もたれの汚れを防止でき、クリーンな状態を維持できる椅子を提供することである。
【解決手段】本発明に係る椅子は、座面を有し、第1方向に延伸する座板と、前記座板の前記第1方向の両端部に設けられ、板状の形状を有する第1及び第2側壁部と、前記座面を覆い、前後に移動することにより開閉可能に設けられたカバーとを備える。前記第1及び第2側壁部のそれぞれは、前記第1方向と交差する第2方向に延伸すると共に、延伸方向に湾曲した形状を有するコバ面を有し、前記カバーは、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の前記コバ面に支持されてスライド可能に構成されている。カバーを構成する各スラットは第1方向に直交する第2方向への湾曲部により互いに篏合しているが、湾曲の方向を逆にすることにより浸水を防ぐ構造をもつ。また、第1及び第2側壁部のコバ面に溝をもち、カバーの両端に落ちる雨水を排水する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
座面を有し、第1方向に延伸する座板と、
前記座板の前記第1方向の両端部に設けられ、板状の形状を有する第1及び第2側壁部と、
前記座面を覆い、前後に移動することにより開閉可能に設けられたカバーと、
を備え、
前記第1及び第2側壁部のそれぞれは、前記第1方向と交差する第2方向に延伸すると共に、延伸方向に湾曲した形状を有するコバ面を有し、
前記カバーは、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の前記コバ面にスライド可能に支持されていることを特徴とする椅子。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1及び第2側壁部のそれぞれに接合固定され、略L字の形状を有する第1、及び第2ガイドレールを、更に備え、
前記第1及び第2ガイドレールの天井部は、それぞれ前記第1及び第2側壁部の前記コバ面の一部を覆うと共に、前記第1側壁部の前記コバ面と前記第1ガイドレールとの間、及び前記第2側壁部の前記コバ面と前記第2ガイドレールとの間に前記カバーを案内するための空隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記カバーは、前記第1方向に延伸すると共に、前記第2方向に互いに接続された第1スラットと第2スラットを含み、
前記第1スラットは、前記第2方向の一端側に、延伸方向に湾曲する第1スラット上側湾曲部を有すると共に、前記第2方向の他端側に、延伸方向に湾曲する第1スラット下側湾曲部を有し、
前記第2スラットは、前記第2方向の一端側に、延伸方向に湾曲する第2スラット上側湾曲部を有すると共に、前記第2方向の他端側に、延伸方向に湾曲する第2スラット下側湾曲部を有し、
前記第1スラット下側湾曲部は、前記第1スラット上側湾曲部の湾曲方向と反対方向に湾曲しており、
前記第2スラット下側湾曲部は、前記第2スラット上側湾曲部の湾曲方向と反対方向に湾曲しており、
前記第1スラットと前記第2スラットとが嵌合する嵌合部において、前記第2スラットの前記第2スラット上側湾曲部が、前記第1スラットの前記第1スラット下側湾曲部の外縁側に沿って被さるように吊り下がることにより、前記第2スラットが前記第1スラットに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
【請求項4】
前記第1スラットは、前記第1方向の端部の底面側に湾曲面を有する底面突起部と、前記第1スラットの前記端部の側面側に凸形状を有する端部突起部を有し、
前記カバーを開閉するときに、前記第1スラットの前記底面突起部が、前記第1側壁部又は前記第2側壁部の前記コバ面に当接すると共に、前記端部突起部が、前記第1ガイドレール又は前記第2ガイドレールの内壁面に当接して案内されながら、前記カバーが移動することを特徴とする請求項3に記載の椅子。
【請求項5】
前記第1側壁部又は前記第2側壁部のコバ面に、前記カバーからの雨水を排出するための溝部を有し、
前記溝部の底面が、前記椅子の上部から下部に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
【請求項6】
前記カバーは、複数のスラットを接続することにより形成されており、
前記複数のスラットのそれぞれは、前記第2方向の両端側に、延伸方向に湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部が互いに嵌合して接続されており、
前記複数のスラットは、前記カバーを閉めた時に、当該カバーの頂部近傍に位置するように配置された頂部スラットを含み、
前記頂部スラットの第2方向の両端側に設けられた前記湾曲部の湾曲方向が同じであることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関するものである。より詳しくは、野外に設置する椅子に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
公園、公共施設・大型民間施設等の野外には多くのベンチが設置されている。屋外に設置されたベンチでは、座面等が汚れていたり、雨降り後に座面が濡れている場合は、そのままでは座ることができない。
特許文献1には、上座板が、その奥端部を回動中心として、下座板の上面を被覆する倒伏位置と背凭れ部の前面に凭れ掛けさせる立起位置との間で起伏自在に取付けていることにより、雨上がり後にベンチの座面が濡れている場合でも、上座板の位置を変更するだけで、ベンチの座る場所に濡れていない座面を現出させ得るようにしたベンチが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-250654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の椅子では、上座板を上げただけで、そのまま座るには、上座板と下座板の隙間から、雨や埃が風により入り込むといった課題があり、そのまま座るには十分でない。また、座る時に、上座板をベンチの背もたれに上げるが、上座板が邪魔であると共に、上座板の裏も十分に清潔ではない。一般的には、野外に設置されている椅子やベンチ(長椅子)には、カバー等が設けられておらず、風雨に曝されることにより、座面や背もたれ等が汚れてしまう。このため、利用する場合は、椅子に紙や布を敷いたり、被せたりして座る場合があり、手間が掛る。また、長い間、風雨に曝されることで、椅子自身が劣化し、破損する場合もある。
