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公開番号2025095421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211413
出願日2023-12-14
発明の名称開閉構造体
出願人永大産業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 3/70 20060101AFI20250619BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】意匠性の向上を図ることができる開閉構造体を提供する。
【解決手段】本開示に係る開閉構造体は、床41と天井42との間に位置している壁体2の上下方向の全長にわたるようにして前記壁体2に設けられた開口20を建具3が開閉する開閉構造体1であって、前記壁体2の一面の上縁を覆う廻り縁51を備え、前記壁体2の前記一面に、上端が前記廻り縁51に隣り合うようにして上下に延びる第1リブ(リブ22)が設けられており、少なくとも前記建具3が閉じている場合に前記壁体2の前記一面に隣り合う前記建具3の一面に、上下に延びる第2リブ(リブ33)が設けられており、前記第1リブ及び前記第2リブ夫々の上端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
床と天井との間に位置している壁体の上下方向の全長にわたるようにして前記壁体に設けられた開口を建具が開閉する開閉構造体であって、
前記壁体の一面の上縁を覆う廻り縁を備え、
前記壁体の前記一面に、上端が前記廻り縁に隣り合うようにして上下に延びる第１リブが設けられており、
少なくとも前記建具が閉じている場合に前記壁体の前記一面に隣り合う前記建具の一面に、上下に延びる第２リブが設けられており、
前記第１リブ及び前記第２リブ夫々の上端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする開閉構造体。
続きを表示（約 790 文字）【請求項２】
前記壁体の前記一面の下縁を覆う幅木を更に備え、
前記第１リブの下端は前記幅木に隣り合い、
前記第１リブ及び前記第２リブ夫々の下端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする請求項１に記載の開閉構造体。
【請求項３】
前記開口を縁取る建具枠を更に備え、
上下に延び、前記第１リブに隣り合う第３リブが前記建具枠に設けられており、
前記第１リブ及び前記第３リブ夫々の上端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする請求項１又は２に記載の開閉構造体。
【請求項４】
前記第１リブ及び前記第３リブ夫々の下端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする請求項３に記載の開閉構造体。
【請求項５】
前記第１リブの前記壁体の前記一面からの突出端の、前記壁体の前記一面に垂直な方向の位置と、前記第３リブの前記壁体の前記一面を基準とした突出端の、前記垂直な方向の位置とは互いに等しいことを特徴とする請求項３に記載の開閉構造体。
【請求項６】
少なくとも前記建具が閉じている場合、前記第１リブの前記壁体の前記一面からの突出端の、前記壁体の前記一面に垂直な方向の位置と、前記第２リブの前記壁体の前記一面を基準とした突出端の、前記垂直な方向の位置とは互いに等しいことを特徴とする請求項１又は２に記載の開閉構造体。
【請求項７】
前記建具は長辺が上下に沿う矩形状をなし、
前記建具の前記一面には複数の前記第２リブが前記建具の短辺に沿う方向に並設されており、
各第２リブは前記建具の全長にわたり、
各第２リブの前記建具の前記一面からの突出端の、前記建具の前記一面に垂直な方向の位置は互いに等しいことを特徴とする請求項１又は２に記載の開閉構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は開閉構造体に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、基板及び複数のリブを備えるリブパネルが用いられている。非特許文献１に記載のリブパネルの場合、各リブは柱状をなす。複数のリブは、軸長方向が互いに平行になるようにして、基板の一面に等間隔に並設されている。
非特許文献１には、リブパネル状の壁体に設けられた開口を、リブパネル状の建具が開閉する開閉構造体が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
“リブパネル・ルーバー｜恩加島木材工業株式会社”、［online］、［令和５年１０月０４日検索］、インターネット＜ＵＲＬ:https://www.okajimawood.co.jp/products/ribpanel-louver/＞
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
建具が開いているときの開放感を演出するために、壁体の開口を床から天井にわたるようにして設けることがある。このような構成の開閉構造体において、壁体及び建具夫々がリブパネル状をなし、各リブが上下に延びる場合、全てのリブの上端の上下方向の位置が互いに一致していれば、壁体の意匠と建具の意匠との統一感が向上する。
しかしながら、一般に、建具の上端と天井との間には適宜の空隙が設けられるので、各リブの上端の上下方向の位置を一律のものにした場合、壁体のリブの上端と天井との間には隙間が生じる。
壁体の上部は下部よりも人目に付きやすい。故に、リブと天井との隙間が意匠的に不自然な場合、開閉構造体の全体的な意匠性が損なわれる虞がある。
【０００５】
本開示の目的は、意匠性の向上を図ることができる開閉構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る開閉構造体は、床と天井との間に位置している壁体の上下方向の全長にわたるようにして前記壁体に設けられた開口を建具が開閉する開閉構造体であって、前記壁体の一面の上縁を覆う廻り縁を備え、前記壁体の前記一面に、上端が前記廻り縁に隣り合うようにして上下に延びる第１リブが設けられており、少なくとも前記建具が閉じている場合に前記壁体の前記一面に隣り合う前記建具の一面に、上下に延びる第２リブが設けられており、前記第１リブ及び前記第２リブ夫々の上端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする。
【０００７】
本開示にあっては、壁体に設けられた開口を建具が開閉する。
壁体の一面の上縁は廻り縁に覆われている。壁体の一面には第１リブが設けられている。壁体は床と天井との間に位置しており、壁体の開口は壁体の上下方向の全長にわたる（即ち床から天井にわたる）ので、第１リブが開口の上側又は下側に配されることはない。
建具の一面には第２リブが設けられている。建具の一面（第２リブが設けられている面）は、少なくとも建具が閉じている場合に、壁体の一面（第１リブが設けられている面）に隣り合う。
以下では、壁体（又は建具）の第１リブ（又は第２リブ）設けられている面を、前面という。また、壁体の前面に垂直な方向を前後方向という。
【０００８】
第１リブ及び第２リブ夫々は上下に延びる。第１リブの上端の上下方向の位置と第２リブの上端の上下方向の位置とは互いに等しい。故に、壁体の意匠と建具の意匠との統一感を向上させることができる。
第１リブの上端が廻り縁に隣り合うので、人の目には第１リブの上端と天井との間に廻り縁が位置するように映る。故に、例えば廻り縁の色彩を適切に選択することにより、壁体の第１リブの上端と天井との間に、意匠的に不自然な隙間が生じることを簡単に防止することができる。
以上の結果、開閉構造体の意匠性の向上を図ることができる。
【０００９】
本開示に係る開閉構造体は、前記壁体の前記一面の下縁を覆う幅木を更に備え、前記第１リブの下端は前記幅木に隣り合い、前記第１リブ及び前記第２リブ夫々の下端の上下方向の位置は互いに等しいことを特徴とする。
【００１０】
本開示にあっては、壁体の前面の下縁が幅木に覆われている。第１リブの下端の上下方向の位置と第２リブの下端の上下方向の位置とは互いに等しい。故に、壁体及び建具の意匠の統一感を更に向上させることができる。
第１リブの下端が幅木に隣り合うので、人の目には第１リブの下端と床との間に幅木が位置するように映る。故に、例えば幅木の色彩を適切に選択することにより、壁体の第１リブの下端と床との間に、意匠的に不自然な隙間が生じることを簡単に防止することができる。
以上の結果、開閉構造体の意匠性の更なる向上を図ることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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