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公開番号2025091065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206045
出願日2023-12-06
発明の名称転倒防止装置
出願人個人
代理人
主分類A47B 97/00 20060101AFI20250611BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】家具の上部と天井の間を突っ張り棒等で固定しているため、家具等の移動が困難であった。また、家具等の本体に転倒防止装置が内蔵されている物もあり、既存品の家具に容易に後付けすることが困難であるという課題があった。
【解決手段】本発明の転倒防止装置1は、主に、前面板と、前面板と一体構造の下面板と、前面板と連結した支持板9と、支持板9を作動させるための起動板10を備える。さらに支持板9が開いた状態を保持するための支持板ロック30と支持板ロック受け31と支持板ロック止を備え、地震等の揺れによる、対象物4の傾倒に合わせ、転倒防止装置1が傾倒し、起動板10が稼働状態へ移行することで、支持板押出体19が作動し、支持板9が対象物4の傾倒方向へ突出する。この構造により、地震等の揺れによる対象物4の転倒を防止することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
対象物が転倒することを防止する転倒防止装置であって、前記対象物の底面に備えられ、前記対象物の前面と接する前面板と、前記対象物を載置する下面板と、前記対象物の転倒を防止する支持板と、前記支持板を作動させるための起動板を備え、前記対象物の傾倒時、前記対象物と同じ方向に前記転倒防止装置が傾倒し、前記支持板に備えられた支持板稼働起点を起点に、前記支持板が前記対象物の傾倒方向へ突出後、支持板ロックが前期支持板を固定し、前記支持板の底部が載置面に接地する事で、前記対象物の転倒を防止できることを特徴とする転倒防止装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記起動板の動きを前記支持板に伝達させることのできる、伝達補助構造を備えることを特徴とする請求項1に記載の転倒防止装置。
【請求項3】
前記支持板を作動させることのできる、作動補助構造を備えることを特徴とする請求項1に記載の転倒防止装置。
【請求項4】
作動させた前記支持板の開放を既定の位置で止めることのできる、支持板開放位置止を備えることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の転倒防止装置。
【請求項5】
前記対象物の移動時における誤作動を防止するための誤作動防止構造を備えることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の転倒防止装置。
【請求項6】
前記対象物の傾倒を知らせる報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の転倒防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地震等の揺れによる対象物の転倒防止装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の転倒防止装置として、様々な構造のものが知られている。特許文献1は、主に、対象物が転倒することを防止する転倒防止装置であって、前記対象物の底面に備えられ、前記対象物の前面と接する前面板と、前記対象物を載置する下面板と、前記対象物の転倒を防止する支持板と、前記支持板を作動させるための起動板を備え、前記対象物の傾倒時、前記対象物と同じ方向に前記転倒防止装置が傾倒し、前記支持板に備えられた支持板稼働起点を起点に、前記支持板が前記対象物の傾倒方向へ突出して、前記支持板の底部が載置面に接地する事で、前記対象物の転倒を防止できる。
【0003】
特許文献1に示す転倒防止装置では、地震等の揺れによる対象物が転倒する際、前面板が傾倒し対象物を支えることで、対象物の転倒を防止することができる。
【0004】
特許文献1に示す転倒防止装置では、地震等の揺れを利用して収納家具が所定角度に傾倒した場合に、傾倒方向に突出体が突出し、突出体の下端部が床面に接地する事により収納家具の転倒を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願2022-141285公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示す転倒防止装置では、対象物の転倒防止対策において、支持板が傾倒し開いた後、支持板が開いた状態を保持するための保持機構が無く、不用意に支持板が閉じてしまった場合対象物が転倒してしまう恐れがある。
【0007】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、地震等の揺れにより対象物の転倒を防止する転倒防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
対象物が転倒することを防止する転倒防止装置であって、前記対象物の底面に備えられ、前記対象物の前面と接する前面板と、前記対象物を載置する下面板と、前記対象物の転倒を防止する支持板と、前記支持板を作動させるための起動板を備え、前記対象物の傾倒時、前記対象物と同じ方向に前記転倒防止装置が傾倒し、前記支持板に備えられた支持板稼働起点を起点に、前記支持板が前記対象物の傾倒方向へ突出後、支持板ロックが前期支持板を固定し、前記支持板の底部が載置面に接地する事で、前記対象物の転倒を防止できることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の転倒防止装置では、前記起動板の動きを前記支持板に伝達させることのできる、伝達補助構造を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の転倒防止装置では、前記支持板を素早く作動させることのできる、作動補助構造を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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