求められているのは、野外に設置した場合でも、座面や背もたれの汚れを防止でき、クリーンな状態を十分維持できる椅子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る椅子は、座面を有し、第1方向に延伸する座板と、前記座板の前記第1方向の両端部に設けられ、板状の形状を有する第1及び第2側壁部と、前記座面を覆い、前後に移動することにより開閉可能に設けられたカバーとを備える。前記第1及び第2側壁部のそれぞれは、前記第1方向と交差する第2方向に延伸すると共に、延伸方向に湾曲した形状を有するコバ面を有し、前記カバーは、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の前記コバ面にスライド可能に支持されていることを特徴とする。
本発明に係る椅子では、座面を覆い、開閉可能に設けられたカバーにより、座面の汚れや劣化を防止することができる。また、カバーが座板の両端部に設けられた第1及び第2側壁部のコバ面にスライド可能に支持されているので、コバ面に沿ってスムーズに開閉可能である。さらに、カバーを閉めた時に、座面の他に、背板、或は第1及び第2側壁部の内表面が風雨に曝されるのを防止することができ、クリーンな状態を保持することができる。
【0006】
また、本発明に係る椅子において、前記第1及び第2側壁部のそれぞれに接合固定され、略L字の形状を有する第1、及び第2ガイドレールを更に備えることができる。前記第1及び第2ガイドレールの天井部は、それぞれ前記第1及び第2側壁部の前記コバ面の一部を覆うと共に、前記第1側壁部の前記コバ面と前記第1ガイドレールとの間、及び前記第2側壁部の前記コバ面と前記第2ガイドレールとの間に前記カバーを案内するための空隙が形成されていることを特徴としてもよい。
本発明に係る椅子では、第1側壁部のコバ面と第1ガイドレールとの間、及び第2側壁部のコバ面と第2ガイドレールとの間に形成された空隙にカバーが配置されて、この空隙の間をカバーが案内されて、スムーズにカバーが移動することができる。
【0007】
また、本発明に係る椅子において、前記カバーは、前記第1方向に延伸すると共に、前記第2方向に互いに接続された第1スラットと第2スラットを含み、前記第1スラットは、前記第2方向の一端側に、延伸方向に湾曲する第1湾曲部を有すると共に、前記第2方向の他端側に、延伸方向に湾曲する第2湾曲部を有し、 前記第2スラットは、前記第2方向の一端側に、延伸方向に湾曲する第3湾曲部を有すると共に、前記第2方向の他端側に、延伸方向に湾曲する第4湾曲部を有し、前記第2湾曲部は、前記第1湾曲部の湾曲方向と反対方向に湾曲しており、 前記第4湾曲部は、前記第3湾曲部の湾曲方向と反対方向に湾曲しており、前記第1スラットと前記第2スラットとが嵌合する嵌合部において、前記第2スラットの前記第3湾曲部が、前記第1スラットの前記第2湾曲部の外縁側に沿って被さるように吊り下がることにより、前記第2スラットが前記第1スラットに接続されていることを特徴としてもよい。
本発明に係る椅子では、第2湾曲部が椅子の内部側に湾曲することにより、篏合部は、雨水の流れを受ける位置を避け、雨水は接続部を飛び越えるため、接続部からの浸水を抑制することができる。
【0008】
また、本発明に係る椅子において、前記第1スラットは、前記第1方向の端部の底面側に湾曲面を有する底面突起部と、前記第1スラットの前記端部の側面側に凸形状を有する端部突起部を有し、前記カバーを開閉するときに、前記第1スラットの前記第底面突起部が、前記第1側壁部又は前記第2側壁部の前記コバ面に当接すると共に、前記端部突起部が、前記第1ガイドレール又は前記第2ガイドレールの内壁面に当接して案内されながら、前記カバーが移動することを特徴としてもよい。
本発明に係る椅子では、底面突起部により各スラットの重さを支え且つカバーの開閉時の移動の摩擦を軽減できる。また、端部突起部によりカバーの開閉時のスラットの水平方向のズレを押さえると共に開閉時の移動の摩擦を軽減できる。
【0009】
また、本発明に係る椅子において、前記第1側壁部又は前記第2側壁部のコバ面に、前記カバーからの雨水を排出するための溝部を有し、前記溝部の底面が、前記椅子の上部から下部に向かって傾斜していることを特徴としてもよい。
第1側壁部又は第2側壁部のコバ面に設けられた溝部にスラットの両端から流れ込む雨水を落とし外部に排出することにより、椅子内部に雨水が流れ込むことを防ぐことができる。
【0010】
また、本発明に係る椅子において、前記カバーは、複数のスラットを接続することにより形成されており、前記複数のスラットのそれぞれは、前記第2方向の両端側に、延伸方向に湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部が互いに嵌合して接続されており、前記複数のスラットは、前記カバーを閉めた時に、当該カバーの頂部近傍に位置するように配置された頂部スラットを含み、前記頂部スラットの第2方向の両端側に設けられた前記湾曲部が同じ下側方向に湾曲していることを特徴としてもよい。
頂部スラットの両端側に設けられた湾曲部の湾曲方向が同じ下側方向であるので、雨水が前後共に篏合部を飛び越える流れとなり、浸水を防ぎ易くなる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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