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公開番号2025136242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034566
出願日2024-03-07
発明の名称状態推定システム
出願人株式会社アイシン,個人
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 5/18 20060101AFI20250911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】運転者の状態変化を迅速かつ高精度に推定可能な状態推定システムを提供する。
【解決手段】状態推定システムは、移動体の運転者の心拍に関する心拍情報と運転者の皮膚電位とを取得する取得部と、心拍情報に基づく第1指標値と皮膚電位に基づく第2指標値とを算出する演算部と、第1指標値と第2指標値とに基づいて運転者の状態を推定する推定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の運転者の心拍に関する心拍情報と、前記運転者の皮膚電位と、を取得する取得部と、
前記心拍情報に基づく第1指標値と、前記皮膚電位に基づく第2指標値と、を算出する演算部と、
前記第1指標値と、前記第2指標値と、に基づいて前記運転者の状態を推定する推定部と、
を備える状態推定システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記第1指標値と、前記第2指標値と、前記第1指標値を第1軸とし前記第2指標値を第2軸とする4象限マトリクスであって前記運転者の状態の種類毎に複数の領域が設定された状態マップと、に基づいて前記運転者の状態を推定する、
請求項1に記載の状態推定システム。
【請求項3】
前記状態マップは、前記運転者が予め定められた第1要因に起因する第1漫然状態であることを示す第1漫然状態領域を含む、
請求項2に記載の状態推定システム。
【請求項4】
前記状態マップは、前記運転者が予め定められた第2要因に起因する第2漫然状態であることを示す第2漫然状態領域を更に含む、
請求項3に記載の状態推定システム。
【請求項5】
前記状態マップは、予め定められた基準時点に算出された前記第1指標値及び前記第2指標値に基づく原点と、前記原点より前記第1指標値が高く且つ前記第2指標値が高い領域である第1象限と、前記原点より前記第1指標値が低く且つ前記第2指標値が高い領域である第2象限と、前記原点より前記第1指標値が低く且つ前記第2指標値が低い領域である第3象限と、前記原点より前記第1指標値が高く且つ前記第2指標値が低い領域である第4象限と、を含み、
前記第1漫然状態領域は、前記原点を含まず、前記第1象限と前記第2象限と前記第3象限と前記第4象限とに跨るように設定される、
請求項3に記載の状態推定システム。
【請求項6】
前記状態マップは、予め定められた基準時点に算出された前記第1指標値及び前記第2指標値に基づく原点と、前記原点より前記第1指標値が高く且つ前記第2指標値が高い領域である第1象限と、前記原点より前記第1指標値が低く且つ前記第2指標値が高い領域である第2象限と、前記原点より前記第1指標値が低く且つ前記第2指標値が低い領域である第3象限と、前記原点より前記第1指標値が高く且つ前記第2指標値が低い領域である第4象限と、を含み、
前記第2漫然状態領域は、前記原点と前記第1漫然状態領域とを含まず、前記第3象限と前記第4象限とに跨るように設定される、
請求項4に記載の状態推定システム。
【請求項7】
前記状態マップは、前記第1漫然状態領域と前記第2漫然状態領域とを含まない領域内に、前記運転者が正常に運転している通常運転状態であることを示す通常運転状態領域を含む、
請求項4に記載の状態推定システム。
【請求項8】
前記第1漫然状態又は前記第2漫然状態から前記通常運転状態へ移行するための閾値が、前記通常運転状態から前記第1漫然状態又は前記第2漫然状態へ移行するための閾値より高くに設定されている、
請求項7に記載の状態推定システム。
【請求項9】
前記状態マップは、前記第1漫然状態領域と前記第2漫然状態領域と前記通常運転状態領域とを含まない領域内に、前記運転者が運転せずに座席に着座している安静状態であることを示す安静状態領域を含む、
請求項7に記載の状態推定システム。
【請求項10】
前記推定部は、前記第1指標値及び前記第2指標値から定まる前記状態マップ上のプロットの軌跡を考慮して前記状態を推定する、
請求項9に記載の状態推定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、状態推定システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両の走行支援システム等において、運転者の生体情報に基づいて運転者の状態を推定する技術が利用されている。例えば、運転者の撮像画像から検出される運転者の視線移動や眼球運動に基づいて運転者の状態(例えば漫然状態であるか否か等)を推定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-077135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、運転者に状態変化が生じてから視線移動等の外観変化が生じるまでの間には、ある程度長い時間がかかる傾向がある。また、運転者の状態変化に伴って生じる外観変化には、比較的大きい個人差が存在する傾向がある。そのため、運転者の外観変化に基づいて運転者の状態を推定する方法においては、推定速度や推定精度に改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運転者の状態変化を迅速かつ高精度に推定可能な状態推定システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態としての状態推定システムは、移動体の運転者の心拍に関する心拍情報と、運転者の皮膚電位と、を取得する取得部と、心拍情報に基づく第1指標値と、皮膚電位に基づく第2指標値と、を算出する演算部と、第1指標値と、第2指標値と、に基づいて運転者の状態を推定する推定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る状態推定システムによれば、運転者の状態変化を迅速かつ高精度に推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る車両の構成の一例を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る車両のシステム構成及びハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態の情報推定システムの機能構成の一例を示す図である。
図4は、第1実施形態の状態マップの一例を示す図である。
図5は、第1実施形態の状態マップとプロットとの関係の一例を示す図である。
図6は、第1実施形態の状態推定システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、第2実施形態の状態推定システムの機能構成の一例を示す図である。
図8は、第2実施形態の補正部により補正された状態マップの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用、結果及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る車両1の構成の一例を示す図である。車両1は、状態推定システムが搭載される移動体の一例である。本実施形態に係る状態推定システムは、車両1を運転している運転者2の状態を推定する。
(【0011】以降は省略されています)

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