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公開番号
2025136760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035586
出願日
2024-03-08
発明の名称
温度調節器
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
10/658 20140101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】組付効率が良く、セル間の断熱性能が高い温度調節器を提供する。
【解決手段】温度調節器30は、第1方向Xに沿って互いに隣り合う2つのセル12の側面の間に設けられ、第1方向Xに沿って互いに対向する第1平板部37及び第2平板部38と、第1平板部37及び第2平板部38の夫々を接続する複数の接続壁80と、複数の接続壁80を第1方向Xと交差する第2方向Yに沿って繋げるように配置された板状の断熱材90と、を備え、複数の接続壁80の内面には、断熱材90を挟む凹部81が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って並ぶ複数のセルを有するバッテリモジュールを備えたバッテリの温度を調節する温度調節器であって、
前記第1方向に沿って互いに隣り合う2つの前記セルの側面の間に設けられ、前記第1方向に沿って互いに対向する第1平板部及び第2平板部と、
前記第1平板部及び前記第2平板部の夫々を接続する複数の接続壁と、
複数の前記接続壁を前記第1方向と交差する第2方向に沿って繋げるように配置された板状の断熱材と、を備え、
複数の前記接続壁の内面には、前記断熱材を挟む凹部が設けられている温度調節器。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1平板部と前記第2平板部とで挟まれた領域を前記第1方向に区画する少なくとも1つの区画壁を更に備え、
前記区画壁は、前記第1平板部と前記第2平板部とで挟まれた領域を複数の流路形成領域に区画しており、
前記断熱材は、複数の前記流路形成領域に跨って設けられている請求項1に記載の温度調節器。
【請求項3】
前記第1平板部と前記第2平板部との間には、流体が導入される導入口に連通し、前記流体が流通する第1流路と、前記第1流路からの前記流体を折り返して流通させ、前記流体を排出する排出口に連通する第2流路とを含み、
前記断熱材は、前記第1流路と前記第2流路との夫々に対して個別に設けられている請求項1又は2に記載の温度調節器。
【請求項4】
前記第1平板部と前記第2平板部との間には、単一の前記断熱材が配置されている請求項1又は2に記載の温度調節器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリの温度を調節可能な温度調節器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:HybridElectric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in HybridElectric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)には、モータを駆動させるためのバッテリ(以下、単にバッテリともいう)が搭載されている。
【0003】
通常、電動車に搭載されるバッテリは、複数のセルが並設されたバッテリモジュールを容器に収容して構成されている。そのため、バッテリを使用すると、発熱により容器の内部に熱がこもって高温になる。バッテリは高温になると劣化が進みやすくなる。そこで、バッテリを冷却する技術が検討されてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1には、組電池用熱制御シートについて記載されている。この組電池用熱制御シートは、組電池内のセル間に設けられ、一対の板状部と、この一対の板状部の間に挟んで設けられる断熱材とを有する。一対の板状部は、セルに対向する面に、セルに向かって突出する複数の凸部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-141507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、特許文献1に記載の組電池用熱制御シートは、セル間に設けられる一対の板状部の間に、更に断熱材が挟んで設けられている。これにより、仮にいずれかのセルにおいて熱暴走が生じても、隣接するセルへの熱の伝搬を抑制し、熱暴走が連鎖しないようにしている。例えば、バッテリの温度調節を行う場合に、板状部の内部に流路を設け、この流路に流体を流通させて温度調節を行うような構成が考えられる。このような構成において、特許文献1に記載の組電池用熱制御シートのように、一対の板状部に断熱材を挟んで設けると、板状部と断熱材との位置ずれが発生してセル間の断熱性能が低下したり、部品点数の増加により組付効率の低下を招いたりするおそれがある。このため、特許文献1に記載の組電池用熱制御シートは、改善の余地がある。
【0007】
そこで、組付効率が良く、セル間の断熱性能が高い温度調節器が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る温度調節器の特徴構成は、第1方向に沿って並ぶ複数のセルを有するバッテリモジュールを備えたバッテリの温度を調節する温度調節器であって、前記第1方向に沿って互いに隣り合う2つの前記セルの側面の間に設けられ、前記第1方向に沿って互いに対向する第1平板部及び第2平板部と、前記第1平板部及び前記第2平板部の夫々を接続する複数の接続壁と、複数の前記接続壁を前記第1方向と交差する第2方向に沿って繋げるように配置された板状の断熱材と、を備え、複数の前記接続壁の内面には、前記断熱材を挟む凹部が設けられている点にある。
【0009】
このような特徴構成とすれば、凹部に断熱材を挟み込んで支持するので、第1平板部と第2平板部とで挟まれた領域を、温度調節器の外部と遮断できる。したがって、例えば第1平板部と第2平板部とで挟まれた領域に流体を流通させた場合に、外部へ流体が漏れることを防止し、断熱材によりセル間の断熱性能を高めることができる。また、接続壁に凹部を形成することで接続壁の伝熱面積が減じられ、接続壁における熱伝導を低減できる。したがって、接続壁における、互いに隣り合う2つのセルの一方から他方への熱伝導を抑制することが可能となる。さらに、凹部に断熱材を挟み込んで支持するだけなので、部品点数の増加を招くことなく、組付効率も高い。このように、本構成の温度調節器は、組付効率が良く、セル間の断熱性能が高い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
温度調節器を用いたバッテリの平面図である。
図1のII-II線の断面図である。
温度調節器を第1方向に沿って切断した断面図である。
その他の実施形態の温度調節器の断面図ある。
その他の実施形態の温度調節器の断面図ある。
その他の実施形態の温度調節器の断面図ある。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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