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公開番号
2025110102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003839
出願日
2024-01-15
発明の名称
ドアクローザの連結構造
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E05F
3/00 20060101AFI20250718BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】金属上枠材の破損を抑制できるとともにドアクローザを上枠に強固に固定できるドアクローザの連結構造を提供すること。
【解決手段】ドアクローザ6の連結構造であって、金属上枠材23は、金属枠本体251と、上枠連結部266とを備え、樹脂上枠材24は、その上部の一部に切除部244が形成された筒部241を備え、裏板4は、裏板連結部44の下面と上枠連結部266の上面に隙間が形成されない状態で裏板固定部41が金属枠本体251に固定され、補強材5は、切除部244を介して露出した上接触部52が上枠連結部266の下面に接触し且つ下接触部51が筒部241の内周面に接触する状態で、筒部241内に配置され、ドアクローザ6は、筒部241、補強材5および上枠連結部266に挿通されたネジ16が裏板連結部44に対して固定されることにより、上枠21に連結されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ドア枠内に開閉自在に取り付けられたドアの室内側に固定されるドアクローザを、裏板、補強材およびドアクローザ固定具を用いて、前記ドア枠の上枠に連結するドアクローザの連結構造であって、
前記上枠は、金属上枠材と、前記金属上枠材に取り付けられた樹脂上枠材とを備え、
前記金属上枠材は、金属枠本体と、前記金属枠本体から室内側に延出する上枠連結部とを備え、
前記樹脂上枠材は、前記上枠連結部の下側に位置し、その上部の一部に切除部が形成された筒部を備え、
前記裏板は、裏板固定部と、板状の裏板連結部とを備え、前記裏板連結部の下面と前記上枠連結部の上面の間に隙間が形成されない状態で、前記裏板固定部が前記金属枠本体に固定され、
前記補強材は、上接触部と、下接触部とを備え、前記切除部を介して露出した前記上接触部が前記上枠連結部の下面に接触し、且つ、前記下接触部が前記筒部の内周面に接触する状態で、前記筒部内に配置され、
前記ドアクローザは、前記筒部、前記補強材および前記上枠連結部に挿通された前記ドアクローザ固定具が前記裏板連結部に対して固定されることにより、前記上枠に連結されている、ドアクローザの連結構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のドアクローザの連結構造において、
前記下接触部は、下面が前記内周面に面接触する板状に形成されている、ドアクローザの連結構造。
【請求項3】
請求項2に記載のドアクローザの連結構造において、
前記補強材は、補強材固定部を備え、前記補強材固定部が補強材固定具により前記上枠連結部に固定されている、ドアクローザの連結構造。
【請求項4】
請求項3に記載のドアクローザの連結構造において、
前記補強材は、前記下接触部の見込み方向の両側縁から上方に延びる一対の前記上接触部と、前記下接触部の見付け方向の両側縁から上方に延びる一対の接続部と、前記一対の接続部の上端から互いに離れる方向に延びる一対の前記補強材固定部とを備えている、ドアクローザの連結構造。
【請求項5】
請求項1に記載のドアクローザの連結構造において、
前記裏板連結部と前記上枠連結部との間には、気密材が設けられている、ドアクローザの連結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアクローザの連結構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建物のドア枠体とドアとを連結するドアクローザの連結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構成において、ドア枠体の上枠は、断面中空状の枠本体と、枠本体の室内面から室内側に延びる室内部とを備える。室内部の室内側端部には、上方に延びる室内当接面が設けられている。上枠には、ドアクローザ取付金具が取り付けられている。ドアクローザ取付金具は、枠本体の室内側にネジで固定された固定部と、所定間隔離れた位置で室内部に対向するとともに室内当接面の先端部に当接する部分(以下、「対向部分」と言う)とを備える断面略L字状に形成されている。上枠には、枠本体の室内面下端部と室内部の下面を含む断面略L字状の面を覆う樹脂上枠が取り付けられている。枠本体と室内部と樹脂上枠とにより形成される空間には、断面略方形の中間金具が配置されている。