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公開番号
2025028555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133452
出願日
2023-08-18
発明の名称
枕
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A47G
9/10 20060101AFI20250221BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】 より自然に頭を異動することができ、違和感を感じにくくさせる。
【解決手段】 体が寝返りをしようとすると頭は底板部10から側板部20に近づいていく。頭が側板部20に接し始めると、側板部20は外方に押され始めると、底板部10と側板部20とが連結する辺の外側は断面円弧状の円弧面30が形成されているので、固いベース2の上で外側に転がり始める。寝返りとともに単体の枕本体1は外側に転がり、側板部20の外側がベース2の上面に到達すると回転が止まる。寝返りしている状態から、仰向けの状態に戻るときは、頭部は側板部20の上から底板部10に向けて移動して底板部10が押され始め、枕本体1は固いベース2の上で内側に転がる。底板部10の外側がベース2の上面に到達すると回転が止まる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
就寝時に人の頭部を支える枕であって、
断面が概略L字形状であって、前記人の身長方向に伸びる枕本体を有し、
底板部と側板部とを交差するように連結することで概略L字形状としてあり、
少なくとも前記底板部と前記側板部とが連結する辺の外側は断面円弧状に形成されていることを特徴とする枕。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
断面が上方に開口する概略コの字型になるように、左右対称の前記枕本体の一対を並べて配置されることを特徴とする請求項1に記載の枕。
【請求項3】
左右対称の前記枕本体の一対の相対角度を所定の角度範囲で変更することが可能ことを特徴とする請求項2に記載の枕。
【請求項4】
前記枕本体を、前記枕本体よりも固い板材からなるベースの上に載置してあることを特徴とする請求項1に記載の枕。
【請求項5】
前記枕本体は、前記ベース上で、前記連結する部分で転がることができることを特徴とする請求項4に記載の枕。
【請求項6】
前記枕本体と前記ベースは、前記連結する部分で転がることができるように柔軟素材で連結されていることを特徴とする請求項5に記載の枕。
【請求項7】
前記枕本体と前記ベースは、前記連結する部分を面ファスナーで接続されていることを特徴とする請求項6に記載の枕。
【請求項8】
前記枕本体と前記ベースは、前記面ファスナーで接続されているとともに、前記面ファスナーの復元力で前記底板部が前記ベースに接する側に付勢することを特徴とする請求項7に記載の枕。
【請求項9】
左右対称に並べた前記枕本体の前記底板部における側面同士が互いに磁力によって吸着可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の枕。
【請求項10】
前記底板部と前記側板部とが交差する角度は、80度~150度であることを特徴とする請求項1に記載の枕。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、就寝時に人の頭部を支える枕に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
就寝時に人の頭部を支える枕は様々なものがある。
寝返りをしやすくする枕として、特許文献1および特許文献2に示すものが知られている。
特許文献1に示す枕は、中央部と左右に、中央部が低くなるように厚みを変えた部位を形成してあり、寝返りをしたときに頭が少し持ち上がる姿勢となる。これにより自然な体型を維持できる。
【0003】
特許文献2に示す枕は、中央部と、左右の部位とが独立しており、かつ、左右の部位は、立っている状態から外側に倒れる状態となるように回転可能となっている。頭が中央部にあるときは左右の部位は頭の側方に沿って立っているが、寝返りをして頭が右または左に移動しようとすると、左右の部位の一方の上に乗り上がり、これとともに左右の部位は外側に倒れ込んで水平な状態となる。このとき、左右の部位の上面が中央部よりも高くなるため、自然な体型を維持できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3241366号公報
特開2021-87693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1や特許文献2に示す枕の場合、寝返りをするときに頭が、より高い位置へと乗り上がる動作となるため、違和感を感じることがある。
本発明は、違和感を感じることなく寝返りをしやすい枕を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、就寝時に人の頭部を支える枕であって、断面が概略L字形状であって、前記人の身長方向に伸びる枕本体を有し、底板部と側板部とを交差するように連結することで概略L字形状としてあり、少なくとも前記底板部と前記側板部とが連結する辺の外側は断面円弧状に形成される構成としてある。
【0007】
この単体の枕を含み、以下の構成を組み合わせることが可能である。断面が上方に開口する概略コの字型になるように、左右対称の前記枕本体の一対を並べて配置する。左右対称の前記枕本体の一対の相対角度を所定の角度範囲で変更することが可能とする。前記枕本体を、前記枕本体よりも固い板材からなるベースの上に載置する。
【0008】
左右対称の前記枕本体の一対を並べて配置すると、断面が上方に開口する概略コの字型となり、この開口から頭を乗せることが可能である。このとき、左右の枕本体の底板部が接するので、頭を概ね平坦な部位に乗せることができる。この状態は通常の枕と異ならないと言える。
【0009】
体が寝返りをしようとすると頭は底板部から側板部に近づいていく。頭が側板部に接し始めると、側板部は外方に押され始める。すると、前記底板部と前記側板部とが連結する辺の外側は断面円弧状に形成されているので、固いベースの上で外側に転がり始める。寝返りとともに単体の枕は外側に転がり、側板部の外側がベースの上面に到達すると回転が止まる。
【0010】
寝返りしている状態から、仰向けの状態に戻るときは、頭部は側板部の上から底板部に向けて移動して押され始め、枕は固いベースの上で内側に転がる。底板部の外側がベースの上面に到達すると回転が止まる。
(【0011】以降は省略されています)
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