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公開番号2025054036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163213
出願日2023-09-26
発明の名称ドアラッチ装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05B 81/90 20140101AFI20250331BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアを自動開放可能なドアラッチ装置における非常開放用の操作部の操作性を向上する。
【解決手段】ドアラッチ装置10は、ドアパネル7から車室内へ突出した底板14eを有するベースプレート14と、底板14eに対して間隔をあけて配置されたカバープレート16と、挿入溝14fに対して車幅方向の一方側に配置されたフォーク軸22に取り付けられたフォーク21と、挿入溝14fに対して車幅方向の他方側に配置されたクロー軸26に軸支されたクロー25と、クロー25を係止位置から非係止位置に電動で回動させる電動開放機構30及びエマージェンシ操作部25cとを備える。エマージェンシ操作部25cは、挿入溝14fの開放端14m側に突出したアーム部25dと、アーム部25dのうち挿入溝14fの開放端14m側に設けられた操作部本体25eとを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ドアパネルを貫通して車室内へ突出するように配置される収容部を有し、前記収容部の底板に、前記ドアパネルに対して交差する方向に延びてストライカを挿入可能な挿入溝が形成されたベースプレートと、
前記収容部の開口を閉塞するカバープレートと、
前記挿入溝の幅方向の一方側に配置され、前記ストライカを保持するラッチ位置と、前記ストライカを離脱可能なオープン位置とに回動可能なフォークと、
前記挿入溝の幅方向の他方側に位置するように、前記ベースプレートと前記カバープレートに端部がそれぞれ支持されたクロー軸に軸支され、前記ラッチ位置の前記フォークを係止する係止位置と、前記フォークとの係止が解除された非係止位置とに回動可能なクローと、
前記クローを前記係止位置から前記非係止位置に電動で回動させる電動開放機構と、
前記クローに設けられ、前記クローを前記係止位置から前記非係止位置に手動で回動可能なエマージェンシ操作部と
を備え、
前記エマージェンシ操作部は、
前記挿入溝のうち前記ドアパネルから最も離れた開放端側に突出したアーム部と、
前記アーム部のうち前記挿入溝の前記開放端側に設けられ、前記収容部のうち前記ドアパネルから離れた部分に配置された操作部本体と
を有する、ドアラッチ装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記収容部は、前記挿入溝の幅方向における前記底板の両側に、前記カバープレートに向けて突出した一対の側板を有し、
前記一対の側板のうち前記クローが配置された方には、前記操作部本体に対応するように開口部が設けられている、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項3】
前記操作部本体は、前記開口部を通して車室内へ前記挿入溝の幅方向に突出した操作突部を含む、請求項2に記載のドアラッチ装置。
【請求項4】
前記操作突部は、前記ドアパネルに対して前記操作突部を操作可能な間隔をあけて位置している、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項5】
前記操作部本体は、前記アーム部から前記カバープレートに向けて突出した突出部を含み、
前記操作突部は、前記突出部の前記カバープレート側の端部から突出している、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項6】
前記クローは、前記エマージェンシ操作部に対して前記クロー軸を挟んで前記挿入溝の閉鎖端側に、前記フォークを係止する係止部を有し、前記非係止位置から前記係止位置に向けて付勢部材によって付勢されており、前記収容部内への前記操作突部の押込操作によって、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係止位置から前記非係止位置に回動される、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項7】
前記ベースプレート又は前記カバープレートは、前記操作突部に沿って突出する保護部を有する、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項8】
前記操作部本体は、前記アーム部から前記カバープレートに向けて突出し、前記開口部を介して前記車室内に露出する突出部を含む、請求項2に記載のドアラッチ装置。
【請求項9】
前記操作部本体は、前記アーム部から前記カバープレートに向けて突出する突出部を含み、
前記カバープレートには、前記突出部の先端を前記車室内へ突出させる開口部が設けられている、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項10】
前記カバープレートを覆うカバーを備え、