中間金具は、その上面部および室内部に挿通されてドアクローザ取付金具の対向部分に螺合されたネジにより、ドアクローザ取付金具に固定されている。ドアクローザは、その固定部および樹脂上枠に挿通されて中間金具の下面部に螺合されたネジにより、中間金具に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-220065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のような取付構造では、ドアクローザ取付金具と上枠の室内部との間に空間があるため、ドアクローザからの荷重により室内部が破損したり、ドアクローザ取付金具と中間金具を固定するネジが緩んだりするおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、金属上枠材の破損を抑制できるとともにドアクローザを上枠に強固に固定できるドアクローザの連結構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のドアクローザの連結構造は、ドア枠内に開閉自在に取り付けられたドアの室内側に固定されるドアクローザを、裏板、補強材およびドアクローザ固定具を用いて、前記ドア枠の上枠に連結するドアクローザの連結構造であって、前記上枠は、金属上枠材と、前記金属上枠材に取り付けられた樹脂上枠材とを備え、前記金属上枠材は、金属枠本体と、前記金属枠本体から室内側に延出する上枠連結部とを備え、前記樹脂上枠材は、前記上枠連結部の下側に位置し、その上部の一部に切除部が形成された筒部を備え、前記裏板は、裏板固定部と、板状の裏板連結部とを備え、前記裏板連結部の下面と前記上枠連結部の上面の間に隙間が形成されない状態で、前記裏板固定部が前記金属枠本体に固定され、前記補強材は、上接触部と、下接触部とを備え、前記切除部を介して露出した前記上接触部が前記上枠連結部の下面に接触し、且つ、前記下接触部が前記筒部の内周面に接触する状態で、前記筒部内に配置され、前記ドアクローザは、前記筒部、前記補強材および前記上枠連結部に挿通された前記ドアクローザ固定具が前記裏板連結部に対して固定されることにより、前記上枠に連結されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、金属上枠材の破損を抑制できるとともにドアクローザを上枠に強固に固定できるドアクローザの連結構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る片開きドアを示す縦断面図。
前記片開きドアにおけるドアクローザの連結構造の分解縦断面図。
前記ドアクローザの連結構造を示す縦断面図。
前記ドアクローザの連結に用いる補強材を示す図であり、(A)は平面図、(B)は室内側から見た図、(C)は戸先側から見た図。
本発明の変形例に係る補強材を示す図であり、(A)は平面図、(B)は室内側から見た図、(C)は戸先側から見た図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す建具である片開きドア1は、建物躯体の開口部に取り付けられた建具枠であるドア枠2と、このドア枠2内に開閉自在に取り付けられたドア3と、裏板4および補強材5を用いてドア枠2とドア3に連結されたドアクローザ6とを備えている。
以下の説明において、片開きドア1の左右方向をX軸方向(例えば、図4(A)参照)とし、片開きドア1の上下方向をY軸方向とし、片開きドア1の見込み方向をZ軸方向とする。X、Y、Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
ドア枠2は、上枠21、下枠22、それぞれ図示しない吊元縦枠および戸先縦枠を四角枠状に接合して形成された四方枠である。吊元縦枠に、ドア3が取り付けられている。
上枠21は、金属上枠材23と、金属上枠材23に取り付けられた樹脂上枠材24とにより構成されている。
金属上枠材23は、それぞれアルミ押出形材によって形成された室外上形材25および室内上形材26と、室外上形材25および室内上形材26を連結する断熱材27とにより構成された断熱枠材である。
樹脂上枠材24は、補強材5が配置される筒部241と、タイト材11が装着されるタイト材装着部242とを備えている。樹脂上枠材24は、複数のネジ13により室内上形材26に固定されている。
下枠22は、金属下枠材28と、金属下枠材28に取り付けられた樹脂下枠材29とにより構成されている。
金属下枠材28は、タイト材11の直下に位置するようにタイト材12が装着されるタイト材装着部281を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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