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公開番号2025101012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217550
出願日2023-12-25
発明の名称錠受具
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E05B 15/02 20060101AFI20250630BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】閉じ込めの発生を防止する。
【解決手段】錠50から突出する鎌51を受け入れて係止する錠受具1において、錠50と対向する前面を構成する部材であって、前面から裏面へ貫通して鎌51を挿通可能な貫通部13を備える前面部材10と、前面部材10の裏面側に配され、鎌51を係止可能な係止部24と、係止部24よりも裏面側へ延出する延出部26と、を備え、所定の移動範囲で前面部材10に対する上下位置を調整可能な調整部材20と、を備える。また、前面部材10の前面側から操作可能であり、調整部材20を移動範囲における任意の位置に固定可能な固定手段(ねじ15、ねじ孔21)と、延出部26を下方から支持可能な支持部(弾性部材34、底面35)と、を備える。支持部は、固定手段による固定が解除された調整部材20を、移動範囲内となる位置に支持可能とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
錠から突出する鎌を受け入れて係止する錠受具であって、
前記錠と対向する前面を構成する部材であって、前記前面から裏面へ貫通して前記鎌を挿通可能な貫通部を備える前面部材と、
前記前面部材の裏面側に配され、前記鎌を係止可能な係止部と、前記係止部よりも裏面側へ延出する延出部と、を備え、所定の移動範囲で前記前面部材に対する上下位置を調整可能な調整部材と、
前記前面部材の前記前面側から操作可能であり、前記調整部材を前記移動範囲における任意の位置に固定可能な固定手段と、
前記延出部を下方から支持可能な支持部と、を備え、
前記支持部は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材を、前記移動範囲内となる位置に支持可能であることを特徴とする錠受具。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記延出部は弾性部材を介して支持され、
前記弾性部材は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材が、前記移動範囲の端部よりも当該移動範囲の内側となる所定位置に支持されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の錠受具。
【請求項3】
前記所定位置は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材が、前記鎌の動作により描く軌跡に干渉しない位置であることを特徴とする請求項2に記載の錠受具。
【請求項4】
前記前面部材と、前記調整部材と、の上下方向の移動を案内する案内手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の錠受具。
【請求項5】
前記調整部材は、
前記係止部における前記貫通部の中心側に位置する端部の所定範囲に、前記貫通部の中心側に向かって前記前面側へ傾斜する傾斜面を備えることを特徴とする請求項1に記載の錠受具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠受具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
引戸等の建具の施錠を行う手法として、錠から突出する鎌を錠受具に受け入れて係止することで施錠を行う鎌錠が知られている。このような鎌錠では、錠と錠受具の上下位置が規定の位置にないと施錠が困難となってしまうため、施工の際にずれが生じた際には錠受具を付け直すという調整作業が必要となり施工性が低下していた。このような問題に対応するため、錠受具を取り外さなくても調整可能とした錠受具も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-78902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1の錠受具では、調整ねじの脱落により鎌を係止する受片が調整範囲外に落下するおそれがあり、受片の落下位置によっては受け入れた鎌が引き抜けなくなって解錠が困難となってしまい使用者が閉じ込められてしまうおそれがあった。本発明の課題は閉じ込めの発生を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、例えば図1から図3、図6に示すように、
錠50から突出する鎌51を受け入れて係止する錠受具1であって、
前記錠50と対向する前面を構成する部材であって、前記前面から裏面へ貫通して前記鎌51を挿通可能な貫通部13を備える前面部材10と、
前記前面部材10の裏面側に配され、前記鎌51を係止可能な係止部24と、前記係止部24よりも裏面側へ延出する延出部26と、を備え、所定の移動範囲で前記前面部材10に対する上下位置を調整可能な調整部材20と、
前記前面部材10の前記前面側から操作可能であり、前記調整部材20を前記移動範囲における任意の位置に固定可能な固定手段(ねじ15、ねじ孔21)と、
前記延出部26を下方から支持可能な支持部(弾性部材34、底面35)と、を備え、
前記支持部は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材20を、前記移動範囲内となる位置に支持可能であることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、支持部が固定手段による固定が解除された調整部材20を移動範囲内となる位置に支持可能であるので、調整部材20に不具合が生じた場合でも解錠することが可能となり、閉じ込められてしまうことを防止できる。また、調整部材20が前面部材10の裏面側に配されているので、使用者の目に留まりにくく意匠性を向上することができる。また、調整部材20は固定手段による固定が解除されても移動範囲内で支持されるので調整部材20に不具合が生じても対処が容易となり、調整部材20を前面部材10の裏面側に配したとしても施工やメンテナンスを容易にすることができる。また、固定手段は、前面部材10の前面側から操作可能であるので、前面部材10を取り外さなくても調整が可能となり、施工性を向上することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、例えば図3に示すように、
請求項1に記載の錠受具1であって、
前記延出部26は弾性部材34を介して支持され、
前記弾性部材34は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材20が、前記移動範囲の端部よりも当該移動範囲の内側となる所定位置に支持されるようにすることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、調整部材20は固定手段による固定が解除されても移動範囲の端部よりも当該移動範囲の内側で支持されるので調整部材20に不具合が生じても対処がより行いやすくなり、調整部材20を前面部材10の裏面側に配したとしても施工やメンテナンスを容易にすることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、例えば図6に示すように、
請求項2に記載の錠受具1であって、
前記所定位置は、
前記固定手段による固定が解除された前記調整部材20が、前記鎌51の動作により描く軌跡に干渉しない位置であることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、調整部材20は固定手段による固定が解除されても鎌51の動作により描く軌跡に干渉しない位置で支持されるので、調整部材20に不具合が生じた場合でも解錠することが可能となり、閉じ込められてしまうことを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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