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公開番号2025115443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024009897
出願日2024-01-26
発明の名称乗員検知装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01V 3/12 20060101AFI20250731BHJP(測定;試験)
要約【課題】乗員が座席からはみ出した姿勢を取った場合であっても精度よく乗員の着座位置を特定することができる。
【解決手段】乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、車室内の空間に対応する3次元マップ上に、車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、3次元マップ上において、車室内で互いに隣り合う複数の着座領域のそれぞれについて設定され、異なる重みづけを付与された1つ以上の関心領域に出現したそれぞれの点群に対し、それぞれの点群の出現領域に基づく重みづけを行う演算部と、複数の着座領域のうち1つの着座領域に出現し、重みづけがされた点群の、1つの着座領域について設定された1つ以上の関心領域における全ての合計値が所定の閾値以上であった場合に、1つの着座領域に乗員がいると判定する判定部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内の空間に対応する3次元マップ上に、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、
前記3次元マップ上において、前記車室内で互いに隣り合う複数の着座領域のそれぞれについて設定され、異なる重みづけを付与された1つ以上の関心領域に出現したそれぞれの点群に対し、前記それぞれの点群の出現領域に基づく重みづけを行う演算部と、
前記複数の着座領域のうち1つの着座領域に出現し、前記重みづけがされた点群の、前記1つの着座領域について設定された前記1つ以上の関心領域における全ての合計値が所定の閾値以上であった場合に、前記1つの着座領域に乗員がいると判定する判定部と、を備える、
乗員検知装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記複数の着座領域のうち末端に位置する第1の着座領域には、
前記第1の着座領域の中央部に位置し、第1の重みづけが付与された第1の関心領域と、
前記第1の着座領域の末端側に位置し、前記第1の重みづけよりも小さい第2の重みづけが付与された第2の関心領域と、
前記第1の着座領域の、前記1つの着座領域に隣接する着座領域側に位置し、前記第2の重みづけよりも小さい第3の重みづけが付与された第3の関心領域と、が設定されている、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項3】
前記複数の着座領域のうち両側を他の着座領域に挟まれた第2の着座領域には、
前記第2の着座領域の中央部に位置し、前記第3の重みづけよりも小さい第4の重みづけが付与された第4の関心領域が設定され、
前記判定部は、
両側の前記他の着座領域と前記第4の関心領域との間の領域に出現した点群を加味することなく前記第2の着座領域に乗員がいるか否かを判定する、
請求項2に記載の乗員検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗員検知装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両制御システム等において、車室内に設置された電波センサ等により取得されるデータに基づいて、車室内の乗員の乗員を検知する技術がある。例えば、特許文献1の技術では、車室内の適正な位置に電波センサを設置して、多用途に用いられる後部座席に関しても、的確に乗員検知を行うことができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-202921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、乗員が座席からはみ出した姿勢を取った場合等に、乗員の着座位置を誤検知する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、乗員が座席からはみ出した姿勢を取った場合であっても精度よく乗員の着座位置を特定することができる乗員検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内の空間に対応する3次元マップ上に、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、前記3次元マップ上において、前記車室内で互いに隣り合う複数の着座領域のそれぞれについて設定され、異なる重みづけを付与された1つ以上の関心領域に出現したそれぞれの点群に対し、前記それぞれの点群の出現領域に基づく重みづけを行う演算部と、前記複数の着座領域のうち1つの着座領域に出現し、前記重みづけがされた点群の、前記1つの着座領域について設定された前記1つ以上の関心領域における全ての合計値が所定の閾値以上であった場合に、前記1つの着座領域に乗員がいると判定する判定部と、を備える。
【0007】
実施形態の乗員検知装置は、乗員が座席からはみ出した姿勢を取った場合であっても精度よく乗員の着座位置を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視側面図である。
図2は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視上面図である。
図3は、実施形態にかかる乗員検知システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態にかかる乗員検知システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態にかかる乗員検知システムによる解析結果の一例を示す模式図である。
図6は、実施形態にかかる乗員検知装置による乗員検知処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によりもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によりも実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
【0010】
(乗員検知システムの構成例)
図1は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内の構成の一例を示す透視側面図である。図2は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内後部の構成の一例を示す透視上面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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