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公開番号2025078183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190575
出願日2023-11-08
発明の名称ルーバー扉
出願人株式会社ウッドワン
代理人個人
主分類E06B 7/082 20060101AFI20250513BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】表面側から見たときの框の幅を狭くしてスリムなデザインにしながらも、強度の低下防止や必要な部品の取り付けを可能にしたルーバー扉を提供する。
【解決手段】左右の縦框11,12と、上下の横框13,14と、左右の縦框11,12の間に配置された複数の羽根1とを有するルーバー扉10であって、左右の縦框11,12は、扉厚み方向の長さよりも扉左右方向の長さの方が短い断面略矩形状の木質板である。また、上横框13は、扉厚み方向の長さよりも扉上下方向の長さの方が短い断面略矩形状の上框部と、羽根1と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の羽根状部とを一体化した木質材であり、下横框14は、扉厚み方向の長さよりも扉上下方向の長さの方が短い断面略矩形状の下框部と、羽根1と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の羽根状部とを一体化した木質材である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
左右の縦框と、上下の横框と、前記左右の縦框の間に配置された複数の羽根とを有するルーバー扉であって、
前記左右の縦框は、扉厚み方向の長さよりも扉左右方向の長さの方が短い断面略矩形状の木質板であることを特徴とするルーバー扉。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記上横框は、扉厚み方向の長さよりも扉上下方向の長さの方が短い断面略矩形状の上框部と、前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の羽根状部とを一体化した木質材であり、
前記下横框は、扉厚み方向の長さよりも扉上下方向の長さの方が短い断面略矩形状の下框部と、前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の羽根状部とを一体化した木質材であることを特徴とする請求項１に記載のルーバー扉。
【請求項３】
前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略鉤状の木質材である中横框を有することを特徴とする請求項２記載のルーバー扉。
【請求項４】
前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の木質材である補助横框を有し、該補助横框が前記上横框及び前記下横框の少なくとも１つに添えて配置されていることを特徴とする請求項２に記載のルーバー扉。
【請求項５】
前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の木質材である補助横框を有し、該補助横框が前記上横框、前記下横框及び前記中横框の少なくとも１つに添えて配置されていることを特徴とする請求項３に記載のルーバー扉。
【請求項６】
前記上横框及び前記下横框は、前記羽根と略同一の傾斜部を有する断面略台形状の木質材であることを特徴とする請求項１に記載のルーバー扉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ルーバー扉に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、左右の縦框と、上下の横框と、左右の縦框の間に配置された複数の羽根（ルーバー）とから構成されたルーバー扉が使用されており、通風を良くしたり光を取り込んだりすることができるようになっている。
【０００３】
ルーバー扉に関する発明として、特許文献１には、複数の羽根板２２が組付けられたルーバーユニット２を、縦枠３０，３０及び横枠３１，３１からなる框３で框組みしたルーバー扉が記載されている。
【０００４】
特許文献２には、一対の支持体１の長手方向にそれぞれ溝部２を形成し、各支持体１間に溝部２に嵌合して複数の角材３を配置した目隠し材が記載されている。
【０００５】
特許文献３には、羽根板５を、枠主体２の縦框３の内側に斜方向に穿設した係合孔に対し挿嵌して構成されるルーバー雨戸が記載されている。また、中桟を兼用した模擬羽根板６が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０２０－０４５６２９号公報
特開２００４－０６０２７２号公報
実開昭５１－００８６４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
ところで、従来のルーバー扉は、堅牢性を保つために太く四角い柱状の框が用いられているため、室内側（ルーバー扉の表面側）から見たときに框の幅が広くなって野暮ったい印象を与えてしまう。
【０００８】
しかしながら、スリムな印象を与えようとして単純に框を細くしてしまうと、強度が低下する恐れがある。また、ルーバー扉は、折れ戸、開き戸、引き戸といった様々な形で使用され、その開閉形態も片開き、両開き、連動など様々な方法によるが、戸の種類や構造によって、支持部材である吊り車、吊カップ、ガイドピンや、蝶番（ヒンジ）、下部ランナー、プッシュオープン、マグネットキャッチ、ダンパー、召合せ具、振れ止め具などの種々の部品を取り付ける必要があるため、框にも部品を取り付けるための幅や厚みが必要であるとともに十分な強度が要求される。
【０００９】
これに対して、特許文献１に記載されたルーバー扉は、ルーバーユニット２では強度が不足するため框３で框組みしたものであり、室内側（ルーバー扉の表面側）から見たときの框の幅が広くなっている。また、特許文献２に記載された目隠し部材は、一対の支持体１の幅が狭く見えるが、各支持体１間に配置するのは角材３であり、羽根を配置するルーバー扉と同視することはできない。また、特許文献３に記載されたルーバー雨戸は、雨戸であるため種々の部品を取り付けるという思想はない。
【００１０】
一方、本出願人は、スリムなデザインのルーバー扉として、断面略Ｌ字状の縦框を用いたルーバー扉を提案した（特願２０２３－１３８８９２）。しかしながら、断面略Ｌ字状の縦框は加工が複雑で製造コストがかかるため、さらに研究を行った。
（【００１１】以降は省略されています）

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