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公開番号2025129722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026560
出願日2024-02-26
発明の名称車両用のドアハンドル装置
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類E05B 85/10 20140101AFI20250829BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】美感の向上を図りつつ、ラッチ解除レバーが常用の操作部材であると誤認されることを防止または抑制できる車両用のドアハンドル装置を提供する。
【解決手段】車両用のドアハンドル装置10は、車外側が開口し、使用者が車外側から指を挿入可能な凹部が設けられるガイド部材31と、ガイド部材31に対して初期位置と動作位置とに移動可能に取付けられ、初期位置から動作位置に移動することによりドアロック装置54をラッチ状態からアンラッチ状態に切替えるようにドアロック装置54と連係するラッチ解除レバー26と、を備え、凹部の内周面には、車両ドア50の車外側の面よりも車内側かつ凹部の後端部に位置し、略前方を向く後面部が含まれ、ラッチ解除レバー26は、後面部の少なくとも一部を形成する。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
車両ドアの開放が許容されないラッチ状態と前記車両ドアの開放が許容されるアンラッチ状態とに切替え可能なドアロック装置を備える前記車両ドアに取付けられる車両用のドアハンドル装置であって、
車外側が開口し、使用者が車外側から指を挿入可能な凹部が設けられる筐体と、
前記筐体に対して初期位置と動作位置とに移動可能に取付けられ、前記初期位置から前記動作位置に移動することにより前記ドアロック装置を前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切替えるように前記ドアロック装置と連係するラッチ解除レバーと、
を備え、
前記凹部の内周面には、前記車両ドアの車外側の面よりも車内側かつ前記凹部の後端部に位置し、略前方を向く後面部が含まれ、
前記ラッチ解除レバーは、前記後面部の少なくとも一部を形成する、車両用のドアハンドル装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用のドアハンドル装置であって、
前記ドアロック装置の前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態への切替わりを許容しないロック状態と前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態への切替わりを許容するアンロック状態とに切替え可能に前記ドアロック装置と連係するキーシリンダを備え、
前記ラッチ解除レバーと前記キーシリンダとは上下方向視において重畳する、車両用のドアハンドル装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用のドアハンドル装置であって、
前記筐体に対して初期位置と動作位置とに移動可能に配置され、前記ラッチ解除レバーが前記初期位置に位置すると前記初期位置に位置し、前記ラッチ解除レバーが前記動作位置に位置すると前記動作位置に位置するように前記ラッチ解除レバーと連係するベルクランクと、
前記ベルクランクが前記初期位置から前記動作位置に移動すると、前記ドアロック装置を前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切替えるように前記ベルクランクおよび前記ドアロック装置と連係するロッド部材と、
を備える、車両用のドアハンドル装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用のドアハンドル装置であって、
前記ベルクランクは前記初期位置から前記動作位置に移動することにより前記ロッド部材を下方に移動させるように構成される、車両用のドアハンドル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のドアハンドル装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される車両用のドアハンドル装置は、フレームに回転可能に取付けられる操作部材(ボタン:Taster)と、この操作部材の動きによって動作するマイクロスイッチ(Mikroschalters)とを備える。使用者は、フレームの凹部に手を挿入し、操作部材を回転させてマイクロスイッチを動作させることにより、車両ドアを開放することができる。
【0003】
さらに、特許文献1に開示される車両用のドアハンドル装置は、ラッチ解除レバー(非常操作レバー:Notbetatigungshebels)を備える。ラッチ解除レバーは、制御装置の異常などにより前記の操作部材を使用して車両ドアを開放することができない場合に、車両ドアを開放するために用いられる部材である。ラッチ解除レバーは、初期位置(Ruheposition)と動作位置(Betatigungsposition)とに移動可能に構成される。そして、使用者は、フレームの凹部を通じてラッチ解除レバーに指を掛けて引き出すことにより、車両ドアを開放することができる。なお、ラッチ解除レバーは、原則として緊急時に車両ドアを開放するためにのみ使用され、通常時には使用されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO-A1-2019/120599
【発明の概要】
【0005】
(発明が解決しようとする課題)
特許文献1に開示される車両用のドアハンドル装置において、ラッチ解除レバーの初期位置は、ラッチ解除レバーの車外側の面がドアハンドル装置のフレームに面一になる位置である。このような構成であると、ラッチ解除レバーが目立つ(特に、ラッチ解除レバーの前端部(見切り)が目立つ)ため、使用者は、ラッチ解除レバーを、車両ドアを開放するために常用する操作部材と誤認するおそれがある。また、ラッチ解除レバーが目立つため、ドアハンドル装置の美感を損なう。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的の一つは、美感の向上(意匠性の向上)を図りつつ、ラッチ解除レバーが常用の操作部材であると誤認されることを防止または抑制できる車両用のドアハンドル装置を提供することである。
【0007】
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用のドアハンドル装置は、
車両ドアの開放が許容されないラッチ状態と前記車両ドアの開放が許容されるアンラッチ状態とに切替え可能なドアロック装置を備える車両ドアに取付けられる車両用のドアハンドル装置であって、
車外側が開口し、使用者が車外側から指を挿入可能な凹部が設けられる筐体と、
前記筐体に対して初期位置と動作位置とに移動可能に取付けられ、前記初期位置から前記動作位置に移動することにより前記ドアロック装置を前記ラッチ状態からアンラッチ状態に切替えるように前記ドアロック装置と連係するラッチ解除レバーと、
を備え、
前記凹部の内周面には、前記車両ドアの車外側の面よりも車内側かつ前記凹部の後端部に位置し、略前方を向く後面部が含まれ、
前記ラッチ解除レバーは、前記後面部の少なくとも一部を形成する。
【0008】
本発明に係る車両用のドアハンドル装置においては、ラッチ解除レバーが凹部の後端部に位置し、かつ、凹部の内周面の前側を向く面である後面部の少なくとも一部を形成する。このため、ラッチ解除レバーを目立ちにくくできるから、使用者が「通常時においてラッチ解除レバーが車両ドアの開放のために使用される部材である(車両ドアの開放のために常用される部材である)」と誤認することを防止または抑制できる。また、このような構成によれば、ラッチ解除レバーとそれ以外の部分との境界が目立たないようになる(すなわち、ラッチ解除レバーの意匠部の見切りが目立たないようにできる)ため、美感の向上(意匠性の向上)を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置が適用された車両ドアの構成を示す模式図である。
図2は、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置が車両ドアに取付けられた状態を示す斜視図である。
図3Aは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の斜視図である。
図3Bは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の斜視図である。
図4Aは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の分解図である。
図4Bは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の分解図である。
図5Aは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の分解図である。
図5Bは、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の分解図である。
図6は、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の断面図である。
図7は、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の断面図である。
図8は、本発明の実施形態に係る車両用のドアハンドル装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図においては、ドアハンドル装置が適用される車両の前方を矢印Frで示し、後方を矢印Rrで示し、車幅方向外側(以下、「車外側」と記すことがある)を矢印Outで示し、車幅方向内側(以下、「車内側」と記すことがある)を矢印Inで示し、上方を矢印Upで示し、下方を矢印Dwで示す。以下の説明では、ドアハンドル装置およびドアハンドル装置の構成要素の方向および互いの位置関係については、車両の各方向を基準とする。
(【0011】以降は省略されています)

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