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公開番号
2025071942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182380
出願日
2023-10-24
発明の名称
ドアクローザ
出願人
リョービ株式会社
代理人
個人
主分類
E05F
3/10 20060101AFI20250430BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ラックアンドピニオン機構の歯の損傷を防止する。
【解決手段】ピニオンギヤ14は、基準ピニオン歯100と、基準ピニオン歯100とピッチ円が同じで基準ピニオン歯100よりも歯厚が大きい拡張ピニオン歯200と、を有し、ラック74は、基準ラック歯200と、基準ラック歯200とピッチ線が同じで基準ラック歯200よりも歯厚が大きい拡張ラック歯210と、を有し、基準ピニオン歯100と基準ラック歯200は、相対的に小さい開扉角度において噛み合い、拡張ピニオン歯110と拡張ラック歯210は、相対的に大きい開扉角度において噛み合う。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
扉の開閉動作に連動して回転する主軸と、
扉が開くときに蓄勢され、扉が閉じるときに主軸に閉じ力を付与するバネと、
主軸と一体に回転するピニオンギヤと、
ピニオンギヤと噛み合うラックを有し、主軸の回転に伴って移動して扉が開くときにバネを蓄勢すると共に扉が閉じるときにバネの閉じ力を主軸に伝達するピストンと、を備え、
ピニオンギヤは、基準ピニオン歯と、基準ピニオン歯とピッチ円が同じで基準ピニオン歯よりも歯厚が大きい拡張ピニオン歯と、を有し、
ラックは、基準ラック歯と、基準ラック歯とピッチ線が同じで基準ラック歯よりも歯厚が大きい拡張ラック歯と、を有し、
基準ピニオン歯と基準ラック歯は、相対的に小さい開扉角度において噛み合い、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は、相対的に大きい開扉角度において噛み合う、ドアクローザ。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
最大開扉角度において、基準ピニオン歯と基準ラック歯は噛み合わず、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は噛み合っている、請求項1記載のドアクローザ。
【請求項3】
扉が開く途中でピニオンギヤ及びラックに作用する力がステップ状に増加する開扉角度であるステップ角度において、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は噛み合っている、請求項1記載のドアクローザ。
【請求項4】
拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は、ステップ角度よりも小さい開扉角度である拡張スタート角度において噛み合い始める、請求項3記載のドアクローザ。
【請求項5】
拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は、拡張スタート角度から最大開扉角度まで噛み合い続ける、請求項4記載のドアクローザ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラックアンドピニオン機構を備えたドアクローザに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1記載のドアクローザは、ラックアンドピニオン機構を備えている。主軸のピニオンギヤがピストンのラックに噛み合っている。開扉動作に伴って主軸が回転すると、ピストンが移動してバネを圧縮し、蓄えられたバネ力が扉を閉じるための閉じ力となる。この閉じ力は、ピニオンの歯とラックの歯に作用する。従って、扉が大きく開いた場合など、ピニオンギヤ及びラックの歯に大きな力が作用する場合に、ピニオンギヤの歯やラックの歯に損傷が生じるおそれがある。特に、ドアクローザを小型化すると、大きな力が作用したときに歯の損傷が生じやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3113961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ラックアンドピニオン機構の歯の損傷を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るドアクローザは、扉の開閉動作に連動して回転する主軸と、扉が開くときに蓄勢され、扉が閉じるときに主軸に閉じ力を付与するバネと、主軸と一体に回転するピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛み合うラックを有し、主軸の回転に伴って移動して扉が開くときにバネを蓄勢すると共に扉が閉じるときにバネの閉じ力を主軸に伝達するピストンと、を備え、ピニオンギヤは、基準ピニオン歯と、基準ピニオン歯とピッチ円が同じで基準ピニオン歯よりも歯厚が大きい拡張ピニオン歯と、を有し、ラックは、基準ラック歯と、基準ラック歯とピッチ線が同じで基準ラック歯よりも歯厚が大きい拡張ラック歯と、を有し、基準ピニオン歯と基準ラック歯は、相対的に小さい開扉角度において噛み合い、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は、相対的に大きい開扉角度において噛み合う。
【0006】
この構成によれば、基準となる歯厚の基準ピニオン歯と基準ラック歯に加えて、大きな歯厚の拡張ピニオン歯と拡張ラック歯が設けられている。そして、相対的に小さい開扉角度においては基準ピニオン歯と基準ラック歯が噛み合い、相対的に大きい開扉角度においては拡張ピニオン歯と拡張ラック歯が噛み合う。そのため、ピニオンギヤとラックに大きな力が作用する状況下においてもピニオンギヤとラックの歯の損傷が防止される。
【0007】
尚、ピニオンギヤ及びラックの歯幅(ピニオンギヤの軸線方向の寸法)を拡大すると、ドアクローザの主軸の軸線方向の寸法が拡大する。一方、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯を設けることにより、ドアクローザの主軸の軸線方向の寸法を拡大することなく、強度を向上させることができる。但し、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯を設けると共に、ピニオンギヤ及びラックの歯幅を拡大してもよい。
【0008】
また、拡張ピニオン歯は基準ピニオン歯と同じピッチ円を有し、拡張ラック歯は基準ラック歯と同じピッチ線を有するので、ピニオンギヤやラックの寸法を過度に大きくする必要がない。そのため、ドアクローザの寸法の拡大を抑制できる。更には、ピッチ円やピッチ線を変更せずに済むので、ピニオンギヤやラックの製造も容易である。
【0009】
特に、最大開扉角度において、基準ピニオン歯と基準ラック歯は噛み合わず、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は噛み合っていることが好ましい。最大開扉角度においては、ピニオンギヤとラックに大きな力が作用する。この力は、バネの閉じ力による。その最大開扉角度において拡張ピニオン歯と拡張ラック歯が噛み合っていると、大きな力を拡張ピニオン歯と拡張ラック歯によって容易に受け止めることができる。従って、最大開扉角度において発生しやすい歯の損傷を効果的に防止することができる。
【0010】
また、扉が開く途中でピニオンギヤ及びラックに作用する力がステップ状に増加する開扉角度であるステップ角度において、拡張ピニオン歯と拡張ラック歯は噛み合っていることが好ましい。ステップ角度ではピニオンギヤとラックに大きな力が作用する。ステップ角度において拡張ピニオン歯と拡張ラック歯が噛み合っていると、大きな力を拡張ピニオン歯と拡張ラック歯によって容易に受け止めることができる。従って、ステップ角度において発生しやすい歯の損傷を効果的に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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