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公開番号2025110627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004569
出願日2024-01-16
発明の名称ドアクローザ
出願人リョービ株式会社
代理人個人
主分類E05F 3/00 20060101AFI20250722BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアクローザの取り付け作業の作業負担を軽減する。
【解決手段】第1ブラケット片11と、第1ブラケット片11と共に扉枠又は扉に取り付けられ、第1ブラケット片11に対して所定の軸線3まわりに相対回動可能であって、第1セレーション35が設けられた第2ブラケット片12と、第1セレーション35と噛み合う第2セレーション51が設けられたストップ部材50と、作業者により第1方向及び第2方向に操作される操作部材60と、操作部材60が第1方向に操作されると、第1ブラケット片11及び第2ブラケット片12を相対回転不能に一体化する連動部22と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ブラケット片と、
第1ブラケット片と共に扉枠又は扉に取り付けられ、第1ブラケット片に対して所定の軸線まわりに相対回動可能であって、第1セレーションが設けられた第2ブラケット片と、
第1セレーションと噛み合う第2セレーションが設けられ、第2セレーションが第1セレーションに噛み合う噛み合い位置と、第2セレーションが第1セレーションから離れる噛み合い解除位置との間を前記軸線に沿って移動可能であって、噛み合い位置になると扉をストップ角度に保持可能な状態となり、噛み合い解除位置になるとストップ角度が調整可能な状態となる、ストップ部材と、
作業者により第1方向及び第2方向に操作され、第1方向に操作されるとストップ部材を噛み合い位置に保持し、第2方向に操作されるとストップ部材を噛み合い位置から噛み合い解除位置に移動可能とする操作部材と、
操作部材が第1方向に操作されると、第1ブラケット片及び第2ブラケット片を相対回転不能に一体化する連動部と、
を備える、ドアクローザ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
操作部材は、ボルトであり、
第2ブラケット片は、第1ブラケット片とストップ部材との間に配置され、
連動部は、第1ブラケット片に設けられ、ボルトが螺合する雌ネジ部を有する、請求項1記載のドアクローザ。
【請求項3】
第1ブラケット片は、第2ブラケット片に進入する進入筒部を有し、進入筒部の内周面に前記雌ネジ部が形成されている、請求項2記載のドアクローザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉を開いた状態に保持するストップ装置を備えたドアクローザに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
出願人は、下記特許文献1所載のような可変タイプのブラケットを備えたドアクローザを提案している。図6に示すように、このドアクローザのブラケットは、互いに回動可能な左右一対のブラケット片101(回動片)を備え、各ブラケット片101に取付孔103が設けられている。また、各ブラケット片101には、長孔によって移動可能な補助片102(自由片)がそれぞれ設けられ、補助片102にも取付孔103が設けられている。そのため、各ブラケット片101と補助片102の取付孔103を扉枠のネジ孔である建具取付孔に幅広く対応させることができる。特に、既設のドアクローザを取り替える際に有効であって、既存の扉枠に新しいドアクローザを取り付ける際に、既存の建具取付孔をそのまま利用して、新しいドアクローザのブラケットを取り付けることができる。
【0003】
また、ドアクローザには、扉を開いた状態に保持するためのストップ装置が備えられている。ドアクローザを取り付ける際には、まず、ブラケットを扉枠に取り付けると共にドアクローザ本体を扉に取り付け、そして、ストップ装置の設定作業を行うことになる。ブラケットを取り付ける際には、既存の建具取付孔に一対のブラケット片101と補助片102をネジ止めし、固定ネジ104を締め付けて一対のブラケット片101同士の相対回動を阻止する。その後、扉を所定のストップ角度に設定した状態でボルト105を締める。
【0004】
このように、ブラケット100が可変タイプであって、ストップ装置を備えるドアクローザにおいては、その取付作業が繁雑であって作業負担が大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3213588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ドアクローザの取り付け作業の作業負担を軽減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るドアクローザは、第1ブラケット片と、第1ブラケット片と共に扉枠又は扉に取り付けられ、第1ブラケット片に対して所定の軸線まわりに相対回動可能であって、第1セレーションが設けられた第2ブラケット片と、第1セレーションと噛み合う第2セレーションが設けられ、第2セレーションが第1セレーションに噛み合う噛み合い位置と、第2セレーションが第1セレーションから離れる噛み合い解除位置との間を前記軸線に沿って移動可能であって、噛み合い位置になると扉をストップ角度に保持可能な状態となり、噛み合い解除位置になるとストップ角度が調整可能な状態となる、ストップ部材と、作業者により第1方向及び第2方向に操作され、第1方向に操作されるとストップ部材を噛み合い位置に保持し、第2方向に操作されるとストップ部材を噛み合い位置から噛み合い解除位置に移動可能とする操作部材と、操作部材が第1方向に操作されると、第1ブラケット片及び第2ブラケット片を相対回動不能に一体化する連動部と、を備える。尚、ストップ角度とは、扉が開いた状態に保持される際における扉の開き角度である。
【0008】
この構成のドアクローザが取り付けられる前の段階においては、操作部材は解除方向である第2方向に操作された状態にあって、ストップ部材は噛み合い解除位置に位置している。ストップ部材が噛み合い解除位置にあると、ストップ部材は、第2ブラケット片に対して回動可能である。従って、ストップ部材を第2ブラケット片に対して回動させることにより、ストップ角度を調整することができる。ドアクローザを取り付けるにあたっては、第1ブラケット片と第2ブラケット片が例えば扉枠に固定され、そして、ストップ角度が調整された後に、操作部材が固定方向である第1方向に操作される。操作部材が第1方向に操作されると、ストップ部材は噛み合い位置となり、ストップ部材は第2ブラケット片に対して回動不能な状態となる。また、操作部材の第1方向への動きに連動して、連動部は第1ブラケット片及び第2ブラケット片を相対回動不能に一体化する。従って、作業者は、ドアクローザの取付作業時に、操作部材の操作とは別にブラケット片同士の固定作業を行う必要がない。
【0009】
特に、操作部材は、ボルトであり、第2ブラケット片は、第1ブラケット片とストップ部材との間に配置され、連動部は、第1ブラケット片に設けられ、ボルトが螺合する雌ネジ部を有することが好ましい。この構成によれば、ボルトを締め付け方向である第1方向に回転させることで、ストップ部材を噛み合い位置に移動させることができる。そして、ボルトは第1ブラケット片の雌ネジ部に螺合している。そのため、ボルトを締め付けることで、第1ブラケット片に第2ブラケット片を相対的に押し付けることができる。第1ブラケット片と第2ブラケット片が強く当接し合うことで、第1ブラケット片と第2ブラケット片の相対的な回動が阻止される。
【0010】
更に、第1ブラケット片は、第2ブラケット片に進入する進入筒部を有し、進入筒部の内周面に前記雌ネジ部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、ボルトの先端部が第1ブラケット片から突出しにくくなり、良好な外観体裁が得られる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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