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公開番号2025135084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032675
出願日2024-03-05
発明の名称乗員検知装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01V 3/12 20060101AFI20250910BHJP(測定;試験)
要約【課題】フロア上に存在する乗員とシートに着座する乗員とを高精度に判別することが抑制できる。
【解決手段】乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、車室内の着座領域に対して設定される第1の関心領域に出現した点群数に対する、着座領域の前方のフロア領域に対して設定される第2の関心領域に出現した点群数の比率を算出する演算部と、第1の関心領域の点群数に対する第2の関心領域の点群数の比率が、第1の閾値超であった場合、着座領域に着座する乗員がいるか否かを判定する判定部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、
前記車室内の着座領域に対して設定される第1の関心領域に出現した点群数に対する、前記着座領域の前方のフロア領域に対して設定される第2の関心領域に出現した点群数の比率を算出する演算部と、
前記第1の関心領域の点群数に対する前記第2の関心領域の点群数の前記比率が、第1の閾値超であった場合、前記着座領域に着座する乗員がいるか否かを判定する判定部と、を備える、
乗員検知装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記着座領域は互いに隣り合う複数の座席に対して設定され、
前記フロア領域は前記複数の座席の前方領域に対して設定され
前記判定部は、
前記第1の関心領域の点群数に対する前記第2の関心領域の点群数の前記比率が、前記第1の閾値超であった場合において、前記着座領域について個々の座席ごとに設定される複数の第3の関心領域のいずれかに出現した点群数が第2の閾値超であれば、対応する座席に着座する乗員がいると判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項3】
前記判定部は、
前記第1の関心領域の点群数に対する前記第2の関心領域の点群数の前記比率が、前記第1の閾値以下であった場合、前記着座領域に乗員がいないと判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項4】
前記第1の関心領域は、
前記車室内の高さ方向において、前記着座領域の座面の高さ位置から、前記座面よりも上方の第1の高さ位置までの範囲であり、
前記第2の関心領域は、
前記車室内の高さ方向において、前記着座領域の座面の高さ位置より下方の高さ位置から、前記第1の高さ位置までの範囲である、
請求項1に記載の乗員検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗員検知装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両制御システム等において、車室内に設置された電波センサ等により取得されるデータに基づいて、車室内の乗員の着座位置を検知する技術がある。例えば、特許文献1の技術では、シートごとではなくシート列ごとに検知領域を設定することで、複数の着座位置を跨ぐように存在する乗員を高精度に検知することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-150739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電波センサ等を用いた乗員検知システムにおいて、シートに着座する乗員だけでなく、車室内に取り残されて車室内のフロア等に立位で存在する幼児等を検知したいとのニーズがある。この場合には、上述の特許文献1が課題としているシート上の乗員の正確な着座位置の把握ではなく、フロア上に存在する乗員をシートに着座する乗員と誤検知しないようなシステム構成が必要となる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フロア上に存在する乗員とシートに着座する乗員とを高精度に判別することが抑制できる乗員検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の乗員検知装置は、車両の車室内に向けて送信した送信波が前記車室内の乗員により反射された反射波に基づいて、前記車室内に存在している乗員の位置を表す1つ以上の検知点を点群として示した点群情報を取得する取得部と、前記車室内の着座領域に対して設定される第1の関心領域に出現した点群数に対する、前記着座領域の前方のフロア領域に対して設定される第2の関心領域に出現した点群数の比率を算出する演算部と、前記第1の関心領域の点群数に対する前記第2の関心領域の点群数の前記比率が、第1の閾値超であった場合、前記着座領域に着座する乗員がいるか否かを判定する判定部と、を備える。
【0007】
実施形態の乗員検知装置は、フロア上に存在する乗員とシートに着座する乗員とを高精度に判別することが抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視側面図である。
図2は、実施形態にかかる乗員検知システムが搭載される車両の車室内の構成の一例を示す透視上面図である。
図3は、実施形態にかかる乗員検知システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態にかかる乗員検知システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態にかかる乗員検知システムによるシート列前方のフロア領域における解析結果の一例を示す模式図である。
図6は、実施形態にかかる乗員検知システムにおいて、シート列前方のフロア領域に対して設定され、図5の解析に用いられる複数の領域を示す車室内の一部上面図である。
図7は、実施形態にかかる乗員検知システムによるシート列における解析結果の一例を示す模式図である。
図8は、実施形態にかかる乗員検知システムにおいて、シート列とシート列前方のフロア領域とに対して設定され、図7の解析に用いられる複数の領域を示す車室内の一部上面図である。
図9は、実施形態にかかる乗員検知システムにおいて、シート列の個々の座席に対して設定される複数の領域を示す車室内の一部上面図である。
図10は、実施形態にかかる乗員検知装置による乗員検知処理の手順の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によりもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によりも実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
【0010】
(乗員検知システムの構成例)
図1は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内の構成の一例を示す透視側面図である。図2は、実施形態にかかる乗員検知システム1が搭載される車両Cの車室R内後部の構成の一例を示す透視上面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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