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公開番号2025074649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185608
出願日2023-10-30
発明の名称キーユニット
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類E05B 19/00 20060101AFI20250507BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】簡便に利用可能なキーユニットを提供する。
【解決手段】車両2の電子キー3を収容可能なキーユニット1は、車両2の送信アンテナ2Lと電子キー3との間において第1の周波数帯を用いて行われる通信を妨害する妨害電波を空中伝搬させる妨害アンテナ10と、携帯端末5と第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で通信する通信アンテナ12と、第2の周波数帯での通信内容に応じて、妨害アンテナの出力を制御する制御部14と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の電子キーを収容可能なキーユニットであって、
前記車両の送信アンテナと前記電子キーとの間において第1の周波数帯を用いて行われる通信を妨害する妨害電波を空中伝搬させる妨害アンテナと、
携帯端末と前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で通信する通信アンテナと、
前記第2の周波数帯での通信内容に応じて、前記妨害アンテナの出力を制御する制御部と、
を備えるキーユニット。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記制御部は、車室にユーザがいると判定されている場合に、前記妨害電波の出力を停止させる請求項1に記載のキーユニット。
【請求項3】
前記制御部は、前記携帯端末が前記車両から離間している状態で、且つ、車室にユーザがいないと判定されている状態において、前記第2の周波数帯の電波を受信していない場合に、前記妨害電波を出力させる請求項1に記載のキーユニット。
【請求項4】
前記制御部は、前記通信アンテナと前記携帯端末との間で行われる通信の強度に基づいて、前記車室に前記ユーザがいるか否かを判定する請求項2又は3に記載のキーユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアロックの施解錠を行うキーユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のドアロックの施解錠を行うことが可能な電子キーが利用されている。一方、近年、1台の車両を共有利用するカーシェアリングが普及している。このようなカーシェアリングを利用する際に、電子キーの受け渡しが煩わしいことから、簡便にカーシェアリングを利用できる技術が検討されてきた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、キー収納ユニットについて記載されている。このキー収納ユニットは、スマート通信に関連する互いに異なる2つの周波数の電波を送受信する電子キーを収容可能な収容部を備えている。収容部は、2つの周波数のうちの一方の周波数の電波を通信ができないレベルまで減衰可能な減衰材で覆われている。ユーザが所持する端末とキー収納ユニットとは近距離無線通信により通信し、この通信により端末が認証されると、キー収納ユニットに搭載されるキー操作機構にて電子キーを操作し、ワイヤレス電波(減衰材により減衰されていない電波)を送信することで、車両の施解錠を実施する。また、キー収納ユニットは施錠されており、端末が認証されると解錠され、キー収納ユニットから取り出すことでエンジンを始動することが可能である。収納部の外部に配置される制御部に対象の端末を登録することで、車の鍵となるデジタルキーとして端末を利用可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-9917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のキー収納ユニットでは、エンジンの始動時に収容部から電子キーを取り出す必要がある。また、カーシェアリングで車両を利用する場合、車両の返却時にキー収納ユニットに電子キーを収納する必要がある。このため、エンジンの始動時や車両の返却時に、ユーザにとって煩わしい作業が発生する。
【0006】
そこで、簡便に利用可能なキーユニットが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るキーユニットの特徴構成は、車両の電子キーを収容可能なキーユニットであって、前記車両の送信アンテナと前記電子キーとの間において第1の周波数帯を用いて行われる通信を妨害する妨害電波を空中伝搬させる妨害アンテナと、携帯端末と前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で通信する通信アンテナと、前記第2の周波数帯での通信内容に応じて、前記妨害アンテナの出力を制御する制御部と、を備えている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、車両の送信アンテナと電子キーとの間の通信に用いる第1の周波数帯に対して妨害アンテナから妨害電波が空中伝搬されるので、車両の送信アンテナと電子キーとの間の通信を妨害することができる。また、第2の周波数帯の電波は、妨害電波が空中伝搬されている場合であっても、通信アンテナが受信できるので、この電波を受信した場合には妨害電波の空中伝搬を停止し、第1の周波数帯を利用してエンジン始動を行うことが可能となる。したがって、第1の周波数帯の電波を遮蔽するような機構も、第1の周波数帯の電波を遮蔽するような場所から電子キーを取り出すことも必要がないので、簡便に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
キーユニットを備えた車両を示す図である。
キーユニットの構成を示す模式図である。
妨害電波が出力されている場合の通信状態を示す図である。
妨害電波が出力されていない場合の通信状態を示す図である。
操作機構の一例を示す図である。
タイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るキーユニットは、車室に電子キーが設けられている状態で、車外から車両のドアロックの施解錠を行うことができるように構成される。以下、本実施形態のキーユニット1について説明する。ただし、キーユニット1は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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