前記カバーには、前記突出部の先端を露出させる露出部が設けられている、請求項9に記載のドアラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたドアラッチ装置は、フォーク、クロー、及び電動開放機構を備える。モータを含む電動開放機構によって、クローを係止位置から非係止位置に回動させることにより、フォークがラッチ位置からオープン位置に回動する。これにより、車体のストライカがフォークから離脱可能になり、ドアラッチ装置が配置されたバックドアが車体に対して開放可能になる。
【0003】
特許文献1のドアラッチ装置は、モータによる電動での開作動が不可能なとき、車室内からバックドアを手動で開放するためのエマージェンシ操作部を更に備える。エマージェンシ操作部は、クローに一体に設けられており、ドアラッチ装置においてバックドアから車室内に突出した部分に配置され、車室内に露出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-13935号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のドアラッチ装置では、エマージェンシ操作部がバックドアのインナーパネル近傍に配置されているため、インナーパネルの形状によってはエマージェンシ操作部の操作が困難である。よって、特許文献1のドアラッチ装置には、エマージェンシ操作部の操作性について改善の余地がある。
【0006】
本発明は、ドアを自動開放可能なドアラッチ装置における非常開放用の操作部の操作性向上を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ドアパネルを貫通して車室内へ突出するように配置される収容部を有し、前記収容部の底板に、前記ドアパネルに対して交差する方向に延びてストライカを挿入可能な挿入溝が形成されたベースプレートと、前記収容部の開口を閉塞するカバープレートと、前記挿入溝の幅方向の一方側に配置され、前記ストライカを保持するラッチ位置と、前記ストライカを離脱可能なオープン位置とに回動可能なフォークと、前記挿入溝の幅方向の他方側に位置するように、前記ベースプレートと前記カバープレートに端部がそれぞれ支持されたクロー軸に軸支され、前記ラッチ位置の前記フォークを係止する係止位置と、前記フォークとの係止が解除された非係止位置とに回動可能なクローと、前記クローを前記係止位置から前記非係止位置に電動で回動させる電動開放機構と、前記クローに設けられ、前記クローを前記係止位置から前記非係止位置に手動で回動可能なエマージェンシ操作部とを備え、前記エマージェンシ操作部は、前記挿入溝のうち前記ドアパネルから最も離れた開放端側に突出したアーム部と、前記アーム部のうち前記挿入溝の前記開放端側に設けられ、前記収容部のうち前記ドアパネルから離れた部分に配置された操作部本体とを有する、ドアラッチ装置を提供する。
【0008】
クローが備えるエマージェンシ操作部は、アーム部のうち挿入溝の開放端側に設けられ、収容部のうちドアパネルから離れた部分に配置された操作部本体を有する。これにより、ドアパネルと操作部本体の間に、手動操作に必要な隙間(間隔)を確保できる。そのため、エマージェンシ操作部の操作部本体を操作する際、ドアパネルが障害物になって操作の邪魔になることはない。つまり、エマージェンシ操作部の操作がドアパネルの形状に影響されることは殆どない。よって、電動開放機構によりクローを電動で開作動できないとき、車室内からエマージェンシ操作部を容易かつ確実に操作できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、ドアを自動開放可能なドアラッチ装置における非常開放用の操作部の操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係るドアラッチ装置の側面図。
図1のドアラッチ装置の斜視図。
ドアラッチ装置の分解斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構を正面図。
ラッチ機構と電動開閉機構を正面上方から見た分解斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構を背面上方から見た分解斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構の分解斜視図。
ドア開放時のラッチ機構と電動開閉機構の作動の一過程を示す斜視図。
ドア閉鎖時のラッチ機構と電動開閉機構の作動の一過程を示す斜視図。
ドア開放時のラッチ機構と電動開閉機構の一連の動きを示す平面図。
電動開閉機構によるラッチ機構の開作動時の動きを示すグラフ。
図10のラッチ状態の平面図。
図10の規制開始状態の平面図。
図10の係止解除状態の平面図。
図10の規制終了状態の平面図。
図10のオープン状態の平面図。
ドア閉作動を開始するときのラッチ機構と電動開閉機構の状態を示す平面図。
非常操作状態のラッチ機構と電動開放機構の作動状態を示す平面図。
第2実施形態に係るドアラッチ装置の分解斜視図。
第2実施形態に係るラッチ機構と電動開閉機構を正面上方から見た分解斜視図。
第3実施形態に係るドアラッチ装置の斜視図。
第3実施形態に係るラッチ機構と電動開閉機構を正面上方から見た分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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