TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025076110
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187850
出願日
2023-11-01
発明の名称
荷物受取容器
出願人
株式会社ナスタ
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
65/00 20060101AFI20250508BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】施解錠装置の誤動作を防止できる荷物受取容器を提供する。
【解決手段】荷物を保管可能な収容部2の内部に対して側面方向からそれぞれアクセス可能な2つの開口2a,2cを備え、これら開口2a,2cはそれぞれ扉体3,4により開閉可能となっており、外扉3に施解錠装置10が設けられる荷物受取容器1であって、収容部2の側壁45に、一方の開口2aから他方の開口2cまで延び、内扉4の空錠解除または施錠解除を外扉3の施解錠装置10の解錠操作に連動させることができる連動機構51が内蔵されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
荷物を保管可能な収容部の内部に対して側面方向からそれぞれアクセス可能な2つの開口を備え、これら開口はそれぞれ扉体により開閉可能となっており、一方の前記扉体には当該扉体を施錠する施解錠装置が設けられる荷物受取容器であって、
前記収容部の側壁に、一方の前記開口から他方の前記開口まで延び、他方の前記扉体の空錠解除または施錠解除を一方の前記扉体の前記施解錠装置の解錠操作に連動させることができる連動機構が内蔵されていることを特徴とする荷物受取容器。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記施解錠装置は一方の前記扉体の内面側に配置された施錠操作部材の操作により施錠可能状態に切り替わることを特徴とする請求項1に記載の荷物受取容器。
【請求項3】
前記施錠操作部材は、前記扉体の内面の幅方向に渡って延設される操作部を備え、前記操作部を下方に押し下げることで前記施解錠装置の施錠操作を行うことができることを特徴とする請求項2に記載の荷物受取容器。
【請求項4】
前記施解錠装置は、施錠状態または解錠状態を示す表示手段を備え、前記表示手段は一方の前記扉体の外面側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の荷物受取容器。
【請求項5】
前記表示手段は、前記施錠操作部材の下方への移動に連動して下降される前記施解錠装置を構成するカム部材に一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の荷物受取容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅の玄関等に設置される荷物受取容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、居住者の不在時において配達業者によって配達された宅配物や郵便物等の荷物を受取り可能とするとともに、配達業者に集荷を依頼した荷物を保管しておくことができる荷物受取容器が多用されている。このような荷物受取容器の中には、扉体を備えた箱型タイプのものがある。例えば、住宅の玄関の外壁や門塀等(図示略)に設置される壁貫通型のものであり、例えば荷物受取容器の後部を、住宅の外壁等を貫通するように埋設し、収容部の外側の開口を室内側にて開閉可能とすることで、留守中に屋外から宅配業者によって収容された宅配物を、住人が屋内または門塀の内側から取り出すことができるようになっているものもある。
【0003】
例えば、特許文献1の荷物受取容器にあっては、収容部における外側の扉体により開閉される開口縁部に施解錠装置を配置し、かつ施解錠装置を施錠可能状態に切り替える操作部を備えている。そして、操作部は収容部の内側と外側の両方の開口方向に延びる長尺の部材であり、中央部を回動軸により軸支されて上下に傾動可能となっている。これによれば、操作部を収容部の内側の開口側から操作することで、施解錠装置を解錠することができる。
【0004】
また、この荷物受取容器では、宅配業者等の配達人が住人の不在時に荷物を収容部に収容する際において、解錠状態の外側の扉体を開け、荷物を収容した後に、外側の開口から差し入れた手で前述の操作部を操作することで施解錠装置が施錠可能状態に切り替わる。この施錠可能状態に切り替わった後に扉体が閉じられると、施解錠装置が施錠され、扉体を外側から開けることができなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-197479号公報(第7頁、第11、12図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示される荷物受取容器にあっては、施解錠装置と操作部とが収容部の開口縁部を構成する側壁に配置されることから、配達人にとって操作が容易である反面、操作部が収容部の内側と外側の両方の開口方向に延びる長尺の部材であるため、収容部内に収納する荷物が操作部に接触し易い。このように予期しない操作部への接触によって施解錠装置が施錠可能状態に切り替わってしまった場合に、他の荷物の収納を完了する前に扉体が誤って施錠されてしてしまうなどの不都合が発生する虞があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、施解錠装置の誤動作を防止できる荷物受取容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の荷物受取容器は、
荷物を保管可能な収容部の内部に対して側面方向からそれぞれアクセス可能な2つの開口を備え、これら開口はそれぞれ扉体により開閉可能となっており、一方の前記扉体には当該扉体を施錠する施解錠装置が設けられる荷物受取容器であって、
前記収容部の側壁に、一方の前記開口から他方の前記開口まで延び、他方の前記扉体の空錠解除または施錠解除を一方の前記扉体の前記施解錠装置の解錠操作に連動させることができる連動機構が内蔵されていることを特徴としている。
この特徴によれば、一方の扉体の施解錠装置の解錠操作を他方の扉体の空錠解除または施錠解除に連動させる連動機構が、収容部の側壁に内蔵される構成とすることで、収容部内に収納する荷物が連動機構に接触することを防止でき、例えば連動機構が反対に動作されることにより生じる意図しない施解錠装置の施錠動作を防止することができる。
【0009】
前記施解錠装置は一方の前記扉体の内面側に配置された施錠操作部材の操作により施錠可能状態に切り替わることを特徴としている。
この特徴によれば、住人の不在時に宅配業者等の配達人が荷物を収容部に収容する際において、一方の扉体の内面側に配置された施錠操作部材の操作により施解錠装置を施錠可能状態に切り替えることができ利便性に優れ、かつ開かれた扉体の内面側の施解錠装置には収容部内に収納する荷物が接触しにくく、意図しない施解錠装置の施錠動作を防止することができる。
【0010】
前記施錠操作部材は、前記扉体の内面の幅方向に渡って延設される操作部を備え、前記操作部を下方に押し下げることで前記施解錠装置の施錠操作を行うことができることを特徴としている。
この特徴によれば、操作部が扉の幅方向に渡って延びる大型のものであることから、扉体の内面にありながらも配達人がその存在を認識し易い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る